サプライチェーンのセキュリティ向上がDX成功のポイントに--DX Security Week Day2 – WirelessWire News

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サプライチェーンのセキュリティ向上がDX成功のポイントに--DX Security Week Day2

2021.02.17

Updated by Naohisa Iwamoto on February 17, 2021, 16:52 pm JST

ものづくりの現場には多くの変革が迫ってきている。グローバル化、デジタル化、そしてネットワーク化が進むことによるセキュリティへの対応が、混然一体となって求められるようになった。そうした中で、デジタルトランスフォーメーション(DX)はサプライチェーン全体に影響を与えることになり、同時にセキュリティ対策もサプライチェーン全体の視点で考えなければならなくなってきた。

サプライチェーン全体を通してセキュリティを考える必要性は、グローバルの視点でも高い。現在までに、様々な国際標準や規格が制定され、共通のルールを守った上でセキュリティ実装することが求められている。そうした対応の必要性は企業の規模にかかわらない。サプライチェーンに組み込まれている企業は、サプライチェーン全体のセキュリティを担保するためにセキュリティ実装の標準や規格に準拠することが不可欠になってきたのである。

こうしたサプライチェーンのセキュリティの課題に対応するにはどうしたらいいか。ライブ感を重視したオンラインイベント「JAPAN Security Summit : DX Security Week(LIVE)」の Day2では、「IoT時代のサプライチェーンマネージメントを実現するためのセキュリティとは」をテーマに下記のセッションを開催する。セッションを通じて、サプライチェーンのセキュリティ対策についての考え方や対処法、ソリューションを学んでもらいたい。

「参加登録いただければ、当日のタイミングが合わない場合でも、一定期間登録者特典として見逃し視聴のURLをご連絡しますので、ご都合の良いときにDX Security Week(LIVE)のセッションをご確認いただけます」

総務省・地方公共団体における情報セキュリティポリシーガイドラインの改定から読み解くストレージ機器の廃棄とは?

●2021.03.02(火)10:00-11:00
●ADEC データ適正消去実行証明協議会 消去技術基準委員会 委員長/ワンビ 代表取締役社長 加藤貴氏

パソコンやストレージの廃棄は、正規のリサイクル法の手続きをもって行わなければなりません。不正な廃棄による情報漏洩は廃棄した人、団体の責任問題が発生することにもなります。そこで、総務省は2020年12月に「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」を改訂しました。このガイドラインから読み解く新たな自治体情報セキュリティ対策とデータストレージのライフサイクルにおける廃棄ついて分かりやすくご説明いたします。官公庁、地方自治体だけでなく、企業、団体の情報システム部門およびデータ管理者に必聴の講演です。

・参加費:無料
・参加登録:登録ページへ

ニューノーマル時代における製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)

●2021.03.02(火)13:00-14:00
●東芝 デジタルイノベーションテクノロジーセンター チーフエバンジェリスト 福本 勲氏

多くの企業が取り組むDX(デジタルトランスフォーメーション)。DXの実現には他の企業の技術や製品・サービスと組み合わせ、顧客の業界や業界横断、社会の経験価値を上げていくこともポイントでしょう。しかし、多くの企業が繋がるサプライチェーンでは一つのセキュリティトラブルが他の企業にも影響を与えるということがあることを認識しておかなければなりません。このインタラクティブセミナーでは、DX の実現において重要となるステージや、様々なプレイヤーがつながる場を支える「リファレンスアーキテクチャー」、新型コロナが製造業のデジタル化の取り組みにもたらす影響などについてお話しします。

・参加費:無料
・参加登録:登録ページへ

どこからはじめる、中小企業のIoTセキュリティ対策」~IoTセキュリティチェックシートを活用した、初めの一歩~

●2021.03.02(火)15:00-16:00
●日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC) 利用部会 部会長/ラック 後藤 悦夫氏

DXの推進に伴い、IoTの導入も加速してきていますが、まだまだセキュリティに対する意識が進んでいないのが現状です。しかしIoTのセキュリティは後追いで実装することは難しく、早い段階からIoTセキュリティへの取り組みを進めることが必要です。日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)では、一般企業がIoTを導入する際に検討すべきことを網羅的にまとめた「IoTセキュリティチェックシート」を作りました。IoTセキュリティの「初めの一歩」として、サプライチェーンを構成している中小企業の方へもIoTセキュリティチェックシートを参考にしてもらえるように、本セッションにてその内容や使い方を紹介します。

・参加費:無料
・参加登録:登録ページへ

IoT機器へのセキュリティ実装と、デバイスライフサイクルマネジメントの実現方法

●2021.03.02(火)17:00-18:00
●ユビキタスAIコーポレーション コネクティビティ&セキュリティ事業部 事業企画グループ シニアマネージャー 岡崎 真也(おかざき しんや)氏

IoTサービスのセキュリティ対策の必要性が広く認知される一方で、開発現場ではセキュリティ機能の実装や運用についての具体的な仕組みや手法が明らかになっていない状況があります。ユビキタスAIコーポレーションが登壇する本セッションでは、IoT 機器のセキュリティ機能実装とデバイスマネジメントシステム機能を備える「Edge Trust」を活用することで、IoTセキュリティの容易な実現と運用が可能になることを説明します。IoTサービスに必要なセキュリティの対応をアウトソーシングして、自社では肝心のサービス開発に注力できる環境を手に入れる秘訣を学べます。

・参加費:無料
・参加登録:登録ページへ

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。