金沢から舞鶴へ 飛鳥Ⅱで行く2泊3日の日本海クルーズ
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日本船籍最大の客船・飛鳥Ⅱによる「京都舞鶴ウィークエンドクルーズ」(4月17~19日)は、海景色を愛(め)で、歴史と音楽を楽しみ、春の食材に舌鼓を打ちながら進む風雅な船旅となりました。そして今回は、2021年3月31日に、飛鳥Ⅱの運航会社・郵船クルーズ株式会社から発表された新造クルーズ船計画についてもご紹介します。
船の上の音楽散歩と魔法のジントニック
「京都舞鶴ウィークエンドクルーズ」の出発場所は新設された石川県の金沢港クルーズターミナル。あいにくの大雨にもかかわらず、乗船時のミス百万石のお見送り、出港時のよさこいソーランと大旗振りの演舞などが、新ターミナルの機能的施設を生かして行われ、飛鳥Ⅱは華やかなムードの中、船出しました。
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乗船前のPCR検査をはじめ、感染症対策に力を入れている飛鳥Ⅱでは、現在、密が想定されるダンスなどの船上イベントは行われていません。その代わり、海の見えるラウンジ「パームコート」でお茶を飲んだり、図書室で読書をしたり、のんびりとくつろぐ時間はたっぷりあります。さらに、船内各所で多彩な音楽イベントが開催されていたのも特徴的でした。
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たとえば、「アスカプラザ」では、外国の名所を写す大型LEDスクリーンの横で「ラグーナトリオ」による、ラテン音楽の演奏を聴きながら、ちょっとした海外旅行気分に浸りました。専属プロダクションチームによるショー「バック・トゥ・80‘s」では、シカゴやライオネル・リッチーなどの懐かしい楽曲で青春時代にタイムスリップ。ショーが終われば、「パームコート」で、男女混合バンド「ヒミグ」によるムーディーな歌謡曲に昭和のロマンを感じました。夜が更けてくれば、お酒と音楽の取り合わせも心地よく、大人のムードが人気の「クラブ2100」では、バーボンウイスキーのハイボールと「アスカオーケストラ」によるビッグバンドジャズがぴったりマッチ。その隣の落ち着いたバー「マリナーズクラブ」では、ラウンジピアニスト「ロティ」のクラシック音楽からスタンダードナンバーまで組み込んだピアノ演奏も行われました。
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それに合わせて本日最後の一杯はジン・トニックを選ぶと、うれしい大発見! この船には色が変わる魔法のようなジントニックがあったのです。その秘密は、芋焼酎と30種の植物をブレンドし、本船バーテンダーが開発した「アスカクルーズオリジナルクラフトジン」。海をイメージした青いジンに、トニックウォーターを注ぐと徐々に紫色に変化するジントニックは、おしゃれな船によく似合いました。
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新ターミナル「京都舞鶴港 うみとびら」へ入港
2日目は、入り組んだ地形や島が織りなす舞鶴湾の海景色を縫って、舞鶴港の西港に入港です。そこで、朝食は、ルームサービスを注文し、自室のベランダから天然絵巻を望む「絶景朝食」を計画しました。客室係がベランダのテーブルにセットした、色とりどりの朝食と、目の前で移り変わる岬や島の朝景色は爽快そのもの。飛鳥Ⅱのスイート客室では、朝、昼、夕食のルームサービスが無料で注文できるので、客室での過ごし方もバラエティー豊かです。これも、ソーシャルディスタンシングを意識し、プライベート感覚を重視する今の時代に適していると言えるでしょう。
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