アラサー女子同士って疲れる⁉ ライフステージが違う女友達の付き合い方とは
女性が感じる悩みや、もやもやした気持ちをテーマにして話す「定時後バナシ」は、プレ花嫁研究室のスタッフとゲストによる座談会。アラサー女子のリアルな悩みをお届けしていきます。
20代後半に入ると、途端に自身や周りの状況・ステータスが変化したと感じる人も多いのではないでしょうか。今回のテーマは、ライフステージが変わった女性同士の人間関係です!
百貨店をはじめとした女性だらけの職場を経験してきた2児のママをゲストに迎え、座談会を開催。独身・既婚・ママというステージが異なる女性がそれぞれ思うことをゆるーく話してみました!
★座談会参加メンバープロフィール
ママA(45歳)
既婚/京都府出身
結婚前は百貨店にてショップスタッフ、結婚後は女性向け通販カタログの編集職と、常に女性に囲まれた環境を経験。現在は5歳と10歳の子をもつ働くママ。
独身M/プレ花嫁研究室の研究員(32歳)
未婚/大阪府出身
社会人生活の8割をブライダル業界で過ごしながらも、自身の結婚には興味がなく趣味に生きている。女子校出身&女性のみの職場も経験してきたアラサー女子。
既婚Y/プレ花嫁研究室の研究員(28歳)
既婚/神奈川県出身
仕事は媒体の編集として企画制作を担当し、プライベートでは2020年に結婚。自分も周りもライフステージが変わり人間関係に悩み中。
悩み1:既婚だと恋愛のアドバイスはご法度⁉ マウンティングと思われないかが不安
既婚Y:実は結婚してから、独身の女友達との会話に少し気を使ってしまうんです。女友達の恋愛や婚活の相談に対してアドバイスしたら、「Yちゃんは結婚しているからそう言えるんだよ!」と返されてしまって……。
独身M:えぇ~。
既婚Y:それ以来、恋愛相談への意見はもちろん、結婚にまつわる話や夫の話題は少し控えています。でも、なんだかもやもやしていて、どうしたらいいんだろうって。
独身M:はっきり言って、それなら相談しないでよって思っちゃいますね(笑)。私が相談するときはアドバイスが欲しいから聞いているので、言ってもらえるとうれしいかな。
既婚Y:そうやってMさんみたいな人ばっかりだといいんですけどね……。
独身M:でも、そういう人ってアドバイスが欲しいんじゃなくて、話を聞いて欲しいだけなのかも。その人との関係にもよるけど、「そうなんだね~」って相槌打つだけでもいいのかもしれません。
ママA:うん。私もそう思う。あと、結婚しても良いこと無いよって伝えて欲しいのかも!
独身M:あ、それ未婚の人からしたらマウント取られているようにも聞こえちゃうかもです!
既婚Y:難しいですね(苦笑)。
ママA:あと、私は選択できる楽しさを伝えています。
既婚Y:選択できる楽しさ?
ママA:既婚者って、結婚という選択をしてステージが変わったのは確かだと思います。でも、それって反対に結婚するかどうかのチョイスは終えたということです。
独身M:うん、うん。
ママA:女友達が結婚をしたいって言っていたら、「結婚をしない」という別の選択肢を一緒にイメージして、「その選択だって素敵な部分があるじゃない?」って伝えます。「結婚する・しない」どちらを選ぶにしろ、選択できる立場にあるのは羨ましいし、楽しいときだよって話したりするかな。
既婚Y:確かに、悩んでいる時期って大変さもあるけど、楽しい時期でもありますもんね。もちろん、人にはよるんでしょうけど友達との関係性を見極めつつ、そういう伝え方も使っていきます!
悩み2:既婚者や子どもがいる女友達にどこまで気を使えばいいの?
独身M:未婚の立場からも1つ相談です! パートナー・子どもがいる女友達を遊びに誘うとき、気軽に声をかけづらいんです。「いつでもいいよ!」とは言うけど、「〇〇さんは大丈夫?」ってパートナーの心象を気にしてしまって……。実際ここまで配慮する必要はありますか?
既婚Y:うーん、私自身はその気遣いは不要です。私たち夫婦は恋人時代からあまり、互いのプライベートに干渉し合わないんですよ。それに加えて、共働きかつ仕事柄、夫が家に帰ってくるのが深夜帯というのもあって、連絡さえすれば何でもOKです。
独身M:そういうタイプの人はたしかに気遣いいらないですね。Aさんはどう思います?
