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世界遺産仁和寺のお掃除事情とは

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2023年の京都市の観光客数は5,000万人を超えた(※1)。観光客が増え続ける京都のお寺では、清掃業務も複雑になってきているようだ。今回、古都京都の文化財の構成資産として、世界遺産(世界文化遺産)に登録されている、真言宗御室派総本山 仁和寺で、現在のお掃除事情や心得についてお話を伺った。

約2万坪ある境内。効率良いお掃除を心掛けています

仁和寺には僧侶を育成する機関(修行道場)がございます。修行道場では修行僧が、修行の一環としてお掃除を毎日行っています。起床は4時45分ぐらい。早朝のお勤めが終わったら、自分たちが寝泊まりしている道場をまず掃除します。朝食を食べ終わると仏教の勉強をし、昼食を食べた後にお堂を清掃することが多いです。そしてまた仏教の勉強をしますが、合間を縫って掃除も行います。夕食、夜のお勤めの後は、習ったことを復習し、夜は10時に就寝というのが1日の主なスケジュールです。

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お話を伺った、仁和寺・教学部教学課の磯矢淨悠さん

仁和寺の境内は約2万坪ほどあり、お堂も結構広く、修行僧は毎日駆け足で移動しながら掃除をしています。最近は観光客も増えてきており、限られた時間でより効率良く掃除をすることを心掛けています。

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境内の様子

お寺の掃除は、ほうき、ちり取り、雑巾を使って、というイメージがあると思いますが、境内を効率的にきれいにするというのが目的なので、最近では送風機や草刈り機など便利な機器も導入しています。主に仁和寺職員が使っていますが、特に送風機は一気に落ち葉をかき集めることができるので重宝しています。とはいっても昔から使われてきた掃除道具はその良さがあるため大事にしていて、最新の技術や機器との二刀流で清掃をしています。

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霊明殿

きれいな状態で参拝客をお迎えする

国宝の「金堂」、重要文化財の「五重塔」「観音堂」といった場所をお掃除できるのは光栄なことだと思っています。仏教用語に「伽藍(がらん)説法」という言葉があります。簡単に言えば、綺麗できちんと整備されている伽藍や境内を見ることで、見た人に安らぎを与えるということ。この考えはとても大事だと思っています。汚いものを見て嫌な思いをする方はたくさんいますが、きれいなものを見て嫌な思いをする人はいないはずです。だからこそ仁和寺はきれいな状態の境内で参拝客をお迎えして、気持ち良く帰ってもらうことを心掛けています。そのために毎日のお掃除は欠かせません。

今、仁和寺ではさまざまな試みを実践していて、お寺の文化資産を活用した体験を提供する宿坊「松林庵」もその一つです。宿坊にお泊まりのお客様には、元々は土蔵だった「食堂」(じきどう)と呼ばれる場所で食事をしていただいています。これら宿坊や食堂のお掃除も「伽藍説法」の考えを大切にし、宿泊客の方々がいい気分で帰っていただけるような清掃を心掛けています。

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食堂

「自利利他」の精神とともに貴重な文化財を残していく

仏教用語で「自利利他(じりりた)」という言葉があります。誰かのために何かをするということは自分のためでもあるし、人のためでもあるということ。お掃除することで自分が気持ち良く過ごせるだけでなく、ほかの人も気持ち良く過ごせる。また、お掃除は自分の心だけでなく、人の心も洗われるような気持ちになります。第59代天皇であり、仁和寺の初代門跡でもある宇多法皇は、「これまでの災いなどは天皇であった私の責任である。私は今、仏の子となり人々の幸せ国の安寧を祈る」とおっしゃったそうです。それが願文(願いの文)として残っています。仁和寺はそういった意味で「自利利他」を象徴するお寺だと感じています。

この教えを私たちは大切にし、参拝客の方々の心が満たされればと、日々、伽藍をきれいにし、お祈りをしています。「自利利他」の精神とともに、昔から受け継がれてきた貴重な文化財を後世に残していくためにも、きれいにお掃除をし、大事に守っていく義務が私たちにはあります。仁和寺では、門が閉まるまで誰かしらがお掃除をしています。皆さまが拝観中にお掃除をしていることもありますが、そこは多少許していただけたらありがたいです。

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宸殿(しんでん)にて

ダイソンの水拭きクリーナー「Dyson WashG1™」を試して頂きました

ダイソンが新しく発売した、掃除機がけと水拭きが一度にできる革新的な水拭きクリーナー「Dyson WashG1™」。今回、お話を伺った磯矢さんに、この新製品を実際に試して頂いた。

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——実際に「Dyson WashG1™」を使用されてみて、いかがでしたか?

