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教育研究上の目的・ポリシー(青山スタンダード)

青山学院大学の教養教育の教育研究上の目的・ディプロマポリシー・カリキュラムポリシーをご紹介いたします。

教育研究上の目的

「青山学院教育方針」は、「青山学院の教育はキリスト教信仰にもとづく教育をめざし、神の前に真実に生き真理を謙虚に追及し愛と奉仕の精神をもってすべての人と社会とに対する責任を進んで果たす人間の形成を目的とする」としている。
青山学院大学は、青山学院の一貫した教育体系の最高の機関として、キリスト教精神に基づき人格を陶冶しつつ、高度の教養を授けるとともに、学術の理論及び応用を教授研究し、もって社会に奉仕し、文化の進展に寄与する人物を養成することを目的とする。

ディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

「青山スタンダード」による学修は、およそ青山学院大学の卒業生であれば、どの学部・学科を卒業したかに関わりなく、以下の一定の水準の技能・能力と一定の範囲の知識・教養をそなえているという社会的評価を受けることを到達目標とする。

  • 知識・技能

    学問的なものの考え方、基本的な調査・分析・表現方法、現代社会で活躍するための基本的な情報スキルを身につけている。

  • 思考力・判断力・表現力

    さまざまな学問分野の視点・手法・成果を理解し、物事について多面的、多角的に考えることができる。

  • 意欲・関心・態度

    異なる文化・社会や異なる歴史観への関心、および他者への豊かな共感をもち、積極的に社会に貢献する意欲がある。

カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)

共通教育の性質上、扱う分野は多岐にわたる。カリキュラム体系として、分野を9領域に分け、加えて初年次教育のカテゴリーを用意する 。また、さまざまな学問分野に触れる機会を多くするため、基礎的技能および本学の建学の精神にかかわる一部の科目を除き、多くを選択必修科目として配置する。各領域および初年次教育の内容は以下のとおり編成する。

  • キリスト教理解関連領域(領域A)

    キリスト教の使信、起源、および発展を理解することにより、世界史におけるキリスト教の宗教的、社会的、道徳的、学術的、経済的、政治的、また狭義の文化的影響と意義をキリスト教の立場から考察する。

  • 人間理解関連領域(領域B)

    哲学、倫理学、心理学、教育学、文化論、芸術論、文学、言語学、人類学など人文諸科学を通じて、人間とは何かを学ぶ。

  • 社会理解関連領域(領域C)

    社会がどのようなしくみとシステムによって成り立っているのか、また、どのような社会的課題があるのかを理解する。

  • 自然理解関連領域(領域D)

    自然現象を探求する行為、及びそれによってもたらされる科学的・合理的思考と応用とを理解し、科学的発見と技術開発が人間生活や社会に与える影響や変化を多面的に考える。

  • 歴史理解関連領域(領域E)

    歴史の中で政治や経済、法、学問、文化、言語などがどのように構成されてきたのかを理解し、人類史、文化史、自然史といったマクロな歴史的洞察を深める。

  • 言葉の技能(領域F)

    日本語はもとより英語をはじめとする諸外国語についてのスキルアップをめざす。

  • 身体の技能(領域G)

    自分の身体についての基礎知識や身体技法に関する知識を獲得し、生涯にわたってスポーツに親しむことの出来る能力や健康な生活をマネジメントする能力の修得をめざす。

  • 情報の技能(領域H)

    情報化社会を生き抜く上で必要なIT(Information Technology)に関する技法やメディアリテラシーの修得をめざす。

  • キャリアの技能(領域I)

    将来、社会人として活躍するために、様々な職業の実態を具体的な事例を通して学び、また職業人に必要なスキルを身につける。

  • 初年次教育

    大学で学問を学ぶ意義や個々の学問の目的、手法について学習し、さらに職業観、勤労観などを育成する。