恋愛心理学で好きな人を落とす! 男女共に使える恋愛テクニック13選
恋愛に活用できる心理学として、「ミラー効果」「つり橋効果」などを見聞きしたことがある人もいるのでは? 心理カウンセラーのながせなみさんいわく、恋愛上手でモテる人は「恋愛心理学」を上手に活用しているそう。今回は、おすすめの「恋愛心理学」を13個紹介します。
知ってか知らでか、恋愛上手な人は「恋愛心理学」を上手に活用しています。
今もなお不思議の多い、恋心。人が人を好きになる理由は、誰にも解明できていません。だからこそ、少しでも恋愛心理を理解しておくことで恋愛を有利に進められるのです。
そこで今日は、好きな人と親密になりたい人におすすめの恋愛心理学を13個ご紹介します。
どれも今日からすぐに実践できるものばかり。恋活中の人も、片思い中の人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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日常で使える恋愛心理学13選
- (1)【初頭効果】初対面の印象は3回会うまでに固定される
- (2)【単純接触効果】好きな人には何度も会おう!
- (3)【ウィンザー効果】好印象を与えたいなら友達に褒めてもらう
- (4)【認知的不協和】好きになってもらうため「相手に助けてもらう」
- (5)【返報性の原理】好意を示すと相手もお返ししたくなるかも
- (6)【ミラーリング】相手をまねすると親密度が増す
- (7)【吊り橋効果】心拍数を上げれば気持ちも盛り上がる
- (8)【シンクロニシティ】偶然も数が増えれば「運命」に変わる
- (9)【パーソナルスペース】物理的な距離を縮めてみる
- (10)【ジョハリの窓】相手を褒めると好感度がアップする
- (11)【ラポール】「何となく気が合う」という感覚が長続きの秘訣
- (12)【ゲインロス効果】ギャップを見せて好きな人を落とす
- (13)【リフレーミング】恋愛でネガティブになったら視点を変えてみる
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日常で使える恋愛心理学13選
では早速、好きな人と親密になったり、カップルや夫婦間の仲を長続きさせるために使える恋愛心理学を13個ご紹介します。
(1)【初頭効果】初対面の印象は3回会うまでに固定される
最初にご紹介するのは、第一印象に関する恋愛心理学です。
実は、人は第一印象で抱いたイメージをその後もずっと抱き続けることが分かっています。これは「初頭効果(しょとうこうか)」と呼ばれる心理が原因です。
初頭効果とは、第一印象がその後の印象や相手に対する態度に強く影響すること。第一印象で与えたイメージは、時間が経ってもなかなか変わりません。
また、第一印象で抱いたイメージは、その相手に3回会う頃には固定されてしまうことも分かっています。これは、心理学用語で「スリーセット理論」と呼ばれる考え方です。
つまり初対面で“恋愛対象外”と判断されてしまうと、覆すのは難しいということ。
実践:付き合う前のデート、3回目までは服装やメイクを全力勝負!
第一印象で良いイメージを与えるためにも、外見(特に清潔感)には日頃から気を付けておくと良いでしょう。
気になっている人や本命の相手とのデートは、最初の3回目までに印象が固定されることを意識して、いつも以上に気合いを入れたいところです。
(2)【単純接触効果】好きな人には何度も会おう!
次にご紹介するのは、親近感にまつわる恋愛心理学です。
意中の人に親近感を持ってもらいたければ、何度も彼の視界に入るのがおすすめ。
というのも、人は同じ相手を何度も目にしているうちに親近感や好意を抱き始めるものだからです。
この心理を、専門用語で「単純接触効果」といいます。
実践:会う頻度や目を合わせる機会を増やす
気になる人や好きな人がいるなら、顔を合わせる機会や近づく機会を増やしてみてはいかがでしょうか。直接は話さなくても、視界に入るだけで効果がありますよ。
(3)【ウィンザー効果】好印象を与えたいなら友達に褒めてもらう
続いてご紹介するのは、印象にまつわる恋愛心理学です。
相手が抱くあなたの印象を少しでも良くしたければ、友達に協力してもらうと効果がアップします。
というのも、人は本人から聞いた情報よりも第三者から聞いた情報を信じやすいからです。
この心理を、専門用語で「ウィンザー効果」といいます。
実践:片思い中は信頼できる友達に協力を仰ぐ
そこでおすすめなのが、友達に頼んであなたの情報を彼に流してもらうこと。例えば「あの子は本当に優しい子だよ」や「一途で良い子だよ」などと友達から伝えてもらうことで、相手は想像以上に信じてくれます。
