ランチで入ったお店に上司がいた時。どう乗り切る?
仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。
今回のお仕事ハックは「ランチで上司と同じ店に行ってしまった時が気まずい」とのお悩みに、ライターのトイアンナさんがアドバイス。
ランチで上司と同じ店に行ってしまった時が気まずい
ランチは気分転換もかねてオフィス近くの飲食店に行くことが多いのですが、入ったお店に上司がいることがあります。近くに座るのも気まずいし、かといってお店を変えるのは失礼なのか分からずいつも困ってしまいます。
特に上司が複数人でいた場合は会話が聞こえてしまい、なんだか申し訳ない気持ちに。
こういう時どういう振る舞いをするのが正解なのでしょうか。
こんにちは、トイアンナです。
午前思い切り集中してからのランチ、せっかくだから気分転換したい! と、思ったはずなのにそこに上司がいたら、上司を好きでも嫌いでも「あーあ」と感じやすいですよね。
別に上司が悪いわけではないのですが、せっかくの切り替えが台無し。でも、上司を避けていると思われたらイヤだし、挨拶でもしておく?
私も部下のとき、同じことを思っていました。
その悩み、上司も抱えています
そして自分がマネージャーになって気付きました。
上司も部下とランチに鉢合わせると「うっ」と思っているのです。こっちも気分転換に来ているわけですから。
しかし、同時に「申し訳ないなあ」と考えています。部下の気分転換をぶち壊してすまんかった、と。つまり、あなたの頭の中は丸見えです。
そりゃあ、上司だって昔は部下だった人間ですからね……。
ですから、上司を気にしないでいてくれるとうれしいのですが、とはいえ悪口を言われたらたまらない。
軽く挨拶して「気付いてる」サインだけお願い
そこでありがたいのが、「私、あなたに気付いてますよ」というサインだけ送ってもらうこと。具体的には、軽く会釈していただくくらいで結構です。
そうすれば、上司も気を使って「じゃ、少し早めに出るか」とご飯のメニューを変えますし、あなたに伸び伸びしてもらおうと思います。
上司の会話は聞かれても仕方ない
そして、上司はあなたより、さらに会社の機密を守る立場。会社の仕事については公の場では話してはならないのです。
ですから、あなたが上司の会話を聞いたところで、仕事関係の話は当たり障りのないものになる……はず。
もし仲良しの同僚などとプライベートの話をしていたら、やはり会釈で「ここに部下がいますよ」というサインだけ送ってあげたほうが親切でしょう。お手洗いの帰りにでも、さらっと挨拶してください。
空気が読めない上司には「じゃ、郵便局へ行くので失礼します」
えっ、あなたの上司はそこで絡んでくるタイプ?
結構、空気とか読めない感じ?
そこで使える言い訳が「私、この後郵便局に行かなきゃいけなくて、失礼します」
という去り方です。
お茶に行く、デザートを食べに行く、コンビニへ立ち寄る、といった言い訳ですと、上司もついてくるかもしれません。ですが、郵便局や銀行についてくる上司はなかなかいません。公的施設へ立ち寄る言い訳を作りましょう。
Point.
・上司も部下がランチで一緒の店にいると「あっ」と思っています
・軽く会釈して「ここに私がいますよ」とサインを送りましょう
・空気が読めずついてくる上司は、公的施設へいく言い訳で振り切って
(文:トイアンナ、イラスト:黒猫まな子)
※この記事は2021年03月30日に公開されたものです