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SEMINAR LIST 研究テーマと内容
史学科のゼミナールの研究テーマと内容をご紹介いたします。
青木 敦
専門分野:中国前近代史
ゼミナール研究テーマ:中国史研究
宋・元・明・清時代の中国・朝鮮・日本・東南アジア(漢文が主だった植民地化以前も含めて)が、守備範囲。学部生として漢文・英文能力をもとに、中国や魅力的な少数民族の文化・三国志をしのぐ人間エピソード、日本史史料も駆使した日本・朝鮮・中国・東南アの関係史など、学生の創造的着想を善良でサポートします。本物の正統的歴史学を教授します。
稲垣 春樹
専門分野:イギリス近代史
ゼミナール研究テーマ:近現代イギリス史・イギリス帝国史
近現代イギリス史のゼミです。イギリス・アイルランドの歴史だけでなく、カナダ、オーストラリア、南アフリカ、インドなどの旧植民地地域(英語圏地域)の歴史についても、皆さんの興味関心に応じて、幅広く勉強することができます。歴史学の視点と方法を用いて、移民、人種、宗教、階級、ジェンダーなどの要素が密接に絡み合う現代の諸問題について、一緒に考えていきましょう。
岩井 浩人
専門分野:歴史考古学
ゼミナール研究テーマ:歴史考古学研究
ゼミでは研究論文の講読や資料見学などを通して、日本列島や東北アジアの古代社会を考古学的に研究する方法を学んでもらいます。なお、考古学の醍醐味の一つは、遺跡の発掘調査において自身の手で土中のモノを発見し、それを史料化することにあると考えていますので、座学とともに様々な調査技術を学び、フィールドワークを楽しめるようになって下さい。
岩田 みゆき
専門分野:日本近世史・幕末社会史
ゼミナール研究テーマ:幕末期の社会情勢や庶民の情報収集活動についての研究
ゼミナールでは、沿岸部の村の史料調査を行っています。教室では、撮影してきた古文書を解読し、江戸時代の村の姿を少しずつ明らかにしています。古文書を読みたい方歓迎です。
菅頭 明日香
専門分野:歴史考古学
ゼミナール研究テーマ: 自然科学的手法を用いた考古学研究
文化財科学(特に考古地磁気)を専門とする。考古学といっても、その時代を考えるには、考古学の専門書以外の文献、さらに理学的な勉強をしておくとよい。
北村 優季
専門分野:日本古代史
ゼミナール研究テーマ:日本古代史の基礎的研究―奈良平安時代を中心として―
日本古代史の研究は、どこかで「日本」という国の起源を考えることにつながっています。今の世の中をたどっていくと、長い道のりの末にちょうど濃い霧がかかっている地点が古代国家の時代なのかもしれません。勉強のおもしろさは、文献はもちろん考古学や国語学、建築学などの知識を総動員して、その〈霧〉を取り払っていくところにあります。是非、その最先端の作業をすすめてください。
後藤 里菜
専門分野:西洋中世史
ゼミナール研究テーマ:西洋中世史、心性史、女性神秘家
中世ヨーロッパにおいても、われわれと同じように人間が生を紡いでいました。属する集団との関係でこそ自分を捉えるなど、現代で言うと日本人に近いような感性も見いだされます。感性や世界観をふくめた人間学としての歴史学を一緒に切り拓いていきましょう。女性や子どもなど、歴史学研究の範疇からまだまだこぼれ落ちてしまいがちな対象に関心のある人も歓迎します。
小林 和幸
専門分野:日本近代史
ゼミナール研究テーマ:日本近代史上の政治・外交、思想、文化に関する諸問題
演習では、幕末維新期から昭和に至る各種の史料を精読し、近代日本社会への理解を深めます。政治外交から庶民の文化まで、幅広い研究が可能です。ゼミ参加者とともに行う近代史跡の見学会や、合宿では、近代史の様々な側面を考えることができるでしょう。
