着物と猫とカネコ系 てんてんさんから1年前の退院祝いで、オーダープリント使った帯、その他諸々を頂きました!!
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2021-05-23

てんてんさんから1年前の退院祝いで、オーダープリント使った帯、その他諸々を頂きました!!

―――――――本日、ようやくカラッと快晴になりましたわ、関東。

…ええ、天気が悪くて外の寄せ植えに灰色かび病が多発しておりますのよ…

まあ、どのみち今の寄せ植えは梅雨までの寿命のものばかりなんだが。

でもせいぜい6月までは生き延びてくれ。


さて、今月は2回に分けててんてんさんから色々と頂いておりましてね。

こちらで記事にする前に速攻でコーデに投入している小物等もございますが、まずは昨日届きたてホヤホヤの帯から紹介しますわ~

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菱田春草の『柿と黒猫』(正式タイトル忘れた(笑))をオーダープリントした生地で貼り付け帯に加工してくださった!!

…実はワタクシ、『好きな絵柄とかをオーダープリントしてそれで帯作ればすんごく安上がりで他にはない品、作れるじゃん』と思い付いて2本ほど作って、それ以来ぱったりと作らなくなっておりました。

作りたい絵柄があったのに、帯に加工するためには絵柄の位置を変えなくてはならず、それがワタクシのパソコンでは加工ソフトがないために無理、と思われたからだ。

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それがこの絵。

超警戒している黒子猫に柿の絵ですが、これ、そのままだとお太鼓に柿と黒猫の両方入らないんですよねえ。

柿と黒猫の位置をもっと近寄らせないと。

そして前帯にも柿と黒猫を入れたいところですが、もちろんこのままだとどちらかの柄が犠牲になるしか…

で、この柄で帯作りたいなあ…と思いつつ、数年パソコン内にこのデータを保存し続けておりましたが、その間居内商店さんで同じ柄の恐怖黒帯(…こんな変換が出た…)いや、京袋帯が出たりして、『いっそこれ買った方がいいんじゃないか…』とか思っておりました。

ところが。

『そろそろ退院から1年になりますし、お祝いとしてオーダープリントで帯を作って差し上げたいと思うのですが、何か希望の絵柄等はございませんか?』との申し出!!

しかもデータ制作はその道に長けているてんてんさん実弟にやらせる(笑)とのことで、こりゃ渡りに船。

数年間温め続けてきたこの柿と黒猫、希望の柄配置を指定して、後はてんてん姉弟に託したのだった。

そしてちゃんと帯として完成させて送ってくださったものが上の画像でございます~

すげえ!!イメージ通りの帯ですよ!!

お太鼓に柿と黒猫がちゃんと入り、前帯にも柿と黒猫がしっかりと。

手先にちらっと黒猫が潜んでいるのもポイント(笑)

…うーむ、果報は寝て待てとは言うが、本当に自力で稚拙な画像加工したデータでオーダープリント、そして帯作りしなくて本当によかったー!!(笑)

焦らなくても、このように数年後に思いがけぬ幸運に見舞われることがございます。

ワタクシ、常々『アンティークもの、諦めずに地道に狙い続けていれば、そのうち必ず欲しいものが手に入る時が来ます』と経験に基づいて語っておりますが、このようなハンドメイドものでもそれは適用されるようです。

…人生、往々にして『諦めが肝心』なことが多いですが、それでも『諦めない』でいると、それなりに幸運は舞い込むようです。

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同じ柄で手提げバッグも作ってくださいました~! 至れり尽くせり。


そして帯の他に頂いたもの~

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くすんだオペラピンク×ターコイズみたいな色の三分紐。

この色の組み合わせの帯締め、ワタクシ活用し過ぎて崩壊寸前になっておりましたので、同じ色の三分紐も頂けてラッキー!!

そしてここ数年、ぱったりとリサイクル着物店で見掛けなくなった帯を締めるときの必需品『帯揚げ止め』。

これは消耗品なのに本当にリサイクルで安く見つからず、正規の値段800円くらいで買おうかと思っていた(笑)

ピンポイントで必要なものを見つけては送ってくださるてんてんさんでございます。


こちらは5月頭に送ってくださったものの数々。

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箱の展開図(笑)の柄の夏銘仙。

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朝顔柄の帯、ってことでしたが…これ、カラーだと思われ(笑)

カラーの帯の方が珍しいのでは…

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そしてワタクシがガンガン使うターコイズの帯締めに、京都の『伊藤組紐店』の三分の正絹真田紐。

それから『かんざし沼に沈めてやろう…』との意図の元(笑)、櫛、かんざしの本までもが(笑)


てんてんさん、本当にありがとうございましたー




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サブタイトルは「おさん様とおはるちゃん」ですわ😆

正式名「柿に猫」だったか…情報があまり出て来ないんですが、私の中では「子猫時代のおはるちゃんと、背後からネットリした視線で見つめるおだん様」のつもりで作りましたわ〜😆(おだん様は黒猫ではなくハチワレさんだがそこはイマジネーション力でおだん様のお姿を投影してくだされ)
ええっ⁉️この赤い帯カラーでしたか😱⁉️
葉っぱがビミョーな形だけど、開花し始めた朝顔に見えてました…😱すすすすびばぜん…😹
帯揚げ止め、お探しの金属タイプの物はたまに骨董市で見かけた記憶があるのでまた再開されたら気をつけて見ておきますわ〜🤗

誤変換すみません

おさん様じゃねえ、おだん様だよっ!😱

てんてんさん

調べたら別の柿と黒猫が一緒の絵の方が『柿と猫』でしたわ。…この絵は『黒猫』。有名なのは『黒き猫』とややこしいったらありゃしない(笑)

ねっとり視線のおだん様の系譜は今、みたらしさんに脈々と受け継がれておりますわー(笑)

朝顔にしては妙に高さがある、と思ったので朝鮮朝顔?とか思いましたがあれは花が逆さまですし…花びらに切れ目が入ってるのでカラーではないかなあ、と。

帯揚げ止め、合皮ベルトのものはぶっちぎれるのも早いので、『ぶっちぎれた合皮ベルト部分を改造してしつこく使い続ける』方法をこれが壊れたら考えたいと思います(笑)

あ、そうそう。何か載せ忘れたと思ったらばモンブランクリーム!!

