2013-09-30
9月の浦和の骨董市は、久々に着物で。
―――先週の土曜は浦和の骨董市でございましたのさ。
日射しは強いが湿気は少なく、着物で出かけるにはいい感じ。
いい日和なのにお店が少ないわ~と思ったら、よく考えたら川越の骨董市と同じ日であった。
しかし1時半に着いた時点で、天気もいいのにお客の入りに見切りをつけたのか、さっさと撤収作業してるとこも多く…
んが、撤収作業中の店から発掘したお買い物、ございますよ、はい(笑)
百合に秋草とかの刺繍が入った可愛い絽帯は1000円@渋い着物ばかり薦めてくるオヤジの店(笑)
――――さて、毎回骨董市では歩かず、一番の大荷物に成り下がる小僧ですが。
今回はミニカーが不作でろくなもんがなかったものの、とりあえず200円のを1個入手しただけで満足したようだ。
そして戦利品を肴に、飲み喰いする小僧。
こんな和やかな画像が撮れる始末さ(笑)
2013-09-28
見た目があまりにも涼しげだが、実際は今くらいの気温に着るべき綿レース着物コーデ、じゃなくってトンボコーデでしたね、はい…
ああ、ここ数日の朝夕の冷え込みったら何事でしょうか。
これくらいなら袷でもいいんじゃないか、時間帯によっては。
…夏場は暑くてヅラ、被れないので、ヅラ着用ってことで季節がわかるんですが、あからさまに季節を主張している花が足元にもございます(笑)
最近の撮影場所、近所のお堂の脇、彼岸花が咲く場所だったのだ。知らなかったぜ。
…これで毎年、彼岸花コーデを撮る寺にまで行かなくてもよくなったと云うものだ(笑)
今回のコーデは赤が挿し色なので、彼岸花の前で撮ってみた次第。
でこのコーデだが、つーか着物だが、これだけ風穴だらけなのに決して涼しくはないのだ。
―――――故に、この着物が登場するのって次はいつになるだろう…
トンボコーデな筈なのに、すっかりトンボが影を潜めてしまった着姿でございました。
2013-09-25
9月も終わりに近いのに、思いっきり夏テイストなトンボコーデ…
―――ええ、暦の上での着物ルールに忠実な御方なら『そろそろ単衣も終わりねえ…』と単衣の身辺整理を始める頃でござんすが。
そこはそれ、ワタクシでございますので、今頃、絽満載(笑)の夏のコーデをアップなのですよ。
で、トンボコーデをしようにも、トンボ柄が入ってるのは浴衣くらいしか持っておらず、その浴衣も微妙な柄なもんだから結局着物はトンボから離脱。
確か川越の栄屋さんだかで1000円の、青地のレース着物をチョイス。
菊、と云うよりマーガレットっぽい可愛いレースの柄なんですが、決して涼しくないのがレース着物。こんなI穴だらけなのにさ(笑)
帯も栄屋さんで1000円だった、萩とトンボ柄。
前帯のトンボ柄と並べて、強引にトンボであることを主張させているのは、先日作ったトンボのつまみ細工。
帯のトンボがあまり存在感がない色合いなので、つまみ細工でトンボ作っておいてよかったっす。
2013-09-24
行き当たりばったりつまみ細工、第3弾、トンボの帯留めがないなあ…で作ってみた(笑)
毎日毎日ちまちまとつまんでおりますのでねえ。どんどん作品が増えておりますが。
さて今回は、トンボのコーデをしたくって、しかしポイントとなる帯留めを持っていなかったワタクシ。
『うーん、蝶のつまみ細工のアレンジバージョンでそれらしいの作れそうだがのう…』とひらめいたのでございます。
―――何故か蝶の形のつまみ細工の作り方、どの本見ても載ってるんだもの。
――――胴体を短くして、目玉のビーズを取り、翅となる部分のつまみを増やせば蝶になります(笑)
つまむパーツは翅の4つだけなので、こりゃ楽勝と思いきや。
…いえね、レーヨン縮緬の小風呂敷を帯揚げにした時に出た余り布を使ってみたわけですよ。
ところがこの素材ってばぶわぶわと厚く、しかも柔らかいのでクセも付きにくく、何とかつまんでみたものの重ねつまみにしたせいもありやたらとボリュームが出てしまい、これで胴体が短かったら蝶になってしまうところであった![](https://blog-imgs-111.fc2.com/w/w/i/wwide1225/blog_import_5ccac55f36de6.gif)
![](https://blog-imgs-111.fc2.com/w/w/i/wwide1225/blog_import_5ccac55f36de6.gif)
まあ、今回は美しいつまみ細工を目指すと云うより、とにかく『トンボに見えるものが必要』だったので、甚だ微妙な仕上がりではあるものの目的は達成だ。
――――ちゅーか一番微妙なのは、このいきなりの涼しさ通り越して寒いくらいの気温なのに、思いっきり夏のトンボコーデを着よう、ってとこなんだが(笑)
…てなわけで、次回、夏テイストたっぷりのトンボコーデ、出ますよ~ん(爆)
2013-09-22
『芙蓉と猫』浴衣との最終決戦は、久々のなんちゃって日本髪。
――――これだけ暑い日々が続いたのだから開花が遅れるかと思ったら、彼岸に合わせてバッチリ咲きましたねえ、彼岸花ってば。…ここ数年の異常気象で植物の方の経験値も上がったのかしら。
さて、そんなお彼岸でございますが、未だに夏の浴衣のコーデでございますよ(笑)
が、今回は4カ月ぶりの盛り髪ベース使ったなんちゃって日本髪。
先日作った行き当たりばったりつまみ細工の菊、割といい仕事してますでしょ?
