「お手数ですがよろしくお願いします」の意味とは。正しい使い方と例文、言い換え表現を解説|「マイナビウーマン」
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「お手数ですがよろしくお願いします」の意味とは。正しい使い方と例文、言い換え表現を解説

にほんご倶楽部

「お手数ですがよろしくお願いします」の正しい意味や使い方を知っていますか? どんな時に使えるものなのか、また似た言葉との意味の違いを解説していきます。

「お手数ですがよろしくお願いします」は、ビジネスシーンで相手に何かをお願いする時に使う定番のフレーズです。相手に時間を使ってもらうことに謝罪しつつも、やってほしいという希望をへり下って伝えられます。

よく使うフレーズだからこそ、しっかりと正しい意味や使い方を知ることが大切です。この記事では「お手数ですがよろしくお願いします」の意味や正しい使い方を紹介します。

「お手数ですがよろしくお願いします」の意味

「お手数ですがよろしくお願いします」は、相手に何らかの手間や労力をかけさせることをお願いする時の表現です。「手数」とは何らかの作業に対して「手数がかかる」ことを指し、
それだけ長い時間や負担がかかることを意味しています。

手間をかけさせてしまうことに恐縮しつつも、相手にやってほしいことを伝えなければいけない場面がビジネスではよくあります。

その時に相手のスケジュールや立場に気遣いながら、お願いできる表現です。ただお願いするのではなく「お手数ですが」と断りを入れることで、相手を敬った言い方ができます。

「お手数ですがよろしくお願いします」の使い方と例文

「お手数ですがよろしくお願いします」は、相手に仕事を依頼する時やスケジュールを自分のために空けてほしい状況で主に使います。

他にも、自分が送った資料など、相手に知ってほしい情報の確認を依頼する時も、お願いの言葉として「お手数ですがよろしくお願いします」を使いましょう。

例文

・「資料を添付いたしますのでご確認ください。お手数ですがよろしくお願いします」

・「書類にサインのうえ、下記の住所までご返送ください。お手数ですがよろしくお願いします」

「お手数ですがよろしくお願いします」を使う時の注意点

ここからは「お手数ですがよろしくお願いします」を使うにあたって、気をつけたい注意点をまとめました。

(1)目上の人にはさらに丁寧な表現を心がける

「お手数ですがよろしくお願いします」は相手によって、さらに丁寧な表現にすると良いでしょう。

例えば直属の上司など、付き合いが長い相手には「お手数ですがよろしくお願いします」で問題ありません。

しかし、役職が離れている相手やあまり関わりがない取引先に対して、お願いごとをする時は「お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いします」と言い換えましょう。

(2)自分に対しては使わない

「お手数」は自分に対して使う表現ではありません。あくまでも相手に対して手数をかけさせてしまう時に使います。

例えば、「お手数ですが作業に時間がかかっており、来週の提出になるかと思います」など、自分の行動に対して「お手数ですが」を使うのは誤用だと覚えておきましょう。

(3)「お手数ですが」と「お手間ですが」の違いに気をつける

「お手数」は相手に手数をかけさせてしまうという、時間を使わせる時に使用する表現です。

「お手数」と似た意味で「お手間」がありますが、「お手間」とは「手間を取らせる」ことで、相手に何度も対応してもらったなど、自分のために労力を使わせてしまったことに対して謝罪と感謝をする時に使います。

最初から手間を取らせるとしてお願いすることは失礼にあたる可能性もあるため、「お手数」と混同しないよう注意しましょう。

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