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しごと百科

資格

介護職員初任者研修かいごしょくいんしょにんしゃけんしゅう

介護職の入門資格です。高齢の方や障がいを持つ方の食事や着替えなど、生活で必要な介護術と知識の基礎を身につけた人が持つことができます。

参考: 介護職員・介護支援専門員(厚生労働省)

介護福祉士かいごふくしし

老人ホームやホームヘルパーの業務を担う人で、介護に関する技能や知識を身につけていることを認定する国家資格です。医療機関との連携が求められる介護の現場で、専門知識を有する介護福祉士は重要な存在です。

参考: 介護福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)

危険物取扱者きけんぶつとりあつかいしゃ

消防法に定められた危険物を取り扱うための国家資格です。甲種(こうしゅ)乙種(おつしゅ)・丙種(へいしゅ)の3つに分けられ、取り扱うことができる危険物が異なります。

参考: 一般財団法人 消防試験研究センター

甲種危険物取扱者こうしゅきけんぶつとりあつかいしゃ

消防法で定められたすべての危険物(乙種第四類の危険物を含む)を取り扱うことができる資格です。
危険物取扱者甲種を受験するためには受験資格を満たす必要があります。

参考: 一般財団法人 消防試験研究センター

乙種第4類危険物取扱者おつしゅだいよんるいきけんぶつとりあつかいしゃ

第1類~第6類まで分類される危険物取扱者乙種の第4類にあたる資格です。一般に乙4(おつよん)と略称されることが多く、主にガソリンやアルコール類などの引火性液体を取り扱うことができ、ガソリンスタンドなどで活用できる資格です。

参考: 一般財団法人 消防試験研究センター

丙種危険物取扱者へいしゅきけんぶつとりあつかいしゃ

乙種第4類危険物取扱者の特定の危険物のみ扱うことができる資格です。(ガソリンや軽油など)

参考: 一般財団法人 消防試験研究センター

警備員指導教育責任者けいびいんしどうきょういくせきにんしゃ

警備員の指導、教育を行う能力があることを認定する資格です。取得には警備業務に関する知識、技術を身につけている必要があります。

参考: 警備業関係のお知らせ(長野県警察)

建築施工管理技士けんちくせこうかんりぎし

建築現場での作業の工程、品質、コスト、安全などを管理するために必要な国家資格です。この資格には1級と2級の等級があり、等級が上がることで、より大規模な建築現場で管理業務を行えます。

参考: 技術検定制度(国土交通省)

交通誘導警備業検定こうつうゆうどうけいびぎょうけんてい

道路工事の現場などで安全に交通誘導を行うことができる技能や知識を認定する国家資格です。1級と2級の等級があり、1級は2級を取得し、1年以上の実務経験を持つ人が受験でき、他の交通誘導警備員の指導や管理を担うことができます。

参考: 警備業関係のお知らせ(長野県警察)

準中型自動車免許じゅんちゅうがたじどうしゃめんきょ

最大積載量の4.5トン未満、車両総重量7.5トン未満の車両を運転できる自動車免許です。年齢が18歳以上の方から取得することができます。

中型自動車免許ちゅうがたじどうしゃめんきょ

最大積載量の6.5トン未満、車両総重量11トン未満の車両を運転できる自動車免許です。年齢が20歳以上の方で普通自動車免許または準中型免許を2年以上保有する方が取得することができます。

大型自動車免許おおがたじどうしゃめんきょ

積載量6.5トン以上、車両総重量11トン以上の車両を運転できる自動車免許です。21歳以上の年齢の方で普通自動車免許または準中型免許を3年以上保有する方が取得することができます。

社会福祉士しゃかいふくしし

身体や精神(心)に深い悩みがある人の相談を受け、助言や援助を行うための能力を認定する国家資格です。

参考: 社会福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)

情報処理技術者じょうほうしょりぎじゅつしゃ

企業や組織でITシステムを開発する技術者やITを利用する人などITに関わる人が活用できる国家資格です。試験区分ごと専門の知識と技能を持っていることを認定します。

参考: 情報処理技術者試験(IPA 情報処理推進機構)

