スケールクローラーのドゥループサス : WKクローリング日記 Ver.3
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スケールクローラーのドゥループサス

今年大活躍してくれた僕のToyzuki。
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この子の活躍の要因は、フルドゥループサスをモノにできたことが大きかったと思います。
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アウター/インナーともに完全にスプリングレス。オイルは#1000〜3000の間で調整して使用しました。
写真のようにゴム製のスペーサーを使用してストロークの規制と車高の調整をしています。
1Gでは完全にフルバンプの状態。
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腹下を持ち上げると
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これ位まで、足が伸びます。伸びる量はあまり問題ではなく、この伸ばした状態からユーックリと4本のダンパーが同じ速度で戻っていくようにするのがポイントです。
よく「ドゥループはツイストに弱い」「タイヤを押し付ける力が弱いからグリップしない」的な記述を目にしますし、僕も正直去年まではそう認識してましたが、これは誤りだと思います。

理屈上、ツイストへの強さはコイルオーバーかドゥループか、ではなく、オイルの硬さやスプリングの強さで決まるはずです。
ドゥループがツイストに弱い、というのは根拠がないように思います。

「スプリングで押さえつけないからドゥループはグリップが弱い」というのもイメージ的には理解できますが、今シーズン、フルドゥループのマシンを走らせた感想としてはそれも違う気がします。

高速で走る車の場合、バネ上にかかる力(空気抵抗や遠心力)の影響があるので、スプリングの有無もしくは強弱はタイヤのグリップ力に影響しますが、クローラーはあくまで車重(&駆動軸にかかるトルク)と接地力がほぼイコールです。
そう考えると車重がおなじならドゥループでもなんでもタイヤグリップは同じはずです。

ただし、ただしです。
「ドゥループは亀になりやすい」
ということだけは確かです。

例えば僕が昨年製作したDBのLCGは最初、フルドゥループでした。
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でもこれ亀になりすぎて、走らせずらかったです。もともと低重心になっているLCGシャーシをドゥループのすると腹下が低すぎて、走破性が低くなるのです。
そこで
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弱めのアウタースプリング(写真のスプリングはLosi Mini T用、Mini Tは1/24のレーシングトラックですね)で車高をもちあげて、腹下を改善しました。
スプリングはアウタースプリングを「車高を保つ」程度に使用してます。インナースプリング(引きバネ)もいろいろ試しましたが、結局必要性はあまり感じませんでした。

Toyzukiがドゥループで好成績を上がられたのは、もともと腹下が高いシャーシデザインだったから、という面も影響しています。
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最後に総括っぽいことをいうと
●走破性の善し悪しはドゥループかどうかが問題ではない
●腹下の高さと重量配分、そしてダンパー/スプリングの硬ささえ適正ならどんなサス形式でもOK
●何度も何度も試走するしかサスの最適解は見えない(脳内や机上だけではハズレがち)
といったところでしょうか。

Gspeedに代表されるLCGシャーシはコイルオーバーを基本にセッティングするのが早道だし、LCGじゃないCチャンネルシャーシでドゥループにチャレンジするのも面白いかも、と思います。

というわけでドゥループさすについての雑感でした。
あくまで私見ですが笑

ではまた!


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by mura-crawler | 2022-11-25 07:30 | スケールクローラーの基本 | Comments(0)

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