夏休み突入! 今年はアクティブに過ごします
ニューヨーク在住7年目の、久保純子さん。新型コロナウイルスを経て世界がめまぐるしく変化する中での、ニューヨーク生活。家族や友人との時間、街で見かけたモノ・コト、感じたことなど、日々の暮らしを通して久保さんが見つめた「いまのニューヨーク」をつづります。
山登りに挑戦。完登できるか?
今年も長い長い夏休みがやってきた。幼稚園に勤務して2回目の夏。先生としては、たっぷりお休みをいただけるのは有り難い限りだが、親御さんは、仕事がある中、どうやって子どもたちと3カ月の休みを乗り切るか、どんなキャンプに入れようかと試行錯誤しているに違いない。娘たちが小さかった時のことを思い出す。大学生と高校生になった今は、それぞれインターンシップや語学の勉強にいそしむ、とすっかり自立して、確実に私の出番は減ってきている。
ということで、今年はいつにも増してアクティブに過ごそうと計画中。もともとじっとしていられない性格で、家でもソファに座ってゆったりするということは皆無。時間ができたら、ここぞとばかりに街探訪に出かける。前世は回遊魚だったに違いない。
最近のお気に入りスポットは、マンハッタンのど真ん中にできた室内ゴルフ場に、小説『グレート・ギャツビー』の1920年代をテーマにした参加型ショー。
そして、極め付けはハイキングだ。中学生の遠足で体験した高尾山の山登りの辛さが脳裏から離れず、この30年「ハイキング」「山登り」と名のつくものはすべて遠ざけてきた。それが、年齢のせいか?、最近、自然を愛でることにとみに幸せを感じるのである。かつて先輩方が勧めてくれていた理由が今なら分かる。日頃、運動不足解消のために歩くことは心がけているものの、運動音痴で、歩いているだけでガードレールや柱にぶつかり、ジムやエクササイズとは無縁の私。ひとまずハイキングの初級者コースからスタートしてみようと決意したのだ。果たして、完登できるか。
アラフィフの友人2人と共に張り切って向かった先は、グランドセントラル駅から鉄道で1時間半、コールドスプリングの「Hudson Highlands State Park」だ。Park(公園)だから、まあ、スニーカーは履いていくけど、のんびりおしゃべりしながらお散歩できる感じなのかな、と勝手に想像していた。甘かった。大雑把な性格で、事前の下調べをしない私が悪いのだが、この山は、ハイキングコースではなく、山登りだった。
登山開始までに、なぜか2時間
コールドスプリング駅を降りるとすぐに緑の香りに包まれた。滑り出し順調。トコトコと「Park」と思われる方向に歩き始めた。駅から30分ほど歩くと、何やらトレイルの入り口らしきサインが。記念撮影など笑顔で済ませて緑の中を進んでいくと、まもなく異変に気づく。舗装された遊歩道が続いているのである。あれ? なんかおかしい。詰めの甘さが早くも露呈。ここは文字通りただのPark=公園だったのだ。地元の人が犬の散歩をしている。苦笑しながら、ぐるっと公園を1周して、本来の目的地に向かうべくグーグル先生を取り出し調べてみると、まったく逆の方向だった。
すぐさま引き返し、Hudson Highlands State Parkに向かう。こっちじゃない、あっちじゃない、と歩き回り、結局、本来登るべき山の入り口に到着するまでに2時間が経過していた。すでに足腰に疲れを感じ始めていた。
ここから3時間。体力がもつのだろうかと若干の不安はあったが、ここまで来たからにはもう後戻りはできない。この時点で午後1時を大きく回っていたので、登り始める前にひとまずお昼休憩をすることに。腹が減っては戦はできぬ。おにぎりとお漬物で腹ごしらえし、すっかり休憩モードに入ってしまった気持ちに気合を入れ直して、いざ出陣したのである。
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アクティブでいいですね❤️
また山登りしたら、記事にして下さい! 楽しみにしてます‼️
私も高尾山に行きました〜✨やっぱり登る時はちょっと辛いけど性格がでますね☺️笑
諦めたくない。最後までやり抜くが原動力になりました。純子さんの表情が爽快感と達成感で抜群に素敵な写真です‼️😍❤️
是非対岸のbear mountainにもお越しください。秋の紅葉時期が見ごろです。ひそかにNY(NJ)の高尾山と呼んで毎年楽しんでいます。
私は、走って高尾山に登ったことがあります。登山は、いいですね。