紅葉がきれい!晩秋の宮若市山口をぶらり散策 | うらたつ観光協会
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紅葉がきれい!晩秋の宮若市山口をぶらり散策

宗像市との境界線からほど近い、宮若市の山口地区にやってきました。

一口に山口といっても、西の端は緑深い谷間の村ですし、東は九州道が通る里村で、場所によって随分と雰囲気は異なります。今回はそのうち、比較的開けた後者をめぐっていきましょう。

宮若市山口の風景

宗像市から伸びる県道401号線沿いを行くと、ススキが沢山密集している場所を見つけました。山口地区にはススキ、オギ、ヨシ、ダンチクなど、秋を代表するイネ科植物が沢山自生しています。

宮若市山口の風景

山口交差点の近くから福間方面、すなわち西側を眺めると、2時すぎだというのに橙色の夕陽が差し込んでいました。ひと月の間に、ずいぶんと日没の時間が早まりました。冬は刻々と近づいているのです。

遠賀川水系山口川

県道30号線沿いには遠賀川水系の山口川が通っています。

山口川をわたる橋に出てくると、そこにはオギの群落が広がっていました。ススキによく似た花をつけるオギですが、細長く独立した茎と白っぽい小穂で見分けることができます。

遠賀川水系山口川のダンチク

山口川にはダンチクも沢山生えています。あまりにも沢山生えているため、ときおり川の流路をふさぐ厄介者として、数年おきに浚渫で除去される存在です。あまりにも生命力が強く、除去しても残った茎からすぐに生えてきます。そして大きな株になり、また川の流路をふさぐのです。

そんなダンチクは秋に花をつけます。海沿いでは荒涼とした姿をさらすダンチクも、内陸部ではやや穏やかな姿に映ります。

宮若市山口に鎮座する伊久志神社

県道30号線と小原集落の間には小さな森があります。30号線を通っているといつも気になる存在として目に入り、いつか近くまで行きたいと思い、今回立ち寄ってみました。

森の正体は神社でした。その名も「伊久志神社」といい、水田のど真ん中に存在する鎮守の森は、あたかも水田の海に浮かぶ島のようにみえます。秋になると境内の銀杏の木が色づき、夏場とはまた異なる姿を見せてくれます。

神社の様子を見たところで、今回の散策は完了です。

撮影日:2017年11月
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