精神保健福祉士せいしんほけんふくしし

社会復帰を目指す精神(心)に病を持つ人にとって支えとなる存在です。

精神科病院などで社会復帰を目指す患者の相談を受け、助言や援助を行うための能力を認定する国家資格です。

参考: 精神保健福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)

鉄筋施工技能士てっきんせこうぎのうし

鉄筋工事の技術や知識を認定する国家資格です。3級から1級までの等級があり、等級が上がるにつれ、鉄筋工事に関する高度な技術、知識を持つことを認定します。

参考: 鉄筋施工技能士(厚生労働省 技のとびら)

電気工事士でんきこうじし

住宅や学校、インフラなど生活に欠かせない建物や場所で電気を使うための工事を行うことができる国家資格です。

電気工事士の資格には第一種と第二種があり、第二種では一般家庭のコンセント、照明などの施工ができます。第一種では第二種に加えて、工場などで使用する高電圧の電気を扱うための施工ができます。

参考: 電気工事士(経済産業省)

とび技能士とびしょくぎのうし

主に建築現場での高所作業を行うとび職の技術を身につけた人が持てる国家資格です。3級から1級までの等級があり、3級は受験するための条件はありませんが、2級、1級を受験するために必要な実務経験の年数は、下級の資格を取得しているかどうかによって異なります。

参考: とび技能士(厚生労働省 技のとびら)

土木施工管理技士どぼくせこうかんりぎし

土木工事現場での作業の工程、品質、コスト、安全などを管理するために必要な国家資格です。この資格には1級と2級の等級があり、等級が上がることで、より大規模な土木工事現場で管理業務を行えます。

参考: 技術検定制度(国土交通省)

社内制度

インターンシップ

実際の企業での就労体験です。インターンと略すこともあります。就職を考えている学生に対して、企業が仕事の楽しさや、やりがいを感じてもらうために仕事の体験プログラムを提供するものです。

インターンシップへの参加を採用の条件としている会社もあります。

OJTオージェーティ

On the Job Training(オン ザ ジョブ トレーニング)の略称です。従業員が実際に業務を経験しながら、仕事の知識や技術を学ぶようにする方式です。それに対してOff-JT(オフジェーティ)は、集合研修などの形で、仕事から離れて教育を行う方式です。

キャリアコンサルティング制度せいど

労働者が自身の適性や能力、関心などに気付き、企業内および社会における仕事の視野を広げ、自身の仕事の能力開発、自己理解をすることを手助けする企業の制度です。

労働者が社会や企業内の仕事について理解することで、自身に合った仕事を主体的に選択することを期待し制定されます。

参考: キャリアコンサルティングの活用・効果(厚生労働省)

自己啓発支援制度じこけいはつしえんせいど

企業独自の支援制度で、従業員が資格取得や講習会の勉学の時間で能力を高め、成長し、仕事に活かしてもらうためものです。具体的には受講料等の金銭面を企業が負担したり、就業時間中に講習会に参加することを認めたりすることなどが挙げられます。

社内検定しゃないけんてい

企業が従業員の技能や資格を認定する独自の制度です。企業によっては賃金が加算されたり、昇進や特定分野の仕事を行うための条件となっていたりすることがあります。

メンター制度せいど

新入社員や若手社員の成長を図る企業内の教育制度です。上司ではない年齢の近い先輩社員など、相談のしやすい人がメンター(助言者)となり、話し合いや助言によりメンタリング(精神的な面などでのサポート)をします。

フレックスタイム制度せいど

従業員が始業、終業、労働時間を決めることができる制度です。介護や育児などで通常の勤務時間では勤務が困難な場合でも、仕事を続けることが可能になります。普通はフレックス勤務を行う場合、事前に申請が必要になります。

年功序列ねんこうじょれつ

年齢や勤続年数を重ねることで、給料や昇進など待遇が上昇するような人事制度です。

保険

介護保険かいごほけん

40歳から加入する保険制度です。65歳以上の高齢者で介護が必要になる場合や、40歳以上65歳未満で病気を抱え介護が必要になる場合に備え、保険料を支払うことで、お金を受け取れる仕組みです。

