2024年11月08日 19時23分
2023年7月の記録的大雨で甚大な被害を受けた秋田市で6つの河川が特定都市河川に指定されました。県内では初めての指定で河川の氾濫を防ぐためハード・ソフトの両面から対策を講じます。
2023年7月の記録的な大雨で秋田市では住宅約6000軒が浸水したほか川沿いの歩道が崩落し1年以上に渡り通行止めになるなど甚大な被害を受けました。
これを受け県は8日太平川や旭川、新城川など旧雄物川流域の6つの河川を特定都市河川に指定しました。指定されたことで河川の流域では舗装など雨水が地面に染み込みにくくなる開発を行う際雨水を一時的にためる施設や地下に浸透させる施設の設置が義務付けられます。
また、県は秋田市と協働で2025年度中に水害対策計画を策定する予定でその計画に基づき河川改修を行うことで国からの補助金を受けやすくなるということです。
県河川砂防課は「気候変動による浸水リスクが高まるなか数十年先を見据え住民や民間事業者が一体となってハード面・ソフト面ともに水害対策を講じたい」としています。
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