小宮 京
専門分野:日本現代史
ゼミナール研究テーマ:日本現代史上の政治、社会、文化に関する諸問題
戦後から現代にいたる日本の歴史について、史料読解を通じて明らかにしていきます。普段から、新聞を読む、テレビやネットを視聴するなど、日々のニュースに接して、歴史への関心を高めましょう。
杉本 陽奈子
専門分野:西洋古代史
ゼミナール研究テーマ:古代ギリシア史、古代ローマ史
古代ギリシア・ローマはヨーロッパ文明の源流とされ、その文化的遺産は現代日本においても様々な形で確認することができます。その一方で、古代社会は現代から見ると極めて「異質」な世界でもありました。現代の常識にとらわれずに柔軟に考える力を養いながら、このような社会について皆で一緒に検討していきましょう。
谷口 雄太
専門分野:日本中世史・中世東国史
ゼミナール研究テーマ:日本中世史の論文・史料研究
中世は日本がもっとも分裂していた時代です。列島各地の地域的な自立性は強く、朝廷・幕府・寺社勢力と権力主体も多様でした。まずはそうした“近代との違い”に慣れ親しんでいただきたいと思います。そのうえで、多彩な個性を持つ地域や人々は、どのようにしてひとつにまとまっていたのか、にも迫ってみたいと考えています。これは、分断ではなく共存が求められている現代の問題にまでつながってくるはずです。皆で議論しましょう。
二宮 文子
専門分野:インド・イスラーム史
ゼミナール研究テーマ: 南アジア史・イスラーム史研究
インドだけでなく、ムスリムが活動していた時代地域の勉強をしたい人を幅広く歓迎します。馴染みの薄い外国の歴史の勉強は大変ですが、色々な時代地域の歴史に触れるのは大きな刺激になります。現代の海外ニュースの背景を知るチャンスもあるはずです。好奇心を目一杯働かせてください。
安村 直己
専門分野:西洋近代史(南北アメリカ)
ゼミナール研究テーマ: 南北アメリカ、環太平洋・大西洋世界、および地中海世界の歴史に関する研究
いま、多くの人はグローバル化に翻弄されています。しかし、歴史の中に思考の原点を置くことで、グローバル化の現状を冷静に見極め、主体的に未来を構想することが可能になります。そんな原点の一つである南北アメリカ大陸史について一緒に考えてみませんか。
割田 聖史
専門分野:西洋近現代史
ゼミナール研究テーマ:ドイツ近現代史研究
「今自分たちの世界がどこにあり、どこに行こうとしているのか」。このようなことを考えることはありませんか。歴史学は、過去の事跡を暗記するだけの学問ではありません。過去を考えることで、今の私たちを探る学問です。このような問いを考えるときにもきっと役に立つ学問です。青山学院大学の史学科で、さまざまな時代・地域の歴史を学んで、自分たちの位置を一緒に考えていきましょう。
RESEARCH THEMES 学生の研究テーマ例
- 〈日本史コース〉日本古代の天皇と権力
- 〈日本史コース〉北畠氏と中世の東北
- 〈日本史コース〉江戸時代初期の水軍に関する一考察
- 〈日本史コース〉終戦期の重要地点防衛
- 〈日本史コース〉休刊する女性ファッション誌
- 〈東洋史コース〉中国大陸における移民の南方展開とその定着
- 〈東洋史コース〉カージャール朝期の旅行記
- 〈東洋史コース〉日本植民地鉄道における旅客事業
- 〈西洋史コース〉中世末期・近世初期ライプツィヒ大市における商取引
- 〈西洋史コース〉オランダ東インド会社の変容に関する一考察
- 〈西洋史コース〉イギリスの帝国主義と音楽の関係について
- 〈西洋史コース〉ナチ・ドイツの障害者「安楽死」計画
- 〈考古学コース〉古代メソポタミアにおける円筒印章の研究
- 〈考古学コース〉近世陶磁器の研究