無表情な人の特徴とは? 心理・原因・うまく接するコツを解説
無表情な人と接する時、感情が読み取りづらいため気を使う人も多いのではないでしょうか?
周囲に「何を考えているのか分からない」という印象を与えがちですが、実は心の中でいろいろ考えていたり、性格が控えめだったりするだけかもしれません。
そこで今回は、無表情な人の心理や特徴、真顔になってしまう原因、彼らとの上手な接し方について解説していきます。
無表情な人の心理
まずは、無表情な人の心理を見ていきましょう。
(1)冷静な人でいたい
あえて無表情でいるのがこのタイプ。
特に、仕事では実力を見てもらいたいと考える人に多い傾向で、周囲から「いつも冷静な人」と思われたいという心理が働いています。
彼らはクールな印象を大切にしていることから、職場で笑顔を見せることや冗談を言うことを避けている場合もあるでしょう。
(2)興味がない
興味のないことやつまらないことに対してリアクションをするのは難しいですよね。もしかするとあなたの身近にいる無表情な人は、周囲に関心のない人である可能性も。
目の前のことに興味が持てず、どのような反応をしたら良いのかも分からないために、気づいたら真顔になってしまっているのかもしれません。
(3)他のことを考えている
常に他のことを考えがちな人も、無表情になりやすいでしょう。いつも自分の世界に入っているので、周囲が盛り上がっていてもついていけないのです。
楽しい、つまらない以前にそもそも話を聞いていない可能性が挙げられます。
また、仕事中であれば業務に集中している場合も。休憩のタイミングなどを狙って話し掛けてみると、印象が変わるかもしれませんよ。
(4)緊張している
緊張から顔がこわばってしまって無表情になる人もいます。これは人見知りの人に多く見られる傾向です。
彼らはリラックス状態になれば、表情が豊かになる可能性が高いしょう。
無表情な人の特徴
ここからは、無表情な人によくある5つの特徴を見ていきましょう。
(1)感情を表情に表すことが苦手
無表情な人の中には、自分の気持ちを顔に表すことが苦手な人もいます。
内心ではうれしかったり、悲しかったり、笑っていたりするのに、それらの感情をうまく表現できないのです。
自分では表情に変化をつけているつもりでも、周りにはその違いが分からないため、愛想がない人だと勘違いされてしまうこともあるでしょう。
(2)人見知り
無表情な人の特徴として、人見知りも挙げられます。
彼らは内向的な性格で、初対面の人に自分から積極的に話し掛けるようなことは少ないでしょう。時間をかけて少しずつ仲良くなるタイプなので、それまでは無愛想な印象に映ってしまうのかもしれません。
(3)自分に自信がない
無表情な人の中には、自分に自信がなく何事も消極的に捉えてしまう人もいます。
過去の失敗やトラウマが影響して、素直になれなかったり、前向きな行動がとれなかったりするのです。
また、人から否定されることに恐怖心を持っている可能性もあり、無意識のうちに表情をつくらないようにすることが癖になっているのかもしれません。
(4)冷静
無表情な人は、物事を冷静に判断できる人が多いです。急なトラブルにも動じることなく対処でき、頭の回転が速いタイプといえるでしょう。
その一方で、会話が盛り上がりにくいのが少々難点。例えば、「趣味は何ですか?」と聞いても、「特にないです」といったあっさりした返事で終わることもしばしば。
感情の起伏が少なく、普段から落ち着いているため、無表情でドライなイメージを持たれてしまうことがあるのです。
(5)疑い深い
疑い深いところも無表情な人の特徴の1つです。
他人に感情を読まれるのが苦手で、警戒心が強いタイプといえます。他者と一定の距離感を保ちたいという思いから、あえて愛想のない態度をとっている可能性もあるでしょう。
なぜ? 無表情になってしまう原因
無表情な人は、自分では意識していなくても気づいたら真顔になってしまう人が多いようです。それはなぜなのでしょうか?
ここからは、無表情になってしまう原因について解説していきます。
(1)人と接する機会が少ないから
会話をしても常に無表情な人は、そもそも人と接する機会が少ない可能性があります。
1人でコツコツと仕事していたり、人付き合いに苦手意識を持っていたりする人は、他人と関わることに慣れておらず、感情を表現する必要性を感じにくいのでしょう。
(2)過去に否定されたトラウマがあるから
先生や親、上司、先輩などから否定された過去があり、それ以降表情を表に出すことができなくなってしまったというケースも。
何らかの恐怖体験がトラウマとして残っており、「二度とあのようなつらい経験をしたくない」という防衛本能が働いているのでしょう。過去の心の傷が原因で、無表情になってしまうこともあるのです。
(3)疲労やストレスがたまっているから
普段は感情豊かな人の表情が消えてしまった場合は、疲労やストレスの影響かもしれません。
例えば、仕事が忙しくなったり、責任が重いポジションを任されたりと何らかの外的要因があるはず。心身共に疲れており、笑顔を見せる余裕すらない状態といえるでしょう。
無表情な人との上手な接し方
無表情な人と上手に接するためには、いくつか気を付けたいポイントがあります。以下で詳しく見ていきましょう。
(1)深く干渉しない
無表情な人は、過去のトラウマであったり、人付き合いに抵抗感を持っていたりする可能性が高いです。そのため、距離を縮めたくても初めから深く干渉するのは控えましょう。
もしかするとあなたの言動1つでさらに心を閉ざしてしまうこともあるかもしれません。話し掛けても反応が薄ければ、おとなしくその場を後にするのが良いでしょう。
(2)否定しない
無表情な人は普段から口数が少ない傾向にあります。
そのため、もし複数人の会話の中で口を開いてくれたら、否定せずに彼らの意見を受け入れることを心掛けてください。これにより、次第に心を開いてくれるようになるかもしれません。
また、無表情な人は冷静で物事を的確に捉えていることも多いので、発言内容をしっかりくみ取ることが大切です。
(3)感謝を伝える
常に無表情な人でも、仕事や好きなことについて話をしてくれることもあるでしょう。その時は、「教えてくれてありがとう」などと感謝の気持ちを伝えるのがおすすめです。
少しずつ打ち解けていくことで、徐々に相手の表情が豊かになっていくかもしれませんよ。
無表情な人でも少しずつ打ち解けることが大事
無表情な人は話し掛けにくい雰囲気がありますが、もしかすると真顔になってしまうのには事情があるのかもしれません。
こちらのペースで無理に距離を縮めるとさらに心を閉ざしてしまう可能性があるため、まずは少しずつ打ち解けていくことが大切です。
無表情な人でも心を開いてもらえれば、楽しく会話ができるようになるかもしれませんよ。
(#Lily_magazin)
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※この記事は2024年04月26日に公開されたものです