画像撮ってあるのに載せ忘れましたわ、すみませぬ~

逸品ですわ~!!

ホントにもう、逸品ですわね。
なんてかわいらしい💛

私も長年あすかさんやほかの方々のブログでプリント帯を見るたびに「うらやますいぃ~~」と思っておるのです。
画像をベストなサイズで、かつ無駄なく配置するという技術がなく、若冲とかゴッホとか、息子の絵とかを帯にしたいと思いつつも実現できず。
フォトショとかillustratorとかのソフトを買って勉強するべきかと思っております。

前帯が秀逸~~

あすかさん、こんにちは
てんてんさんのオーダープリントはすごいと思ってたけど、こう言う事が出来るってやっぱ素晴らしいっ!(*^▽^*)。原画の配置のままですと、思い通りにならないけど、これは、てか、これこそオーダーならではですね!お太鼓のみならず前帯も楽しめますね~、あぁどんなコーデになるんだろう、楽しみです(^^♪

ネコチャン!!

さすが品があるネコちゃん!
そしてとても使いやすそうです!!

>>アンティークもの、諦めずに地道に狙い続けていれば、そのうち必ず欲しいものが手に入る時が来ます

・・・これ格言ですね!私も巡回がんばらねば!

アンティーク着物復刻含めた、こういう画像加工は、パソコン用に再度描かなければいけないので、手間かかるのですよね。
手描き感が大事なのでイラレよりフォトショのほうがいいかも。

私も趣味でアンティーク刺繍半衿をミシン刺繍で復刻中です。
あすかさんのようになければ作る精神リスペクトでいきますよ~!

てんてん親分はもはや職人!

それにしても黒猫ちゃん帯のあまりの出来の良さにうなるばかりです。
そして他の品々もなんと細やかな気遣い!

帯作りの合宿の帰りには必ず「帰り道にお食べなさい」と手作りのおにぎりやサンドイッチを持たせて下さる。
「母も祖母も亡くなって私にはこんなことしてくれる人はもういないと思ってたけどありがたいなぁ」と嬉し涙を抑えつつ、阪急電車の中でかぶりついている亜雅紗でございます。

羽衣牡丹さん

そう、、元々パソコンに内蔵されてるものですと、ひたすらマウスで目分量な出来上がりのデータになるんですよねえ。

きっちりとした正しい画像加工ソフトとペンタブがあれば随分違うと思います。…でもそれらをわざわざ買うほど、他に使い道はないし…ってことで数年放置なデータでございました。

ふでぺんさん

てんてんさんは今やオーダープリント女王でございますよねえ(笑)

日本画、元々ぼやーんとした絵の感じですから、このようなオーダープリント向きなんですよね。プリント、多少は輪郭がぼやけて滲む感じになるから。

画像加工そのものは決して難しいものではないと思うんですけど、プリントされた生地にきっちり収まるように配置ってのがセンスが問われるところ。

秋、の柿の時期までにじっくりコーデを考えますわ~

yuyukichiさん

『アンティークは一点もの』って、これ嘘ですよね(笑) …よくセールストークで言われてることなんですが。

銘仙なんかはそもそもが当時の大量生産品ですし、上等の染めのものだって、同じ柄、色違いとかままあります。

何か集めようとすると、焦ってその時期だけ必死に追い求めてしまいますが、短期間で集中して集めようとすると高くつく&妥協で、なんだかもやもやが残る結果になるんですよ。

10年単位の長いスパンで気長に集めよう、と思ってると、本当にそのうちとんでもないお買い得価格で手に入ったりします。

―――――と云うわけで、私も残るは『アンティークの猫の刺繍帯』くらいですが、まだ出会えてないのであきらめずに待っております(笑)

あらま、アンティーク復刻柄ってば、その柄をスキャナーで取り込んで、色指定を所々変えていくだけかと思ってましたわ(笑)

確かに手間ではあるんですが『何もない所から1から柄を考えて描いていく』ってのはかなり才能がいる事なので、復刻柄の方が比較的誰にでも手が出しやすいと思います。

しかしアンティーク復刻刺繍半衿!

あれは凄いですねー! 1枚だけですから相当高くつくと思います。

とにかく悉皆屋さんから、刺繍オーダーまで、よく調べて実行されてるなーと感心しております。

亜雅紗さん

ええ、まさかここまでイメージ通りの品が、しかも速攻で出来上がって届くとは!!

…ワタクシが柄配置のイメージ、として送ったメモ書きなんて、すげえ下手くそさですのよ(笑)


本当にもう、ここまで気遣いの人ですと、人に気遣うばっかりでご本人は不遇なことが多いと思うんですよ。

尽くし尽くされ、ってのが理想ですが実際は尽くしっぱなし、尽くされっぱなしってパターンばっかりだから。

ワタクシもてんてんさんの御恩に報いなくては…ととりあえずはにわさぶれでも仕入れておこうかな、と(笑)

圧倒

師匠もすごいといつも感動していますがてんてんさんの軽やかな仕事ぶりも凄みがあります。亜雅紗さんの 最早職人 という表現に納得します。

師匠の着こなしが楽しみです。
プロフィール

あすか

Author:あすか
…むっちりみたらし女王陛下。

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