健康保険けんこうほけん

国民全員が加入する医療保険です。保険料を払うことで、けがや病気をしたときの医療費の負担を減らすことができる仕組みです。

自治体が運営する国民健康保険と、企業や保険組合が運営する健康保険があります。

建築業退職金共済けんちくぎょうたいしょくきんきょうさい

建築業を担う企業が加入する共済制度です。建築業界の企業に勤める人の労働日数に応じた掛け金を企業が支払うことで、企業に勤める人の退職時に退職金が支払われます。

参考: 建築業退職金共済事業本部

厚生年金保険こうせいねんきんほけん

会社員や公務員が加入する年金制度です。国民年金の加入者が企業に入社すると、一般的には厚生年金に切り替えを行います。

雇用保険こようほけん

企業と会社員が加入する保険制度です。企業の倒産や解雇により、仕事がなくなってしまった場合に備え、保険料を支払うことで、再び仕事を得るまで、お金を受け取れる仕組みです。

自治体が運営する国民健康保険と、企業や保険組合が運営する健康保険があります。

中小企業退職金共済ちゅうしょうきぎょうたいしょくきんきょうさい

単独で退職金制度を持つことが難しい中小企業が加入する共済制度です。国の掛け金助成を利用して企業が掛け金を支払うことで、企業に勤める人の退職時に退職金が支払われます。

参考: 中小企業退職金共済制度(厚生労働省)

労働災害保険ろうどうさいがいきんほけん

「労災」とも呼ばれます。企業が加入する労働災害補償保険のことを指します。労働者の通勤から業務における万一の事故によって、けがや病気を負ったり、死亡してしまったりした場合、本人または家族にお金が支払われる保険制度です。

仕事

管理職かんりしょく

経営者と一体的な立場に立ち、労働者を指揮監督したり、予算を執行したりして組織の一部または全体の運営にあたる人を指します。

時給制じきゅうせい

企業が労働者の労働時間に応じて定めた給与額を支給する給与形態です。

日当制にっとうせい

企業が労働者の労働日数に応じて定めた給与額を支給する給与形態です。

月給制げっきゅうせい

企業が一か月ごとに定めた給与額を労働者に支払う給与形態です。

建設業用語

現場管理げんばかんり

作業現場での業務全体を管理します。例として、工事完了までのスケジュールや作業の日程といった工程を管理したり、建築や土木の現場で、機材や設備の点検を行って安全に作業が行えるようにしたりすることです。

公共工事こうきょうこうじ

国や都道府県が主導で行う道路や水路、橋梁、公共施設などのインフラを整備するための建設工事です。

施工管理せこうかんり

作業現場で施工を円滑に行うために、全体計画を立てたり、資材や人材を集めたり、工程の進行を管理したりします。複数の現場を統括管理することもあります。

大工だいく

建築現場で主に木材を専門に扱う職人のことを指します。

土木作業どぼくさぎょう

土木、建築の現場において人の手や重機を駆使して地形を加工し、道路や建築物の地盤をつくる作業を指します。

製造業用語

NC旋盤エヌシーせんばん

コンピュータで数値制御をすることで、自動的に指定した形の切削加工ができる旋盤です。何度も同じ形状で加工が可能なので大量生産を行うことができます。

NCはNumerical Control(ニューメリカル コントロール)の略称です。

押出成形おしだしせいけい
プラスチックの原材料を加熱して溶かし、金型から押し出してプラスチック部品を成形する技術です。
CADキャド

Computer Aided Design(コンピュータ エイデッド デザイン)の略称で、コンピュータによる設計支援を指します。工業製品や機械の部品などを設計する際に、コンピュータのソフトウェア(CADソフト)を使用し、設計や図面作成を行います。また、CADソフトを使用することで、3DCG(三次元コンピュータグラフィックス)が利用可能となり、立体的に見ながら設計することで効率化が図れます。