久々に結ったもんだから、すっかり手順を忘れてて『えーっと、どっから手を付けるんだっけ…』としばし鏡の前で立ち尽くしておりましたが、思い出せばあとは手慣れたもので20分くらいで結い終わり~
で、なんで日本髪なのかっつーと、その理由がこちら。
……そうか、このかんざしたちがこの浴衣を呼び寄せたか(笑)
そんな浴衣の着姿がこちら。
しかし短期間で3回もこの浴衣を着たもんだから、さすがに着付けのコツがわかって来て1回目に着た時に比べたら雲泥の差ですな。
コツをつかんだらシーズンが終わり、再び季節が巡って着ることになったら、きっとまたとんでもない着付けに戻っているであろう。
ともあれ、この浴衣との闘いは済んで、秋の日は暮れたのでございます。…その後、雑に洗われ、適当に押し入れにほうり込まれた浴衣であった。
2013-09-20
行き当たりばったりつまみ細工第2弾、使ってない帯留めに紅葉をプラス!
今回は、着物初心者の頃に作ったものの、初心者ゆえに使いもしないものを作ってしまい、ずーっと帯留めぶち込み箱の隅でひっくり返っていた、これ。
――――実はつまみ細工の中でも紅葉が特に好きなあっし。
舞妓扮装した時も、紅葉のつまみ細工かんざしがワンサイズ小さいかつらに付いてたので(取り外せない仕様になっていた)、無理を言って小さいサイズのかつらを被らせて頂いたくらいだ(笑)
あっちゃこっちゃいびつだが、それでも曲がりなりにも紅葉にはなっているであろうか…
つまみ方そのものは一番簡単な『剣つまみ』っつー、正方形を三角に折っていくだけのものなんだが、この生地2色使いってのが超面倒。
1片に生地1枚で済むところが、2枚必要な上に、サイズを微妙に変えねばならず、小さいパーツなんざそれはそれはもう大変。
今回使った生地は解いた着物の八掛&紅絹でございますよ(笑)
汚れてるアンティークの八掛や裏地の紅絹は、再利用しようにも使い道がなく、持ってても持て余すだけだが、つまみ細工をする者にはこれほどいい素材はない(笑)
着れる着物だろうがなんだろうが切り刻んでしまう『パッチワークおばさん』とか『裂き織りおばさん』は、アンティーク者の不倶戴天の敵であったのだが、気が付きゃ『ああ、あの着物のあの部分、いい色だわ~切り抜きたいわ~』と思っているあっし![](https://blog-imgs-111.fc2.com/w/w/i/wwide1225/blog_import_5ccac5364084d.gif)
![](https://blog-imgs-111.fc2.com/w/w/i/wwide1225/blog_import_5ccac5364084d.gif)
…人間はつくづく身勝手なものでございます…
2013-09-19
今年はこれで見収め!撫松庵の『芙蓉と猫』浴衣コーデ第3弾。黒猫だらけ~なお上品コーデ♪
そんな訳ですので、夏の香りが漂うコーデは本気でさっさと着終わらねばなるまいよ。
…今年の夏の対戦相手であった、撫松庵の『芙蓉と猫』柄浴衣。
この第3弾コーデが3戦目にして最終決戦でございます、今年は。
…短期間で3回もこの浴衣の着付けをしてるので、トルソーちゃんに着せるのもかなり手慣れて参りましたな(笑)
この帯、骨董アンティークフェアで7000円で手に入れた珍品中の珍品ですが、たれに目立ちまくるシミがあったのを自力でなんとか手直しして締められるようにしたものの、この私らしからぬお上品すぎるテイストから『…一体どんなコーデで登場させるやら』と密かにお蔵入りを心配する声が囁かれていた品。
半衿はひめ吉さんの『黒猫とツタ』柄の絽。
と、半衿は絽ですが、帯揚げ帯締め類は夏物にあらず。
白地に水色の桔梗柄の絞りの帯揚げに、浴衣の芙蓉の葉の色に合わせて、帯締めはボルドー。…もうここだけは秋の風情ですわ。
――――ええ、もう、最終決戦にふさわしい、あっしらしくないコーデでございますでしょ(笑)
つまり3戦したものの、あっしはこの浴衣に負けたっつーことですわ(爆)
2013-09-17
啓蒙着物なおっさんパジャマチェックコーデ(笑)、その厳しき啓蒙への道…
―――とうとう『おっさんパジャマ』が定着し、千鳥ちゃん半衿がメインだったはずなのに、おっさんパジャマと云う単語に掻き消されてしまいましたが(笑)
さて、そのおっさんパジャマコーデの着姿でございます。
……あまりにも自分に馴染みがないコーデで、いいんだか悪いんだか判断が付きかねますが。
