prologue
失恋の哀しみ
とてつもない苦痛と傷み
一人の異性に捧げた一方通行の想い
魂に刻まれた想いは簡単には消すことが出来きず、まるで霧深き森に迷い込んだように、ただ虚しく白い世界を彷徨う
まるでガラスの破片を胸に抱くように、痛みに耐えながら今日も眠れぬ夜を刻んで行く。
今、あなたの想いは何処にありますか?
失恋の哀しみ
とてつもない苦痛と傷み
一人の異性に捧げた一方通行の想い
魂に刻まれた想いは簡単には消すことが出来きず、まるで霧深き森に迷い込んだように、ただ虚しく白い世界を彷徨う
まるでガラスの破片を胸に抱くように、痛みに耐えながら今日も眠れぬ夜を刻んで行く。
今、あなたの想いは何処にありますか?
気が付くと雪の斜面を登っていた。
アイゼンが氷雪に音をたてる。
ふと、立ち止まって見上げた景色。
空は灰色に滲み、風が小雨を運んでいる。
山頂を目指していた訳ではない。
目的地はあそこだと、何故か分かっていた。
そして、これは夢だと分かっている。
しかし、顔に当たる雨粒が、妙に実感出来る。
標高は2000近く、息を深く吸い込んでも息苦しい。
手袋の濡れ具合。
足先の冷たさ。
高所による軽い頭痛。
全てに、妙な現実感があった。
暫く登ると"そこ"に到着した。
"そこ"には若者が独り、真っ白な霧の中で佇んでいるはず。
やがて、朧げにその姿が、白い霧の中に浮かび上がる。
その姿を前にして、懐かしさに包まれた。
全身黒で統一したウエアとザック。
足元は、当時珍しかったチベッタ。
ただ、暫くその姿を見つめていた。
どのくらい時が経ったであろうか、不意に若者が私に気付いた。
手で"こっちだ"と合図をすると、若者は黙って背中を追ってくる。
真っ白な霧の中、朧げに黒い影が揺れていた。
山頂の山小屋に到着する。
風が音を立てて通り過ぎていく。
振り返ると、若者が山小屋の中に消えて行く所だった。
それを見届け、灰色の空を見上げた時、目が覚めた。
若者のmonologue
北アルプス Star dust memory
真っ暗な部屋に、スマートホンの充電中のLEDが部屋を淡く照らし出している。
時間を確認すると、就寝してから2時間と経っていなかった。
静まり返った部屋。
何時もの独りの部屋だ。
あの若者も同じ路を辿るのだろうか…。
届かぬ愛に、絶望する路を辿るのだろうか…。
そんな事が頭を過ぎった。
絶望の先に何があっただろう。
今、ここに何があるのだろうか。
ただ、自堕落した自由がのさばっているだけなのだろうか。
考えていると、何時の間にか窓から明かりが漏れている。
外に出て空を上げると、夢と同じ灰色の雲が広がっていた。
"あの若者に申し訳ないよな"
少し足掻いてみるか。
残り少ない人生、ちょっとジタバタしてみるか…。
と、夏の後ろ姿に、そんなことを思った朝でした。
ブログは、1年以上放置してしまいました。
色々と勉強しなくちゃと、それを理由にほっぽりっ放し。
今、学んでいる事に決着がつくまで、また放置になるかも知れませんが、忘れた訳ではないので。
訪問してくれた方々、ありがとうございます。
残り少ない人生、ぼちぼち行きますので…。
"悪意のあるゲーム"
やめてくれ
恋に堕とさないでくれ
敗れるだけの恋なんて
不意に流れてきた静かな曲
その歌詞が胸に刺さる
夕闇の空が、一層哀しみに染まって行く
Wicked Game
静かに閉じた想い
時々ふとした隙に溢れ出す
今は、誰も誰をも愛さない世界で生きている
ただ、静かに静かに暗闇に溶けて消えて行く
全てを焼き尽くす様な暑さの中
森を抜けてたどり着いた宿
深緑に囲まれたその宿には
涼しげな風が吹き抜けていた
木漏れ陽に写る横顔と長い黒髪
何時も想い出す
以前の街はもう秋の気配だろう
今ここは未だに熱帯夜
初夏の蝉が鳴きわめく
焼き付ける太陽と裏腹に沈む心
今年も独りの夏が過ぎて行く
立ち止まり思う
この路はどこまで続くのだろう
答えは何時出るのだろう
そもそも何を求めて
何を探していたのだろう
誰もが風のように通り過ぎて行く
闇夜に溶けて行く風のように
そして何時も思う
何故、誰にも愛されないのだろう
『毎日楽しく生きてやりましょう
"振った"相手に目もくれてやらないことが最大の復讐です』
とあるSNSの恋愛系インフルエンサーが放った言葉
何て悲しい事をいうのか
きっとそこに愛は無かったのだろう
二度と恋など出来ないくらい人を愛した事がないのだろう
だた、そのSNSのフォロワー数は数万人以上
支持している人、共感している人が多いという事
多くの人がそう思っているのだろう
別の路を歩いてる今でも、愛した人の幸せを祈り続けている
誰かと幸せでいて欲しい
毎日笑顔で暮らしていて欲しい
誰かの愛で満たされている事を願います
貴女の幸せを…。