「最初、このクリーナーを持った時は多少重みを感じましたが、スイッチを入れて掃除を始めるとスウーっと進むので操作は楽ですね。あと立ったまま掃除ができるので、身体や腰に負担がかからず、ご年配の方にもすごくやさしい製品だと感じました。

掃除機がけと水拭きが同時に行え、2人でやる作業を1台でできるのがすごいです。しかも水拭きは雑巾掛けと変わらない仕上がりで、床を均等に拭けるのもいいですね。雑巾をしぼる作業もいらないため、冬の掃除にもうってつけなのではないでしょうか」

世界遺産仁和寺のお掃除事情とは

——お手入れについては、どのようにお感じでしょうか?

「汚水タンクを見ると、どのくらい汚れていたかよく分かります。集められた汚水の部分とゴミの部分がしっかり分かれていて、汚水タンク、ダストトレイの取り外しもとても楽でした。手を汚さずに、汚水やゴミを捨てられるのもうれしいですね。汚水タンクも簡単に洗えて便利そうです。

そして自立するので立てかけなくていいのも、壁などを傷つけなくていいですね。このクリーナーをお寺でもほうきや雑巾と併用して使うとより効率的な掃除ができそうです」

世界遺産仁和寺のお掃除事情とは

ダイソンの新製品、水拭きクリーナー「Dyson WashG1™」

掃除機がけと水拭きが同時にできる

「Dyson WashG1™」は、面倒な水拭きと掃除機がけが同時にできる水拭きクリーナー。水拭きが必要な床の皮脂やべたつき、油跳ねを、乾いたホコリや髪の毛などのゴミと一緒にまとめて取り除く(※2)ことができる。また、立ったまま楽に掃除ができるため、雑巾がけによる体の負担を感じている方にもやさしい。

世界遺産仁和寺のお掃除事情とは
イメージ写真(以下広告主提供)

パワフルな水拭き性能を実現

クリーナーには、2つの逆回転するウェットローラーを搭載。1ストロークで汚れに2回アプローチでき、より効率的な水拭きを実現させている。それぞれのローラーが毎分250回転することで、吸引なしでパワフルな掃除性能を発揮。排気口から不快な臭いが排出されることもない。

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お手入れも衛生的で簡単

ダイソン独自の分離テクノロジーにより、集められた固形ゴミと汚水は分離される。固形ゴミと汚水を分けて捨てることができ、掃除からゴミ捨てまでを手で触れることなく手軽で衛生的に行える。ウェットローラーや内部を自動でお手入れするセルフクリーニング機能を搭載しているため、毎掃除後のウェットローラーの手洗いは不要(※3)。水のタンクは開口部が大きく、使用後のお手入れも汚水に触れずに行える。

世界遺産仁和寺のお掃除事情とは

汚れに応じて選べる4つの給水レベル

フローリング、タイル、ラミネート、ビニールの床など、水拭きできる床材に幅広く対応。汚れとゴミの種類に合わせて水分量の調節が可能で、4つの給水レベルから給水量を選べる。水分量を調節することで、日々の水拭き掃除から食べこぼし、乾燥した頑固な汚れの除去にも活躍する。また、自立式の充電スタンドで、本体を収納しながら常時充電でき、壁に固定する必要もない。

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(※4)

「Dyson WashG1™」の詳細は下記サイトをご覧ください
https://www.dyson.co.jp/floor-cleaners/wet/washg1

(※1)出典:京都市情報館ウェブサイト(https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/cmsfiles/contents/0000313/313654/hodo.pdf
(※2)実際の使用状況により異なる場合がございます。
(※3)ウェットローラーは約3回使用した後に手洗いを推奨。
(※4)写真は、ゴミや髪の毛、皮脂汚れなど、日常の掃除向けの「レベル1」

※撮影は特別な許可を得て行っております。
※本文中の感想は、個人の感想です。

仁和寺
仁和4年(888年)に創建された寺院。現在は真言宗御室派の総本山となっている。境内には国宝の「金堂」をはじめ、重要文化財の「五重塔」「御影堂」「観音堂」などが並ぶ。皇族や貴族とのゆかりが深かったため「仁和寺御殿」といわれる御所風建築物が特長。遅咲きの桜で知られる「御室桜」も有名。平成6年(1994年)に古都京都の文化財としてユネスコの「世界遺産」に登録された。

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