【プレスリリース】征矢教授らの研究成果がMedicine & Science in Sports & Exercise (MSSE)に掲載されました
ARIHHPの征矢教授らの研究成果が国際誌「Medicine & Science in Sports & Exercise (MSSE) 」に掲載されました。
恐怖記憶はトラウマ体験の記憶の一つであり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の原因となります。本研究は、習慣的な非常に軽い運動が恐怖記憶の消去を促し、その神経分子基盤としてBDNF(脳由来神経栄養因子)が関与することを明らかにしました。
PTSD患者はうつ症状を併発していることが多く、運動継続率が低いことが指摘されています。運動継続性を担保しやすい低強度運動でも恐怖記憶消去に対し有効であるとする本研究の知見は、新たな運動を基盤とした治療・予防プログラムの開発につながる可能性があります。
【題 名】 Accelerated Fear Extinction by Regular Light-Intensity Exercise: A Possible Role of Hippocampal BDNF-TrkB
Signaling
【著者名】 Ryo Shimoda, Yuki Amaya, Masahiro Okamoto, Shingo Soya, Mariko Soya, Hikaru Koizumi, Kengo Nakamura,
Taichi Hiraga, Ferenc Torma, Hideaki Soya
【掲載誌】 Medicine & Science in Sports & Exercise
【DOI】 10.1249/MSS.0000000000003312
Medicine & Science in Sports & Exercise