金型かながた

材料を指定した形にするための型枠で、主に金属で作成されます。溶かした材料を中に流し込んだり、押し当てて圧力をかけたりすることで形を作ります。
身近なところでは、タイ焼きの型も金型です。また、ほとんどのプラスチック製品は、金型に溶かしたプラスチックの原料を流し込むことによって製造されます(射出成形中空成形押出成形など)。流し台のステンレスや、自動車のボディなども、プレス加工時に金型が使われています。

参考: 日本金型工業会の金型の説明

治具じぐ
材料を加工するときに、材料を機械の所定の位置に固定したり、切削位置を正確に合わせたりするために使用される工具です。治具は製造するものに合わせて作成されるため、大量生産はされません。
なお、日本語のようですが、英語の "jig" に漢字を当てた言葉です。
射出成形しゃしゅつせいけい
プラスチックの原材料を加熱して溶かし、金型に流し込むことでプラスチック部品を成形する技術です。
旋盤せんばん
金属や木などの材料を高速に回転させ、専用の工具で切削を行う設備のことを指します。
一般にこのような加工を切削や切削加工と呼びます。
多能工たのうこう
一種類の作業ではなく、複数の種類の工程や作業を担当することができる作業員のことです。
働く側のメリットとしては、担当することができる仕事の幅が広がること、仕事全体が見通りやすくなること、会社からの評価が高くなること、転職に強くなることなどが挙げられます。
企業側のメリットとしては、作業量の偏りを減らして平準化することができること、人材不足に対応しやすくなることなどが挙げられます。一方、企業側の課題として、多能工の育成には時間がかかること、人事評価が難しくなることなどが挙げられます。
もともと製造業の分野の用語ですが、近年では建設業や宿泊業、小売業など、他の分野でも使われてきています。
中空成形ちゅうくうせいけい
プラスチックの原材料を加熱して溶かし、金型の中で内側から空気を吹きかけてプラスチック部品を成形する技術です。ブロー成形とも呼ばれ、主にペットボトルなどの液体容器の成形をします。
マシニングセンタ
切削工具を回転させ、水平方向、垂直方向に動かすことで加工を行う設備です。コンピュータによる数値制御を行い、切削工具の自動交換の機能も備えています。
マシニングセンタで効率よく加工をするためには、切削工具の交換回数を減らす設計にするなど取り扱いにはノウハウが必要となります。
レーザー加工機かこうき
レーザーを使用し、プラスチックや金属、木材といった様々な資材に切断や刻印を行う設備です。

その他の業界用語

意匠設計いしょうせっけい
作成する製品や建築物などの形状、色、模様などを、人の好みに合うように工夫して定義することです。デザインとも言います。
SEエスイー
System Engineer(システムエンジニア)の略称です。ソフトウェアの開発、システムの運用、データの保守、ネットワークの構築などの仕事をします。
産業廃棄物さんぎょうはいきぶつ

企業の事業活動によって生じた廃棄物です。特に、廃棄物処理法に定められた20種類の廃棄物、または爆発性や毒性、感染性のある廃棄物(特別管理産業廃棄物)を指します。

参考: 産廃知識 廃棄物の分類と産業廃棄物の種類等(公益財団法人 日本産業廃棄物処理振興センター)

仕様書しようしょ

作成する製品や建築物などの要件、機能、性能などを定義する資料です。

仕訳しわけ

企業でのお金の動きを、簿記のルールに従って記録することを指します。

または、荷物を分類するという意味でも使用されます。

設計書せっけいしょ

作成する製品や建築物などの形状、機能、構造などを定義する資料です。

ピッキング

物流の現場で倉庫から注文を受けた商品を必要な数だけ集める工程です。

ソフトウェア

コンピュータで行う処理内容を定義するプログラムや、その中で使用するデータのことを指します。WindowsやAndroidなどの基本ソフトウェアや、メールやWebブラウザーなどのアプリケーションソフトウェア(アプリ)などがあります。

養生ようじょう

作業行う際に、対象物や周囲に汚れや傷がつかないように覆って保護することを指します。

コンクリートや接着剤などが、十分に強度が出るまで力をかけずに保護するという意味でも使われます。