放射線育種について:農林水産技術会議
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農林水産技術会議

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放射線育種について

植物は、自然放射線の作用によっても突然変異が起こることがあります。放射線育種は、このような効果を活用する手法であり、1950年代から利用されています。

世界で初めて放射線育種による実用品種となった水稲品種「レイメイ」

日本では古くから水稲について耐冷性品種の開発が行われ、1931年、1934年の冷害にともなう大凶作により、更なる品種開発が進められ、耐冷性品種である「フジミノリ」が育成されました。しかし、「フジミノリ」は草丈が高く、倒れやすい欠点があったことから、放射線育種により「フジミノリ」の耐冷性を維持しつつ、草丈が低く耐倒伏性を持つ「レイメイ」が1966年に育成されました。

育成情報

「フジミノリ」へのガンマ線照射による突然変異系統を1966年に「レイメイ」と命名。

育成機関

青森県農業試験場藤坂支場(現:地方独立行政法人 青森県産業技術センター農林総合研究所)

特徴

「フジミノリ」の耐冷性、耐病性など優れた特性を残しつつ、より短稈で耐倒伏性を持ちます。

普及状況

1969年には約14万ha栽培されました。

放射線育種に係るよくある質問(Q&A)はこちら

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究開発官(基礎・基盤、環境)室

担当者:総括班
代表:03-3502-8111(内線5871)
ダイヤルイン:03-3502-0536

農林水産技術会議事務局研究企画課イノベーション戦略室

代表:03-3502-8111(内線5860)
ダイヤルイン:03-3502-7408