リスキリングの目的は「現職で役立つスキルアップ」約6割、独立意向は1割超|「マイナビウーマン」
お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

リスキリングの目的は「現職で役立つスキルアップ」約6割、独立意向は1割超

#おしごとニュース

エボル

独立・開業支援事業を行うアントレはこのほど、自社社員37名に対しリスキリングの実態調査を実施しました。

リスキリング施策を実施の中小企業は約4割、浸透に課題

Reskilling Camp Companyの6月の調査*1によると、リスキリング施策の実施率は、全体で約4割の傾向を維持し、大企業が先行している実態が見えています。

リスキリングの効果を実感している企業は7割を超える結果となり、リスキリング活用の認識が広がっています。

ただし、予算確保などの観点から中小企業では大企業ほどリスキリングへの取り組みが進んでいないという課題も浮き彫りになりました。

*1 パーソルイノベーション/企業におけるリスキリング施策の実態調査 (2024年6月版)

リスキリング応援制度を活用している自社社員は5割

同社は、独立起業の情報サイト運営を行う企業。独立情報サイトの「アントレnet」をはじめとするサービスを通して独立・起業を検討する人に向けて独立・起業・副業など多様な働き方の選択肢を紹介しています。

また多様な働き方推奨の一環として、従業員に向けスキルアップ機会を目的としたリスキリング応援制度を準備しています。

スキルアップにつながるリスキリングに対し、従業員ひとりあたり年間10万円の支援を実施。人事に申請し、スキルアップにつながると承認を受けたリスキリングに活用が可能です。

今回、制度開始から2期が経過したことで、はじめて自社社員に制度活用の実態調査を実施しました。

制度を活用したか

アンケートの結果、8月時点での制度の活用者の割合は、対象者のうち5割を超え、9月末(同社の期末)の期間までに活用予定を入れると、利用率は68.8%となります。

リスキリング内容はスクールの受講・有料セミナー等が約3割で、同率1位

制度活用の内容

リスキリング応援制度を活用した理由の内訳をみると、スクールや有料セミナー受講、書籍購入が約3割と並び同率1位に。書籍購入者の約6割が資格取得、スクール受講と併用活用しています。

具体的なリスキリングの内容はマーケティング37.5%、Webデザイン25.0%

リスキリングの種類 ※職種別

具体的なリスキリング内容を見てみると、Webサービスを主体とするアントレではマーケティングやWebデザインが上位の結果に。

職種別にみると、営業職では100%がマーケティングの学び直しが人気となり、企画職ではWebデザイン、ライティング、動画編集が上位となりました。

リスキリングの目的は、現職で役立つスキルアップが約6割。独立意向は12.5%

リスキリングの目的

リスキリングの目的を見てみると、1位は「現職に役立つスキルアップ」56.3%、2位は「今後のキャリア構築に向けて現職では学べない知識の習得」37.5%。「副業」が25%(全体4位)、「独立のため」12.5%(全体6位※同率)となり、働き方の選択肢を広げる目的で活用している様子も見られます。

スキル習得時間は「50〜100時間未満」が最多31.3%、現職に生かせているが8割

スキル習得時間/スキルは現職で生かせているか

スキル習得時間は「50〜100時間未満」が最も多く、次いで「10時間未満」が25%に。

「現職にスキルが生かせているか」の質問には8割が「生かせている」と回答、成果が出ているという結果になりました。

調査概要

【リスキリング制度活用 実態アンケート】
アンケート回答者:37名(7月末までに入社した従業員を対象に実施)
※うち、制度利用の対象外5名を抜いた32名を有効回答数としています
回答期間:2024年8月8日〜19日

(エボル)

※この記事は2024年09月06日に公開されたものです

エボル

ネットを中心にさまざまなサービスやビジネスを創造する企業。特にコンテンツ開発分野においては、さまざまな分野で活躍する多彩なライター陣と経験豊かなエディターを中心に各ネットメディア向けて最適化された、品質の高いコンテンツを企画制作しています。マイナビウーマンではニュース記事を担当。
https://e-vol.co.jp
https://pro-web.jp

この著者の記事一覧 

SHARE