崖の上の引退したボーイング、宿泊施設に改造し観光の目玉に バリ島
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【9月16日 AFP】インドネシアのバリ(Bali)島の崖の上に今週、観光客を呼び戻そうと、引退したボーイング(Boeing)737型機が運び込まれた。
ニャンニャン(Nyang Nyang)ビーチに近い崖の上まではクレーンを使って運び、数十人がかりで組み立てた。
機体を所有するバリ在住のロシア人起業家フェリックス・デミン(Felix Demin)さんは、観光客向けの宿泊施設に改造する予定で、人気の写真スポットになることを期待している。
新型コロナウイルスの流行で、インドネシアは2019年に外国人観光客の受け入れを停止したため、観光業は大打撃を受けた。デミンさんは、バリ島の観光業復興の一助になればと話す。
デミンさんはAFPに対し、金属スクラップとして中国に売却予定だった旅客機を最近購入したと語った。
必要な許可を取得し、1週間かけて崖の上まで運んだという。
バリ島では7、8月に新型ウイルスの新規感染者と死者が急増したが、当局は今週から一部規制を緩和している。(c)AFP