ここでは、仕込みから大島紬ができるまでの主な工程を紹介しています。大島紬の製造工程は実際には30~40の工程があり、多くの人々の技と力と知恵が結集され、長い年月を刻んだ後にはじめて誕生します。微細な絣に染められた糸が寄り添って織り成される色と柄。だからたった一本の狂いがあっても完成できないのが大島紬なのです。
そんな気の遠くなる作業の課程には職人たちの喜怒哀楽が映され、人々を魅了する深い光と格調をそなえています。そして柔らかく軽く暖かい独特の風合いを染め込み織り込んでいくのです。