世界初の水中スパも。まるで天国のようなモルディブのリゾート|「マイナビウーマン」
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世界初の水中スパも。まるで天国のようなモルディブのリゾート

#女子のココロを癒すモルディブ「ウェル旅」

小浜みゆ

仕事を頑張るために、働く女子に必要なのは「癒やし」。「シンガポール経由でモルディブへ。働く女子の心を癒やす『ウェル旅』レポ」に続いて紹介するのは、モルディブ旅行で悩みに悩む「リゾートホテル選び」です。

モルディブには165軒ものリゾートがあり、選択肢がとっても豊富! 今回はモルディブの中でも、働く女子にぴったりのリゾート3軒をピックアップ。この記事では、世界初の海中スパで極上のトリートメントを受けられる「Huvafen Fushi(フヴァフェンフシ)」の魅力をお届けします。私は初めてのモルディブで未踏の地に不安もありましたが、着いてしまうと、そこは天国でした。

スピードボートで行ける、夢の島。アクセス便利な「Huvafen Fushi」

Huvafen Fushiはモルディブの首都・マーレやヴェラナ国際空港がある「北マーレ環礁」に位置するリゾート。ナカックチャフューシという自然の島が1島丸ごとホテルの敷地で、全46棟すべての客室にプールがついています。ちなみにHuvafen Fushiとは、モルディブの言語で「夢の島」という意味。ドリーム・メーカーと呼ばれるスタッフが、夢のような滞在を心地よくサポートしてくれます。

アクセスはヴェラナ国際空港からスピードボートで約30〜40分。飛行機から降り、「Huvafen Fushi」のカウンターに行くと、スタッフがスピードボートまで案内してくれます。空港を出た瞬間に目の前が港になっていて、何も迷うことなくボートに乗れました。ボートは事前予約制で、乗り合いの場合、往復$450前後が目安。そのほかプライベートスピードボートを手配することも可能です。雨季はスピードボートが揺れることも多いので、酔い止めを飲むのがおすすめ!

ボートにしばらく乗り、見えてきたのはエメラルドグリーンの美しい海と白い砂浜に囲まれた島……! 下船するとすぐに迎えのスタッフが来て、そのまま宿泊する客室に向かってチェックインしました。Huvafen Fushiではエントランスや客室などの建物はモルディブ産ヤシの葉が使われた伝統的な茅葺き屋根となっており、自然と一体化したような空間もとても素敵でした。

ホスピタリティを大切にするHuvafen Fushiは「全室バトラー付き」で、モルディブで初めてバトラー制度を導入したリゾート。島内のバギー移動やレストラン予約などあらゆる旅のサポートをしてくれます。今回、担当してくれたバトラーはNaadiさん。ちょっと不安なことがあった時もすぐに対応してくれて、とっても心強かったです!

ずっとここにいたい……鳥が遊びに来るヴィラに滞在

客室は全6タイプあり、私はヨーロッパ人に人気の高い「DELUXE BEACH BUNGALOW WITH POOLS」に宿泊。インフィニティプールやグローバルダイニング「CELSIUS」などがあるメインエリアから近く、バギーを呼ばなくとも徒歩で行き来できる便利な立地です。広さは約196平米、定員3人。

DELUXE BEACH BUNGALOW WITH POOLSの大きな特徴が2つのプール。1つはビーチ側にあり、インド洋の美しすぎる海を眺めながら水遊びを楽しめます。自然そのものを大切にしているHuvafen Fushiではさまざまな生き物に出会うことができ、私のバンガローのプールにはよく鳥が水を飲みに来ていました。まさに、絵に描いたような楽園……!

センスあふれるデザインのバスルームはダブルシンク&シャワーブース&バスタブ付き。Huvafen Fushiは20年以上愛され続けているリゾートですが、2023年10月に大規模な改修が行われ、客室も洗練された内装にリニューアルされました(一部の客室は現在も進行中)。

バスルームの先に見えるのが、もう一つのプール。こちらは完全に外界と区切られたプライベートな空間なので、周りを気にせずリラックスできます。しばらく、ここから動きたくありませんでした……。

バスアメニティはDIPTYQUE(ディプティック)のシャンプー・コンディショナー・シャワージェル・ハンドウォッシュ・ボディーローション。海外では無いことも多い、歯ブラシ・歯磨き粉・スリッパもアメニティとして用意されているのもうれしいポイントです。

ドリンクはコーヒー、紅茶、緑茶、カモミールティーなど好きなものを。水はリゾート内でモルディブの海洋深層水を淡水化させた安全なものが、再利用可能な瓶に詰められています。多くのモルディブのリゾートには各島に海水ろ過装置があり、電気も島内で発電。自給自足のエネルギーシステムが構築されています。

世界初の水中スパ。海の中を見ながら受ける究極の瞑想トリートメント

Huvafen Fushiに宿泊したら、ぜひとも体験したいのが「UNDERWATER SPA(水中スパ)」。海の中にあるトリートメントルームで施術を受けられる、世界初のスパです! まずは予約していた時間に水上バンガローのスパエントランスへ。バスローブに着替えて、階段を下っていくと……。

そこには、美しい珊瑚礁と魚たちが! 水族館とは違い、自然界で生きる魚たちが泳いでいる姿を見ることができるので、どんな魚に会えるかは一期一会。小魚の大群、黄色と黒のストライプが特徴的な南国らしいお魚、とても大きなレッドスナッパーなど次々と違う魚が現れ、少なく見積もっても300匹以上の魚に出会えました……!

