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レクチャーシリーズ:未来のメディアの作り方(第2回)
言論統制/情報官・鈴木庫三と教育の国防国家
佐藤卓己(上智大学文学部新聞学科教授/京都大学名誉教授)

戦後のジャーナリズム研究における鈴木庫三(すずき・くらぞう)少佐(情報局・情報官)は最も悪名高い軍人です。非協力的な出版社を恫喝し、用紙配給を盾に言論統制を行なった張本人、ということになっています。

2024.09.21

ジャーナリスト自身が運営する404 Mediaにみる「オルタナメディア」の可能性

2023年5月にVice Mediaが破産申請をしたのを受け、配下のオンラインメディアMotherboardの編集長だったジェイソン・コーブラー、同じくMotherboardの編集者だったサマンサ・コール、エマニュエル・メイバーグ、ジョゼフ・コックスの4人は、自分たちのメディアである404 Mediaを急遽立ち上げました。

2024.09.03

ティム・オライリーとシリコンバレーの贖罪

自分が20年以上前からその言説を参考にしてきたベテランたちの何人かも70歳前後なのに気付きました。今回の主役であるオライリーメディア社の創業者のティム・オライリーも、先月70歳を迎えています。

2024.07.10

Googleからウェブサイトへのトラフィックがゼロになる日

今年のはじめにこの連載で、今こそインターネットは変化の機が熟しており、ヒューマンスケールのインターネットが再興すべきときだと訴える文章を書きました。たまたま、その続きと言える文章を最近いくつか読んだので、今回はまずはそれを紹介したいと思います。

2024.06.10

BlueskyやThreadsに受け継がれたネット原住民の叡智

少し前にBlueskyを眺めていて、マイク・マズニックが「ガチギレしてごめん。我慢ならなかった」と自身が運営するTechdirtの記事を告知する投稿をみて、相変わらず意気盛んだなと微笑ましく思った話から今回は始めたいと思います。

2024.04.15

「数量のフリーレン」人を操る魔法としての数

私たちが暮らす現代社会は「数量の世界」です。数によって世界を知り、数によって世界を表現します。数の面白いところは、知ることによって行動が誘発されるところです。

2024.04.05

ティム・バーナーズ=リーのオープンレターを起点に改めて考えるインターネットの統治

1989年3月12日は、ティム・バーナーズ=リーが、当時彼が勤務していた欧州原子核研究機構でハイパーテキストを利用する情報管理システムの提案を行った日であり、「ワールド・ワイド・ウェブの誕生日」とされます。

2024.03.26

「ゴジラ −1.0」の成功からIT業界が学べること

『ゴジラ −1.0』が日本だけではなく、北米や欧州でも大ヒットしています。ゴジラ映画として素晴らしい作品であり、このところワンパターンだったハリウッドに大変な衝撃を与えています。

2024.03.04

「テクノ楽観主義者宣言」にみる先鋭化するテック大富豪のイキり、そしてテック業界の潮目の変化

前々回「先鋭化する大富豪の白人男性たち、警告する女性たち」、前回「テクノ楽観主義者からラッダイトまで」を書いた者として、今回はマーク・アンドリーセンの「テクノ楽観主義者宣言(The Techno-Optimist Manifesto)」(解説付き日本語訳)を取り上げるのが必然と思われます。まさに大富豪の白人男性の先鋭化とテクノ楽観主義者の現在を見るうえで必読と言える内容になっています。

2023.11.07

チェキの人気とAIを考える

面倒くさいという他にAIが普及しないもう一つの理由として、現在のAIが 出力する アウトプットが 画一的で人間が求める個性がない、ということがいえます。

2023.11.02

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