★仙石准教授らの研究成果がFrontiers in Sports and Active Livingに掲載されました
仙石准教授、平井伯昌教授(東洋大学)、石川昌紀教授(大阪体育大学)による共同研究の成果が、Frontiers in Sports and Active Livingに掲載されました。
競泳競技のコーチング現場において、選手の有酸素性能力を評価する有効な指標は複数活用されているものの、泳運動に特化した無酸素性能力を評価する指標が確立されていないことが課題となっていました。
本研究より、選手の解糖系パワーの評価指標とされている最大乳酸蓄積率の高さが、50m自由形スプリント泳の前半局面の泳タイムの速さと関係していることが明らかとなりました。また、最大乳酸蓄積率の高さは、選手がスプリント泳中に水を押す力の大きさとも関係していることが明らかとなりました。
これらのことより、最大乳酸蓄積率は競泳選手の無酸素性能力を評価する指標であることが確認され、コーチング現場において選手の能力をモニタリングする上で有効に活用できることが示されました。
本研究は、2023年度ARIHHP研究プロジェクトの成果です。
【題 名】The relationship between maximal lactate accumulation rate and sprint performance parameters in male
competitive swimmers.
【著者名】Sengoku Y, Shinno A, Kim J, Homoto K, Nakazono Y, Tsunokawa T, Hirai N, Nobue A, Ishikawa M
【掲載誌】Frontiers in Sports and Active Living
【掲載日】2024年10月22日
【DOI】 10.3389/fspor.2024.1483659
Frontiers in Sports and Active Living