自分らしい生き方って? - Wellulu

自分らしい生き方って?

Wellulu 編集部プロデューサー

堂上 研

ウェルビーイングな人は、いい出会いをしている。

今週、僕はWelluluで7つの取材、10人の人たちとお話をさせていただいた。先週、伊勢神宮に行って神棚をつくってから、明らかに運気が向いてきているようなセレンディピティな出会いが出会いを呼んでいる。そして、今週お話させていただいた方たちも、Welluluで取材させていただくみなさんは、本当に楽しそうに自分の生き方を語ってくださる。そして、みなさんとお話させていただくだけで、僕自身がウェルビーイングになる。

ウェルビーイングって、「自分らしい生き方」を探索して行動している人なんだ。

今週出会った方たちと対談や鼎談をさせていただきそんな印象を持った。そして、必ず彼らは、人生の中で素敵な出会いをしており、人生の転機と言われるような体験をしている。その中でも、昨日も素敵な出会いでワクワクしたタカサカモトさんの著書「東大8年生」を紹介したい。

Welluluで「子どもとウェルビーイング」を追いかけようと思って、いくつかの教育現場に対談や取材の申し込みをさせていただいた。昨日は、東京にあるドルトン東京学園中学中等部・高等部の生徒たちが1年間の学習発表をする「Dalton EXPO」の日だったので学校見学をさせていただきつつ、安居校長先生との対談をさせていただく段取りだった。

13時頃に学校に到着して、安居校長先生にご挨拶をさせていただいたら、ひとりの大人を囲んで、校長室で7~8人の生徒が談笑していた。校長先生から「東大8年生」の著書のタカサカモトさんです。とご紹介いただく。午前中にタカさんをお招きした鼎談があったそうだ。あー、それ聞きたかった、と思いながらご挨拶をさせていただき、僕とカメラマンとライターの3人でEXPOの学校見学をさせていただいた。

学校の中は、生徒たちがそれぞれ思考を凝らして自分たちの探求を発表している。すごい環境だ。3Dプリンターでキャップ飛ばしのおもちゃを設計してつくっている中学2年生がいたり、ドローンが大好きすぎて学校を案内するドローン撮影をして動画をつくったり、ギャルがなぜ世代を超えて居続けるのかを探求したり。。生徒たちの自由と協働、そして多様な考えを受け入れる環境があった。何よりも生徒たちが、みんな楽しそうなのだ。

15時30分~校長先生のお時間をいただいていたので、興奮冷めやらぬ状態で、EXPOの見学を終わらせて校長室に向かった。なんと、まだ校長室には先ほどの生徒たちとタカさんが話をしているではないか? タカさんの話が面白いのだろうか、子どもたちが質問攻めにしていたので3時間を超える貴重な時間を過ごしていたようだ。

安居校長先生がSNSで「東大8年生」の書評を書いていたのを拝見して、すぐにアマゾンでポチっていたので、いつかWelluluでタカさんともお話をしたいと思っていた。僕は、Welluluの安居校長先生の対談を急遽、タカさんも入っていただいた3人の鼎談に切り替えて一緒にお話を聴かせていただけないかとしたら、校長先生もタカさんも即答で「いいですよ。」となった。(なんだ、この流れは!! こんな素敵な出会いはない。)

「東大8年生」タカサカモトさんの自分時間

想像を超えて、3人の談笑は盛り上がった。校長先生から1時間のアポイントメントだったのに、ドルトン東京学園を出てバスに乗ったのは18時を越えて、夕暮れになっていた。(校長先生、タカさん時間も忘れてお話させていただいたこと感謝です)それくらい、楽しい時間だった。

おふたりにどんな生き方をしてきたのか、おうかがいしている中で、出会った方、学校の先生や恩師の具体的な名前がスラスラ出てくる。小学校1年生のときの担任の先生まではっきり覚えているという。(僕は、もちろん影響を受けた恩師の名前は出てくるが、そんなに記憶にない。苦手だった先生や、失敗して叱られたときの先生の方が名前が出てくる。)

タカさんは、「東大8年生」の第1章が入学初日に出会う科学史・生命倫理学専攻の小松美彦教官との出会いの話が、人生を変えたと綴っている。第1章から、この衝撃的な出会いがタカさんの「目と鼻をよくしていった」(素晴らしい出会いを呼びこんでいった)のだろう。

自分の目で見て
自分の心で感じて
自分の頭で考える

「自らの目、自らの心、自らの頭で見て感じて考えた先に、生とは何か、生きるとは何か、死ぬとは何かということについて、いまから3か月後に迎える最終授業の日、みなさんの考えが、いまより一歩でも深まっていたとしたら、この授業は成功です。」(東大8年生 本文より)

この授業に大学初日に出会えたこと、そして、それを自分の中でどう生きるか、どう自分と対話するかを極めていったのがタカさんだろう。自分の時間を生きるということは、自分の内なる想いを行動に変え、様々な試練や苦しみを乗り越え、自分らしい生き方を見つけてきたのだろう。そこには、出会ったひとりひとりへの感謝の気持ちが本文からも読み取れる。

素晴らしい本をご紹介いただいた安居校長先生、そしてこの偶然の出会いでいっしょにお話してくださったタカさん、感謝しかありません。子どもたちがどう生きていくか、そして僕自身はどう生きていくか、まだまだ探求は続く。こんな素敵な出会いはない。

僕もWelluluを通して、ウェルビーイングな人とたくさんお会いした。すべての人たちに感謝して、自分の目と鼻をよくしていきたい。安居校長先生、タカさんありがとうございました。

堂上 研 Wellulu 編集部プロデューサー

1999年に博報堂へ入社後、新規事業開発におけるビジネスデザインディレクターや経団連タスクフォース委員、Better Co-Beingプロジェクトファウンダーなどを歴任。2023年、Wellulu立ち上げに伴い編集部プロデューサーに就任。

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