フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan | 報告書類 | 協議会WG報告書 | Google Chrome 77 および Mozilla Firefox 70 におけるアドレスバーの表示変更について (2019/09/27)

~ フィッシングとは実在する組織を騙って、ユーザネーム、パスワード、アカウントID、ATMの暗証番号、クレジットカード番号といった個人情報を詐取する行為です ~

HOME > 報告書類 > 協議会WG報告書 > Google Chrome 77 および Mozilla Firefox 70 におけるアドレスバーの表示変更について (2019/09/27)

協議会WG報告書

Google Chrome 77 および Mozilla Firefox 70 におけるアドレスバーの表示変更について (2019/09/27)

2019年09月27日

2019 年 9 月 10 日にリリースされた 「Google Chrome 77」 よりアドレスバーの表示が変更されました。表示変更の理由として、Chrome Security UX チームは、独自の調査と学術研究の調査を通して、EV 証明書の表示がユーザーを意図したとおりに保護していないという判断をしました。
また、この Google の判断により Mozilla も 10 月にリリースする 「Mozilla Firefox 70」 より同様の表示変更を行う予定です。
しかし、Google は同時に EV サーバ証明書の価値に変化はないと認めており、CA/B フォーラムでも引き続き EV 審査の徹底が議論されています。

 

Google セキュリティブログ
https://chromium.googlesource.com/chromium/src/+/HEAD/docs/security/ev-to-page-info.md

 

Chrome 76 (Windows)

 

Chrome 77 (Windows)

 

なお、Apple はすでに Safari に同様の変更を、iOS12 および macOS 10.14 より行っています。
また、表示変更に伴う、各ブラウザによる SSL / TLS サーバ証明書の表示の違いについての詳細は、後日公開する予定です。

 

<証明書普及促進 WG>
主査:田上 利博 (サイバートラスト株式会社)
副主査:稲葉 厚志 (GMO グローバルサイン株式会社)
副主査:駒場 一民 (一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター)

<会員組織>
阿部 貴 (デジサート・ジャパン合同会社)
石川 堤一 (キヤノンマーケティングジャパン株式会社)
伊藤 健太郎 (一般財団法人日本情報経済社会推進協会)
加藤 孝浩 (トッパン・フォームズ株式会社)
白岩 一光 (株式会社日本レジストリサービス)
林 正人 (デジサート・ジャパン合同会社)
平澤 悠士朗 (セコムトラストシステムズ株式会社)
山賀 正人 (CSIRT研究家)

<本件に関するお問い合わせ先>
■フィッシング対策協議会 (JPCERT コーディネーションセンター内) 事務局
フィッシング対策協議会 (一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター内)
E-mail :

 

<報道関係からのお問い合わせ先>
一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター 広報
E-mail: