今年も中学からの悪友や、古い仲間から喪中ハガキ多数、
それを機会に疎遠になり、年賀状のやりとりも年々激減です。
12月 高校生時代の今頃は、郵便局のバイトで大忙しでした。
元旦に年賀状を間違いなく お届けするため、
鉄の塊のような 貨物自転車(変速ナシ)に郵便物を満載し、
目黒川から 権之助坂 400mの登りを 立ちこぎで、
配達ルートを覚えるエリアは 意外に広大でした。
通信手段は 黒い電話と電報があったが 郵便全盛期、
膨大な郵便物の他に 年賀状を配るとなりゃ大仕事。
雨? 冬の関東は晴天率が 高かったのが 幸いでした。
(写真は 八幡野温泉郷きらの里にあった自転車・イメージ)
多くのお宅は 100万円の札束以上に 厚い年賀状となり、
ギュッと縛って ポストに入らないじゃん!と、
高校生にしてみりゃ お年玉に頼らず稼げ 身体も鍛えられ・笑
世間的にも 大量の年賀状を配達する 重要な労働力でした。
昔は、学校や職場でも「住所録」を配って、
そうそう、ダイビング旅行なら ログブックという、
その日に潜ったデータを 記録する日課がありますが、
私のは 旅先で 一緒に過ごした 人達の住所録にもなってまして、
一期一会とはいえ、年賀状のやりとりは活発だったんですよ。
今や職場で住所録は御法度!仲良しでも住所は知らなかったり、
この10数年は 新たに年賀状のやり取りは ないですね。
そういや ハワイの現地で知って 仲良くサーフィンをして、
「写真を送りましょうか?」と言ったら
「けっこうです」サッと よそよしくなって 去って行ったのは、
Twitterやら フェイスブックが 流行ってからですね。
SNSは良い面もあろうが 会って話せばなんて事なくても、
政治宗教、野球など 微妙で気にさわる事を書けば、
簡単にあっけなく関係が冷めてしまう SNS時代の弊害、
便利で手軽とは裏腹に 年賀状の時代が懐かしく思えますよ。