この水中スパで受けられるメニューが、「UNDERWATER DREAM(60分 USD 275)」。仰向けになって魚たちを見ながら、頭・首・腕・脚をオイルマッサージしてくれます。オイルは3種類から選択でき、私はユーカリやバジルのハーバルな香りがするオイルをチョイス。心地よいタッチのマッサージを受けながら、瞑想するように海の中をぼーっと見ていると、かつてないほど深いリラックスを得ることができました。

水中スパはトリートメントを受けるだけではなく、プライベートディナーを予約することも可能。夜は日中とは違う魚が泳ぎ、また違った海の中を覗くことができます(5皿コース USD 490)。

プカプカ浮く、面白いプールも。2つのプールでリラックス

滞在中はプールや海で泳ぎ、モルディブらしいリゾート時間を楽しめます。メインエリアにあるインフィニティプールは、まさにプールが海に向かって無限に広がっているような空間! プールサイドでゆったり読書をする時間も幸せでした。

Huvafen Fushiのユニークなプールが円形の「LONU VEYO」。海水よりも高い塩分濃度の塩水で、深呼吸しながらプカプカと浮いてリラックスできるプールです。島から離れた海上に設置されていて、まるで海を独り占めしているような気分で楽しめます。

モルディブは雨季がお得。リゾート内のレストラン

Huvafen Fushiの宿泊料金は朝食・昼食・夕食のどれを付けるかで値段が変わり、一番人気は朝食付きプランです。雨季の5〜10月は1室あたり1泊USD 892〜、乾季の11月〜4月は1泊USD 1,108〜で、雨季の方がコスパ良く泊まれます! モルディブの雨季は雨が降ったり、晴れたりと天気がコロコロ変わり、スパや客室でゆったりするような滞在がおすすめ。曇り空でもモルディブの海は驚くほど青く、室内からその海を見ているだけで心が洗われました。

朝食付きプランで利用できるレストランは「Celsius」。美しいインド洋を眺めながら食事ができるオーシャンフロントのレストランです。朝食はセミビュッフェスタイルで、アサイーボウルやエッグベネディクトなどメインを選べます。カレーやマスフニ(ツナとココナッツの和え物)などモルディブの伝統的な料理がセットになった「LOCAL FLAVOR」も一押し!

ブッフェで注目したいのは、色とりどりのかわいいデニッシュ。毎朝ホテルで焼き上げている自家製パンは、1つとは言わず、2つも3つも食べたくなります。

ランチやディナーは好きな時に、好きな場所で。「RAW」は火を通さないことをコンセプトにした料理を提供する水上レストランで、ランチにぴったり。「Tuna Pizza Raw Style(USD 32)」は焼くのではなく、特別な機械で乾燥させて作り上げたピザ生地にモルディブでよく獲れるキハダマグロを合わせたピザです。焼いてないとは思えない、クリスピーな生地でした!

長期滞在をすると、やっぱり食べたくなる日本食。「SALT」ではラテンのエッセンスが加わった日本料理を食べることができます。スパイシーマヨネーズが効いたマグロの巻き寿司(USD 24)や和牛の照り焼き(USD 85)など趣向を凝らした料理ばかりで、新たな日本料理のおいしさを再発見できました。

ワイン好きなら、「VINUM」で世界中から集まったワインと料理を楽しむのも素敵な時間になります(7皿コース USD 495、ワイン別)。5,000本もワインボトルが収容できる蔵を貸し切り、ワインと料理のペアリングを楽しむ時間は至極の幸せです。

洗練された空間、バトラーの高いホスピタリティ、美しい海……ただそこにいるだけで、心安らぐ時間を与えてくれる「Huvafen Fushi」。とても静かで、何もしない大人の贅沢を体験したい人におすすめしたい、パワースポットのようなリゾートでした。続いての記事では、女子旅で行きたくなる、フォトジェニックなリゾートをお届けします!

・Huvafen Fushi

住所:North Male Atoll Po Box 2017 Republic of Maldives
URL:https://www.huvafenfushi.com/

・モルディブ政府観光局日本事務所公式インスタグラム

URL:http://www.instagram.com/visitmaldivesjapan//

取材協力:モルディブ政府観光局

※USD 1=158.43円(2024年6月20日現在)、価格は税別・サービス料別

(撮影・取材・文:小浜みゆ)

※この記事は2024年08月09日に公開されたものです

小浜みゆ

神奈川県在住の旅ライター。旅が大好きなのでフットワークは軽く、国内・海外の素敵な場所を求めてどこへでも。得意ジャンルはホテル・リゾート・美容。写真にこだわります。

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