夏休み突入! 今年はアクティブに過ごします
一番簡単なコースだったはずが……?
黄色、白色、青色、ハイキングコースは難易度に応じて三つの色に識別されていた。当然ながら、一番簡単な黄色のコースを選ぶ。歩き始めるや否や、何やら様相がおかしいことに気づく。まず歩道がない。なだらかな道ではない。ゴツゴツとした岩の道なき道を進んでいくのである。
アラフィフ・トリオはすぐに事の大変さに気づく。それまでペチャクチャ話をしながら歩いていたが、次第に言葉は消え、互いの荒い息遣いだけが耳をつく。足元を見ないとつまずいてしまう。ひたすら下を見ながら前進し続ける。無言。足がガクガク、プルプルしている。「こんなはずじゃなかった。やっぱり山登りは嫌いだ〜」と今更ながら後悔が頭をよぎる。だからと言って引き返すわけにはいかない。こういう時に限って、絶対に諦めたくない性格が前面に出てくる。
登山客は私たちの他に誰もいない。お手洗いも、お店も、もちろん自動販売機もない。座れるような場所もない。登り続けること2時間。少し視界が開けてきた。どうやら頂上に着いたようだ。
「キモチイ〜!」なんという爽快感。それまでの苦行が噓のように、そよそよと風が顔を撫(な)で、ひんやりとした空気が汗だくのTシャツを通り抜け、経験したことのない達成感と満足感があった。先輩たちが虜になる山登りの魅力はこれか! 頂上から見渡すハドソン川の絶景を眺めながら、しばし優越感に浸る。友人たちと健闘を讃(たた)え合い、そこからは、もう怖いものなしで、スタスタと山道を歩いて3時間のハイキングを終えたのだった。
コールドスプリング駅までの20分の道すがら、頭の中は、駅前のバーで飲む生ビールのことでいっぱい。言うまでもなく、冷えたビールは最高! 声高に「乾杯」をして、一気に飲み干したのである。
家に帰って、今更ながら本日の山について調べてみると、このコールドスプリングの近辺には40種類以上のハイキングトレイルがあり、私たちが歩いたコースは、全長4.3マイルのBull Hill Short Loopだった。標高433mほどのトーラス山にあり、登山客のレビューを読むと、「West View ポイントからの景色が最高」「難易度そこそこ」「Rocky through out(岩が続く)」としっかり書かれているではないか! ちゃんと読んでおけば、もう少し心の余裕ができていたかもしれない。
こうして5時間の(余計な)街歩きと山歩きが終わった。今回の教訓は、下調べは入念に。でも、ハイキング=山登りの魅力に目覚めた! 他のトレイルもチャレンジしてみたい! 早速、娘たちに「一緒に行こうよ〜」と誘ってみると「嫌だ」と即答された。そのうち分かるに違いない。ママが言っていた「自然って素晴らしい」ってことを。
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アクティブでいいですね❤️
また山登りしたら、記事にして下さい! 楽しみにしてます‼️
私も高尾山に行きました〜✨やっぱり登る時はちょっと辛いけど性格がでますね☺️笑
諦めたくない。最後までやり抜くが原動力になりました。純子さんの表情が爽快感と達成感で抜群に素敵な写真です‼️😍❤️
是非対岸のbear mountainにもお越しください。秋の紅葉時期が見ごろです。ひそかにNY(NJ)の高尾山と呼んで毎年楽しんでいます。
私は、走って高尾山に登ったことがあります。登山は、いいですね。