趣味のために「定時で帰るキャラ」を定着させた令和OL【vol.6Mana】
マイナビウーマンの読者アンバサダー「はたらくmuse」は、読者と同じ等身大の働く女性。そんな彼女たちはどんな働き方をして、どんなアイテムを身に着けているのだろうか。令和を生きるOL事情をお届けします!
撮影:曳野若菜
取材・文:杉田穂南/マイナビウーマン編集部
「プライベートも充実させたいけど、時間が足りない……!」
そう悩む方も多いですよね。
今回、お話をうかがったのは、仕事をしながら趣味や興味のあることに全力で取り組むはたらくmuseのManaさん。
忙しい毎日の中で、「仕事もプライベートも充実している」と語る彼女は、いったいどんな働き方をしてどんなプライベートを過ごしているのでしょうか。
――まずは自己紹介をお願いします!
Mana、34歳。
生徒と関わる教育関係の仕事をしています。
――教育関係の仕事に就こうと思ったのはなぜ?
何か資格を取って働きたいと思ったからです。
もともとピアノが好きでずっと習っていたということもあって、音楽関係の道でもいいかなって思ったんですけど、親に「自立して生活するためには資格を取って働きなさい」と言われたので、教育関係の資格を取ろうと思いました。
――平日のタイムスケジュールを教えて
職種柄テレワークはできないので、基本毎日出社しています。朝は少し早いですが、もう慣れましたね。
見たいテレビ番組やドラマは必ず録画して、ご飯を食べる時間に何かしら見るようにしています。
ピアノは社会人になる時に一度やめてしまったんですけど、昨年おうち時間が増えた時にもう一度弾こうと思ってピアノを新調しました。でもブランクが大きくて指が動かなくなっていたんです……。
それがすごく悔しかったので、教室に通い始めて、今は2月の発表会に向け毎日30分練習しています!
――仕事でどんな時にやりがいを感じる?
自分がすすめたことを実際に生徒が試してくれたり、その結果を報告してくれたりすると、自分のしてきたことが活きている気がしてうれしいですね。
――仕事で悩むことはある?
ないです!
でも、最初の頃は悩んだこともありましたね。経験がないので何かと不安で……。
時には生徒のために嫌がることをすすめなくてはいけないんですけど、伝え方が分からなかったのでやっぱりそれはつらかったです。
でも今は経験を積んで慣れも出てきて、ある程度の自信と働きやすい環境があるので、悩みもないです。
――働きやすい環境にするために意識していることは?
なるべく同じ職場の人と普段から情報を共有するようにしています。1人だと分からないことがあった時に悩んでしまいますし、解決できないこともあると思うんです。
情報共有がしっかりできていれば、1人で悩むこともなく働きやすい職場になると思っています。
――今の仕事を辞めたいと思ったことはある?
若手の頃は、「私がやらなくてもいいんじゃない?」と思う仕事を振られることが多くて、この仕事に葛藤したことは正直ありました。でも、耐えなきゃと思って続けました。
今は、仕事も楽しいですし、この道で頑張りながら、プライベートで好きな事ができればいいかなって思います。
――最近、ハマっていることは?
料理です!
2年ほど前から一人暮らしを始めて、そこで料理を始めました。正直、最初はめんどくさいし大変だなって思ったんですけど、自分が作った料理を写真に残すようにしたらそれがどんどん楽しくなってきて。
そうしているうちに、どうせ写真を撮るんだったら、自分のためにバランスの良い食事にしたいと思って今年の2月には食生活指導士の資格も取りました。
――本業をしながら資格の勉強は大変じゃなかった?
何かモチベーションがないと、毎日が同じことの繰り返しで物足りなく感じてしまう性格なので、全く苦じゃなかったです。
あと私、絶対定時で帰るんですよ! だから定時後はたっぷり自由な時間を楽しめるので、趣味や資格の勉強も十分できます。
――定時で帰るために意識していることはある?
周りへ「定時で帰るキャラ」を定着させています(笑)。そうすると皆、私への連絡は早めにくれるので、残業することがなくなりました。
あとは、頼まれた仕事はすぐ終わらせてすぐ戻すっていうのを意識しています。
――習い事や資格の勉強を続けるコツはある?
自分の中でできる範囲の目標を設定することですかね。そうすると目指すものができるのでモチベーションにもつながって、頑張ることができます。
――定時後はどんなことをして過ごしている?
ここ最近、仕事帰りの楽しみの1つになっているのは美容鍼です。
食べる物もそうなんですけど美容も同じで、自分のためにいいことをしていると思うと気分が上がりますね。
――はたらくmuseになったきっかけは?
気持ちの切り替えをするためにもオンオフはしっかり分けたくて、プライベートのコミュニティを増やしたかったのが大きいです。
はたらくmuseの活動を通して、違う職種の人たちと話す機会や、いろいろなイベントに参加する機会を増やしてプライベートも楽しめたらいいなと思っています!
――憧れている人はいる?
神崎恵さんと石井美保さん。年齢を重ねてもきれいな方に憧れます。
――思い描く将来像は?
ストレスなく、毎日快適に過ごしたいとしか思っていなくて(笑)。今は、それができているので、この先もこうして仕事を続けつつ、プライベートもしっかり楽しむことができればいいかなって思います。
自分で作った「定時で帰るキャラ」で、オンオフをしっかり分け、仕事もプライベートも充実させているManaさん。最近は簿記にも興味が出てきて、参考本を買ったんだそう。
やりたいことを全力で楽しみ、自ら毎日に刺激を与えている姿が印象的な令和OLでした。
※この記事は2021年12月01日に公開されたものです