"Palstek innen" by Markus Bärlocher - Markus Bärlocher. Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.
もやい結び(舫い結び、もやいむすび、Bowline/Bowline knot)とは、ロープの端に固定した輪をつくる結び方のひとつ。使い勝手のよさや用途の多さから「結び目の王」(King of knots)と呼ばれることがある。
もやい結び - Wikipedia
評価:★★★★☆
なにかで「”も”しもの時に “や”くだつ “い”い結び方」と聞いて以来、これだけは覚えておこうと練習した記憶がある。お陰で今でも普通のもやい結びはただ結ぶだけならできるので、たまに役立っている。主に、旅行先で洗濯ロープを張るときとかで。名称の正しい由来は漢字を見れば分かるように、船をつなぎ合わせるのに使うところからである。英語ではBowlineと呼び、こちらも船を引っ張るために使っていたところからと、船の結び方である。とはいえ、船以外にも様々な場面で使えるので、覚えておいて損はない。なにせ「結び目の王」である。
もやい結びは単純な結び方であるので、その写真があれば結び方は理解できるのだが、この記事は丁寧にも結び方を4ステップの写真で解説している。その上素早い結び方である「セーラーズ・メソッド」もやり方を載せてくれているのがいい。俺もセーラーズ・メソッドは初めて知ったので、これを機会に覚えようかと思う。ただ残念なのは、関連する結び方に関しては説明だけで画像は無い。記事が別にあるのならともかく、そうでないならここに載せてしまったほうが便利だろう。
関連する結び方の説明があっさりしているが、メインであるもやい結びに関しては画像によるやり方も載っているし、なぜ優れているかの説明もちゃんとある。そして1つの結び方の記事であるのに、参考文献がちゃんと用意されているのがポイント高い。完璧とは言えないが、もやい結びのようにシンプルで使える内容となっている良質な記事である。