しかし着物に馴染みのない方々に、威圧感を与えるような柄でも素材感でもないはずだ。
足元は全面布貼りで草履風、でもギンガムの下駄と100均の夏物水玉柄足袋靴下。
このように足元も小物類もポップにし、何を思ったか髪型までも謎のポップ?なアレンジにしたのだが。
……ええ、この恰好で子育て支援センターに行ったのざます。それは啓蒙着物着てる時のお馴染みコースですので。
まあ、子育て支援センターっつーところは来る人の入れ替わりが激しくってですね、毎日のように入り浸ってはある日突然来なくなる、と云う人が多く、あっしのように週1,2回通いを1年以上も続けている人の方が珍しいんだが。
で、この日は最近の毎日入り浸りメンバーだらけだったようで、あっしとはほとんど話したことがないような人ばかり。
彼女らにしてみれば、『たまにしか来ないヤツが何を思ったかいきなり着物で来やがった』てな困惑ぶりであったのであろう。
…あっしにしてみれば、彼女らが入り浸り始める前から地味に、ポツポツと着物で通って来ているんだがな。
しかし今回の出来事でよくわかったことがある。
『若く、スタイルに申し分のない人は着物に興味がない』つーこと。…だって、若くてスタイル抜群だったら、洋服着てて充分満足できるじゃん。
着物に興味を持つのは、若くても、ちと体型が気になる…とかスタイル良くても年齢が高めのママ(笑)で、要するに『洋服が、なんだか微妙な気がする~』な自覚症状を抱えている人なのですわ。
啓蒙着物、そのコンセプトは『着物に縁のない若い世代に着物を啓蒙する』なのだが、実際それで興味を持つのは『あっしが啓蒙せんでも、そのうち自力で着物に辿り着く』ような人ばかりであった…
2013-09-15
着てみたら、藤にしか見えなくなってた芭蕉コーデ…
9月も半ばになりましたが、未だに紗のコーデを着ているのでございます(笑)…暑いんだもの。
あ、でも綿レース(これも夏には暑過ぎる着物…夏用なのにさ)着物のコーデがまだ残っていたんだわさ。
つーわけでまだまだ夏の香りの残るコーデが出て来やがるわけですが、先日アップの芭蕉コーデ…のはずだったコーデ、着てみたらこんな感じでしたのさ~
上前の裾部分がしっかりと藤の風情を漂わせております…他の部分は破れかぶれ芭蕉なんだけど(笑)
まあ、浴衣に藤柄が当たり前のようにある昨今、紗で藤柄でも気にするのは本人だけのような気もするが。
今回、さすがに紗で透けるので、夏の間は着なかった筒袖半襦袢を着たらば、補正着着てるかのようなまともな着姿になった…
そんなことを思いながら撮影場所のお堂からよろよろ帰って来てみれば
縁台の上でボーっと座っていたデブ子、あっしを見るなり踵を返してたるみまくった腹を揺らしながら家に帰ってしまったのだった…おのれ…
2013-09-13
『今頃!?』コーデはまだ続く…今度は千鳥ちゃん半衿使いたさの、おっさんパジャマチェックに千鳥コーデ♪
――――確実に日が短くなって夕方6時にはかなり暗い昨今となりましたが。
まあ、でも数日の涼しさから、一転、またしても夏日が復活致しましたので、こんなコーデアップしても許されるであろう。
…どんよりと暗い色彩のアンティークの単衣の千鳥柄の着物、持ってるんですが、こちらの可愛い半衿には何となく合わなくって、千鳥柄の気配が一切ないただのおっさんのパジャマ風な青系チェックの綿着物が登場。
これも5年ぶりくらいかな、登場するのは。実家近くの激安着物店で500円だったか、1000円だったか…忘れたが安かったことには間違いない(笑)
今、子供サイズの袷着物を単衣の大人サイズに直している、あっしに勇気を与える凄まじい縫い方だ(笑)
…だって裾なんて、仕付け糸かと思ったくらいだぜよ~すっごい大雑把で。でも着てて特に問題ないんだから、着物は案外どんな縫い方でも崩壊しさえしなければ着られるものらしい。
千鳥に青海波…つーより秩父連山ってかんじの生地の帯は自作の作り帯。
樹脂粘土の千鳥ちゃん帯留めに、帯揚げは半衿と水玉つながりでダイソーのスカーフ(笑)
帯締めの色に悩んだが、帯の中の色に近いものを選んで無難~な感じにまとめてみた次第。
――――あっしがこのような無難なコーデにまとめ、生き物柄が配置される時、それはすなわち啓蒙着物コーデでございましてね。
ちょっくら涼しくなったので、啓蒙着物、復活でございます~
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