トムという名の少年は、3 歳にして、人間が生涯で一度味わうかどうかの苦しい経験をしました。子ども時代、彼のベッドの下に怪物がいたわけではありません。しかし、それよりも、言葉では表現し得ない現実の恐怖に苛まれていました
トムは姉から虐待を受けました。それだけでなく、兄が妹に性的暴行を加え、その妹が目の前で自殺する光景を目にしています。そして、彼は、母親の死と父親に捨てられたことを受け入れ、ずっと悲しみと共に生きねばなりませんでした。
しかし、トムはひとりぼっちではありませんでした。2019年、彼はADRA児童センターに入ります。そこでセラピーを受け、新しい服、新しい靴、清潔なベッド、温かい食事、きれいな水、学用品などを提供されました。
トムは言いました。
「家族が僕に対して望むこと以上に、自分が人生において何かを欲することはない」
皆さまのサポートのおかげで、ADRAは彼が新しい人生を掴むチャンスを作ることができました。
皆さまの寛大なギフトを活用することで、トムのような苦しみを抱えた子どもたちに必要なケアを施し、さらには彼、彼女らの人生をサポートすることが可能となります。
皆さまの助けがあれば、他の子たちもトラウマを克服し、心を癒し、人と人との絆を大切に歩んでいけるようになるーーーADRAはそう信じています。
どうか引き続き、温かいご支援を宜しくお願い申し上げます。
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