ママA:気遣いはあるといいんじゃないですか? ご飯の用意を理由に断るのも、尋ねてくれたら言いやすし、そのクッションがあると気持ちとして楽です。Yさんの家と違って、私の場合ご飯作りを担当しているし、門限もありますしね。
既婚Y:たしかに。私の専業主婦の友達も、旦那さんが理由で遊びを断るのは気が引けるって言っていました。一言、「旦那さんは大丈夫?」って聞いてくれると正直に事情を話しやすいかもしれないですね。
独身M:じゃあ、やっぱり気は使った方がいいのか!
ママA:うん。人にもよるけど気遣いがあって損はないと思います!
悩み3:ライフステージがバラバラの女子会。場所・食事の金額は?
既婚Y:以前に女子会を企画したとき、独身時代の感覚でお店をみんなに提案してしまったんです。そしたら、子どもがいる友達から「ベビーカーだと入れないから違う所がいいな」って返事が来たんです。それで、いくつか提案したものの、これもダメ、あれもダメってなっちゃって……。
独身M:ありゃ。
既婚Y:正直、それだったら、「あなたがお店を提案してよ」って心の中で思っちゃいました。キャリアを積んでいる独身の子もいれば、専業主婦になった新婚の子、子育て真っ最中のママがいる女子会って、場所や食事の値段など皆さんどうやって決めています?
独身M:Yさんみたいな場合だと、子どもがいるママ側も少し気を使ってくれるとうれしいなって思います。はっきり言って、特に子どもがいないと注意すべき点が分からないこともあるし……。
ママA:そうですね。ただ、言い出しづらいって人もいるから、子どもOKのお店を集めたサイトとかを参考にしてみるのがおすすめ! そこから候補を選んで送れば、相手も伝えやすいかもしれないですよ。
既婚Y:それいいですね。次から使ってみます! あと、もう1つ気にしているのが食事の値段。
独身M:わかる!
既婚Y:全員が独身のときは3,000~5,000円のランチとか頻繁に行っていたんですよ。ただ、それぞれステータスが変わったので、いくらが妥当なのか悩むことが多くて……。
ママA:値段は人によるかも。専業主婦でも潤沢な資金があるお家もあれば、独身でも実家にお金を入れていて厳しい場合もあるから、これっていうのは無いかもしれないです。
独身M:そうなんですね。
ママA:うん。私はステータスとか関係なしに、分け隔てなく聞くのがいいと思う。ちなみに、子どもが5歳とかになってくると1人前食べたりする子もいるから、そうすると2人分、支払わないといけないこともあるんです。
既婚Y:そこは、気づいてなかった! じゃあ、食事代は子どもがいるメンバーに合わせた方がいいですね。その場合、全体連絡する前に子どもを持つ友達に個別で相談するのがいいんですか?
ママA:私は、一斉に発信したあと個別に聞いてみた方がいいと思います。全体連絡の前に、相談すると「はじめから貧乏と思わないで」って感じる人もいるかも。まずは友達全員に連絡して、そのあと個別に聞いてあげるとうれしいんじゃないかな。
既婚Y:対等性は出しつつ、後からフォローをするって感じですね。
ママA:そうそう! でも、そもそも無理して付き合う必要は無いと思います。ステータスが違えば、話したい話題や行きやすい場所も自然と違ってくることはしばしば。無理に気を使って合わせるのではなくて、つらくなったら一時離れてもいいんじゃないですか。
既婚Y:離れるのも1つの手ですね。
ママA:無理に距離を縮めなくとも、5年・10年すると自然と距離が近づくこともあるんです。だから、無理する必要はないのかなって最近は思います。
既婚Y:いろいろ経験してきたAさんだからこその言葉ですね。ありがとうございます!
お互いに気遣いは必要なのかも。それでも無理は禁物
自分や友達の環境が変われば、一定の配慮はお互い必要なのかもしれません。ただ、疲弊してしまうほどの配慮や気遣いは、きっと長続きしないはず。
無理して続ける関係は、結局遅かれ早かれ壊れてしまうことも。無理しているなと思ったら、少し相手と距離を置いてみてもいいかもしれません。
いかがでしたでしょうか? もし同じように悩んでいる人は、ぜひ記事を参考に考えてみてくださいね。
(編集・文:プレ花嫁研究室、イラスト:watasack)
※この記事は2021年06月21日に公開されたものです