ウィンザー効果は、いろんな場面で使える恋愛心理学です。ぜひ覚えておいてくださいね。
(4)【認知的不協和】好きになってもらうため「相手に助けてもらう」
続いては、世話焼きタイプの女性に知ってほしい恋愛心理学をご紹介します。
もしあなたが困っている人を見るとつい助けてしまうタイプなら、意中の相手には自分が助けるのではなく、相手に助けてもらうことを意識してみてください。
実は人は、自分を助けてくれた相手ではなく、自分が助けた相手に好意を持ちます。
これは「認知的不協和」という状態が引き起こす心理です。
というのも人は、「どうでもいい相手なんて助けるわけない」と考えるのが一般的。
そのため、その矛盾をなくすために「自分があの人を助けたのは好意を持っているからだ」と思い込もうとするのです。
実践:好きな人に小さなお願い事をしてみる
気になる相手には、勇気を出してお願い事をしたり小さなわがままを言ったりしてみてください。きっと相手もあなたに好意を抱き始めますよ。
(5)【返報性の原理】好意を示すと相手もお返ししたくなるかも
次にご紹介するのは、好意に関する恋愛心理学です。
誰かに何かをしてもらうと「返報性の原理」という心理が働くことをご存じでしょうか。返報性の原理とは、簡単に言うと「お返しをしたくなる心理」のことです。
例えば誰かにプレゼントをもらったら、自分もお返しをしたくなりますよね。これは返報性の原理が働いている証拠です。
そして返報性の原理は、好意にも効果があります。つまり、好意を示すと相手は同じだけの好意を返したくなる、ということ。
実践:受け身にならず、本命には積極的に好きアピールをする
もし意中の相手がいるなら、告白までしないにしても「相手を気に掛けている」と伝わる程度のそぶりは積極的に見せるのがおすすめです。
笑顔を増やしたり、積極的に話し掛けたりするだけでも効果はありますよ。
(6)【ミラーリング】相手をまねすると親密度が増す
親密度を上げたい相手と会話をしたりメッセージのやり取りをしたりする時は、相手の言動をまねしてみてください。
例えば相手が顎を触ったらあなたも自分の顎を触ったり、相手のよく使う絵文字をあなたも積極的に使ったりしてみるのです。
このように言動を少しまねするだけで、相手はあなたに親しみを覚えます。
これは、専門用語で「ミラー効果」と呼ばれる心理が働くからです。そしてこの行為を、心理学用語で「ミラーリング」と呼びます。
ミラーリングは誰でも簡単に実践できる心理テクニックです。ぜひ試してみてくださいね。
実践:好きな人のしぐさや話し方をまねてみる
好きな人と話す時、相手のしぐさや話し方を何となくまねしてみましょう。
相手が笑ったら自分も笑う、相手の言葉を繰り返してみる……など、あくまでも自然に取り入れることが大切です。
(7)【吊り橋効果】心拍数を上げれば気持ちも盛り上がる
続いてご紹介するのは、「吊り橋効果」という恋愛心理学です。
胸のドキドキを脳が勝手に恋だと勘違いすることを、専門用語で「吊り橋効果」といいます。有名な恋愛心理ですので、知っている人は多いかもしれませんね。
吊り橋効果は、恋に落ちる前の2人はもちろんのこと、マンネリ化したカップルにも効果的な恋愛心理学です。2人の関係にときめきを追加したい時は、ぜひ積極的に取り入れてみてください。
実践:倦怠期のカップルも! 緊張を感じられる場所へ行ってみる
吊り橋効果をリアルに活用するなら、心拍数が上がりそうな場所に相手を誘うのがおすすめです。
例えば絶叫系のアトラクションがある遊園地やお化け屋敷に行く他、一緒にスポーツをするのも良いですね。お互いにゲームが好きなら、ハラハラするゲームを2人で楽しむのも良いでしょう。
(8)【シンクロニシティ】偶然も数が増えれば「運命」に変わる
次にご紹介するのは、運命にまつわる恋愛心理学です。
単なる偶然も、数が増えれば「運命かも」と感じます。これは「シンクロニシティ」という心理が働くからです。
シンクロニシティとは、心理学者ユングが提唱した概念のこと。いわゆる「運命的な偶然の一致」を指す言葉です。
偶然を重ねれば、相手に「もしかして運命かも」と思ってもらえます。まるで偶然かのような出来事は意外と意図的にもつくれますので、気になる相手がいる人は試してみてください。
実践:「私も今連絡しようと思ってた!」のように偶然を演出してみる
相手から連絡が来たら「私or僕も今連絡しようと思ってたとこ!」「ちょうど○○さんとのLINE開いてた!」のように、偶然を演出してみましょう。
(9)【パーソナルスペース】物理的な距離を縮めてみる
続いては、距離感にまつわる恋愛心理学をご紹介します。
「パーソナルスペース」という言葉を知っていますか?
