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日本文学科

DEPARTMENT OF JAPANESE LANGUAGE AND LITERATURE

AOYAMA CAMPUS

常に、“現代”というまなざしをもって
日本の歳月と風土が培った作品世界に学ぼう

MOVIES 動画で知る日本文学科

FEATURES 学科の特色

  1. 学生の多様な研究心を満たす豊富な教員と集中講義

    日本文学科は、日本文学・日本語学と、それに関係の深い中国古典文学・日本語教育学とから成っています。在籍する学生の要望もまた多種多様で、日本でも有数の教員スタッフ充実度を誇ります。最も古い上代(奈良)から近代(明治以降)までの文学の領域や日本語学はもちろん、中国古典文学や日本語教育まで、ほぼ全ての分野をカバーする専任教員がいますので、みなさんが抱いたどのような研究上の疑問・相談にもこたえてくれるでしょう。さらに2013 年度から日本文学コースと日本語・日本語教育コースの2 コースに分かれ、一層充実をはかっています。

  2. 日本文学・日本語学・中国古典文学の醍醐味を学習で味わう

    2~4年生合同の演習形式の専門科目を多数開講し、みなさんが能動的に学べる環境作りを進めています。なぜなら日本文学は、講義を聴くだけの受身の学問ではないからです。先行説を広く調べ、それらと自分の考えとの相違を整理して発表し、更に学生・教員との議論を通じて、作品の読みやことばの理解が深められて行くのです。演習の現場は、発見と驚きに満ちた小宇宙です。

  3. 日本語を教えるには、日本を理解することから始まる

    日本語をまったく話せない人々にことばを教える―日本語教育の現場は、異文化が触れあう交流の場と言えます。そこで日本語教師に求められるのは、単なる指導技術だけではありません。日本の文化に関する正しい知識、そして自国のことばに対する深い理解を持った人材が、求められているのです。日本語・日本語教育コースでは、外国人留学生を対象にした教育実習などを学生が経験することで、異文化の橋渡し役となる人材になれるよう指導をしています。

  4. 海外の大学との国際交流を通して、日本文学・日本語を再発見する

    青山学院大学文学部日本文学科は、海外の大学の日本語・日本文学を専門とする学科との交流を積極的に進めています。教員間の学術交流、学部生・大学院生の共同プロジェクト(交流行事)などが行われています。海外の大学で日本語・日本文学を学ぶ人々とともに学ぶことで、日本語・日本文学を再発見します。また、互いの言語・文学・文化を深く学ぶことで、相互理解を深めます。そして、ともに人間社会の課題の解決と発展に貢献することをめざしています。

PICK UP LECTURES 授業紹介

文学交流入門

日本文学は、外国の文学や文化の影響を受けたり、外国に輸出されるなど、どの時代にも外国と交流しながら作られてきました。日本国内だけで日本文学を見るのではなく、国際的な視野から日本文学を見つめ直します。

日本文学特講Ⅰ[9]

明治期から現代までの文学作品のなかからいくつかを取り上げ、近代~現代の「生」「死」の概念とそれがもたらす効果、変容を考察します。さらに、文学作品を通して、近現代社会の規律、管理の在り方を理解します。

日本語学特講Ⅰ[1]・Ⅱ[1]

日本語とデータサイエンスの研究をします。近年非常に必要性が高まっているデータサイエンスは、コンピュータを用いて、大量のデータを分析することで、従来にない結果を得られ、AIの基礎となります。本授業によって、データサイエンスとAIの基礎を学ぶことができます。

日本語教育概論

日本語・日本語教育コースの必修科目です。国内外の日本語教育の現状や学習者の多様化、指導内容、教授法、評価法などについて学びます。視聴覚教材を活用しながら講義形式で進めますが、話し合いや課題提出など、考えながら理解を深めていきます。

日本文学特講Ⅰ[7]・Ⅱ[7]

江戸時代後期のさまざまなジャンルを取り上げて、作品を読み解きます。読本(歴史伝奇小説)や黄表紙・合巻(漫画)を中心に、その伝奇性、風刺性、寓意などを探ります。浄瑠璃・歌舞伎などの演劇や、浮世絵についても取り上げ、江戸文学との深い関わりについて学びます。

PICK UP SEMINARS ゼミナール紹介

日本文学演習Ⅰ[1] 

「書物・萬葉・交流」がテーマ。日本最古の歌集『萬葉集』と、「文学交流」(例えば、戦争、翻訳)に関わる近代詩を往還しながら、「詩」を多角的に読み解きます。書や活字による「詩」の造形性も研究します。豊饒な「詩」の世界を、各自の感性を大切にして探究する授業です。

日本文学演習Ⅰ[14] 

近現代文学の作品を取り上げ、さまざまな資料や先行論文を探し、発表や討議を実際に行うことによって、文学研究の方法を実践的に学んで行きます。研究が進むにつれて、どんどん読み方が深まっていくのを実感することができると思います。

日本語学演習Ⅱ[1]

文学作品などの身近な日本語の表現に触れながら、語用論の基礎知識や研究法を学びます。ディスカッションを通して、日本語表現の奥深さを探求していきます。