パーソナルスペースとは、いわゆる縄張りのようなもの。関係性によってスペースの大きさは異なり、よっぽど仲の良い相手でなければ1メートル以上は離れて接するのが一般的です。
しかしとある心理学実験では、近くにいる女性は遠くにいる女性よりも男性から好感を得やすいという結果が出ています。
実践:少しずつ相手との物理的な距離を詰めてみる
おすすめなのが、あえて近くに立つ(もしくは座る)こと。
できれば、“手を伸ばせば届く距離”を目指して近づいてみてください。それくらいの距離感で相手のパーソナルスペースに入れれば、作戦は成功と言えるでしょう。
ただし物理的な距離も心の距離と同じで、少しずつ縮めていくのがベストです。初対面の段階から相手に近寄りすぎないよう、気を付けてくださいね。
(10)【ジョハリの窓】相手を褒めると好感度がアップする
最後にご紹介するのは、好きな人を褒める時に役立つ恋愛心理学です。
心理学では「人には4つの面がある」といわれています。それは、次の4つです。
1.誰もが知っている面
2.誰も知らない面
3.自分は知らないけど他人は知っている面
4.自分は知っているけど他人は知らない面
この概念を、心理学用語で「ジョハリの窓」といいます。
そしてこの4つのうち褒められて最もうれしいのは、3の「自分は知らないけど他人は知っている面」です。
そこでおすすめなのが、相手のまだ気づいていない面を探し、褒めること。そうすれば、あなたはその人の特別な存在になれます。
実践:相手をよく観察して褒めてみる
褒めるのは、何も特別な長所でなくて構いません。例えば、本人にとっては当たり前だけど実は長所だと思うところを見つけたら、その部分を褒めるのです。
相手をじっくり観察していれば、きっと1つや2つくらいは気づいていない面を見つけられるでしょう。ぜひ意識して観察してみてくださいね。
(11)【ラポール】「何となく気が合う」という感覚が長続きの秘訣
これは付き合う前の2人にも、既に恋人や夫婦関係にある2人にも有効な恋愛心理学。
「ラポール」とはフランス語で「橋を架ける」という意味があり、信頼関係によってお互いに心が通じ合い、相手を受け入れている状態を指す言葉です。
「何となく気が合う」「不思議と自己開示をしたくなる」「自然に心を許せる」といった感覚が、2人の関係を長続きさせる秘訣と言えます。
ラポールは、2人が触れ合い、心がつながっていくなかで自然に生じるもの。しかし、ペーシングやキャリブレーション(※)と呼ばれる心理学のテクニックを使えば、意中の相手と効果的にラポールを形成できることも。
※キャリブレーション:相手の顔色や表情、しぐさなどから相手の気持ちを探るテクニック
実践:視線や声のトーン、会話のテンポを合わせてみる
まずは、簡単に取り入れやすいペーシングというテクニックから取り入れてみましょう。
ペーシングとは、相手の話すスピードやトーンなど、相手とペースを合わせるコミュニケーションスキル。
視線や視線の高さを合わせる、声のトーンや話す時のテンションを相手に合わせることで、自然と「自分に似ている」という感覚を相手に抱いてもらいやすくなります。
(12)【ゲインロス効果】ギャップを見せて好きな人を落とす
「好きな人を落とすにはギャップを見せろ!」と聞いたことはありませんか? 実はよく言われているこれ、「ゲインロス効果」と言って心理学的に実証されているテクニックのひとつなんです。
ゲインロス効果とは、マイナスからプラスの印象に変わる、またはその逆に変化する度合いが大きければ大きいほど、相手に与える影響が大きくなる心理効果のこと。
いつもはちょっと頼りない印象の人が真剣な表情で仕事をしていたり、大事な場面で強さを見せてくれたりするとキュンとする……それは、ゲインロス効果によるものかもしれません。
実践:いつもと違う自分を演出してみる
やりやすいのは、「下げて上げる」テクニック。最初は緊張していてうまく会話ができなかったり、表情がこわばっていたりしたとしても、何度か会っているうちに笑顔を見せる……など、明るい自分を少しずつ見せていきましょう。
(13)【リフレーミング】恋愛でネガティブになったら視点を変えてみる
片思い中でも既にパートナーがいても、恋愛は楽しいことばかりではなく、時には相手の気持ちが分からなくてつらかったり、自分の思いが通じなくてしんどかったり、なかなか好きな人と結ばれなかったりすることもありますよね。
そんなふうに恋愛でうまくいかない時は、リフレーミングというテクニックを活用してみましょう。
リフレーミングとは、簡単に言うと「物事を今と違う見方で捉え直すこと」。別の視点で物事を見ると気持ちが軽くなり、また頑張る気持ちが湧いてくるはずです。
実践:嫌な出来事のポジティブな面を見つけてみる
例えば、恋人や好きな人とけんかをして気まずくなってしまった時。
「嫌われたかもしれない」「もううまくいかないかも」というネガティブな気持ちにならず、その出来事のプラスの一面を探してみましょう。
「けんかをした=相手と本音を言い合える関係になった」「仲直りできたらもっと絆が深まる」のように視点を変えてみると、気持ちが軽くなるかもしれません。