ETFに投資するときに見るべき指標
- 861 Views
- 2024年9月12日
- トピックス
あなたは次のETFの違いがわかりますか?
・iシェアーズ S&P500 ETF(IVV)
・SPDR S&P500 ETF(SPY)
・Vanguard S&P500 ETF(VOO)
どれもS&P500に連動するように設計されたETFですが、、、実は配当利回りも、経費率(手数料)も違うんです。
日本の大手ネット証券では上に挙げた3つのETFはどれも投資することができますが、何を基準に選んだらいいのでしょうか?
これを読んでいるあなたは、Weiss Ratingsが1万以上あるほぼ全ての米国株に対して、「今投資すべきか?」という基準でランク付けをしていることはご存知でしょう。
しかしそれだけではありません。
ほぼ全ての米国ETFについても「今投資すべきか?」という基準で格付け評価を行っています。
今回は、Weiss Ratingsの格付けシステムの総責任者であるギャビン・マゴール氏が、
・ETFに投資する時に見るべき指標
・Weiss Ratingsの格付けが示す今注目すべきETF
について教えてくれました。
続きはギャビン氏の記事をご覧ください。
莫大な利益を生み出す可能性がある株式市場が何世紀にもわたる非常に長い歴史を持っていることは、みなさん知っているだろう。
ただ、ETF(上場投資信託)が比較的最近生まれたことに関しては、多くの投資家が認識していないかもしれない。
米国で初めて取引されたETFは、1993年に始まったSPDR 500 ETF Trustだ。
私はETFの大ファンである。そして、投資家はETFをもっと有効に活用すべきだと考えている。
なぜなら、利益が得られる可能性が大きく、様々なメリットを提供するからだ。
私たちWeiss Ratingsが、2939ものETFに関しても格付けを行っている理由もそこにある。
もしあなたがETFに投資するなら、Weiss RatingsほどETFのリサーチに役立つものはないだろう。
Weiss RatingsのETF格付けを見る方法
ETFは実際に自分では行えないような幅広い種類の株式、債券、コモディティ、不動産への分散投資を簡単にやらせてくれるものだ。
現在、Weiss Ratingsの格付けで「B」と評価されているETFは22あるが、これより高い評価を受けているものはない。では、22のETFを見てみよう。
ご覧の通り、それぞれのETFの年初来のパフォーマンスが載っている。現在、22のETFのうち21のETFが上昇していることがわかるだろう。中には20%以上上昇しているものも多くある。
ETFの格付けは、通常の株式の格付けとどう違うのかと疑問に思うかもしれない。
ETFの格付け「B」の定義は次のとおりだ。
「BランクETFは、パフォーマンスとリスクのバランスを取る上で優れた実績がある。他のETFと比較して、ベースとなる投資のリスクレベルを考慮すると、平均以上のリターンを達成している。どのETFでも、リスク調整後のパフォーマンスが変化する可能性があるが、このETFは近年、優れた投資先であることが証明されていると考える」
では、この定義にぴったり当てはまるもの、Invesco S&P500 Momentum ETF(SPMO)を見てみよう。
このETFは、S&P500モメンタムインデックスに連動するように設計され、S&P500の中でも好成績の上位100銘柄のパフォーマンスに連動している。
上の画像から、ETFの詳細な情報が確認できる。
例えば、配当利回り、経費率、総資産などだ。
ページの下部には、資産の配分が表示されている。
このETFでは、ほとんどがStock(株式)で構成されていることがわかる。
このETFがあなたのポートフォリオに適しているかどうかを判断するためのもう1つの指標は「Top Holdings(トップ保有銘柄)」のタブだ。
このETFでは、メタ(META)が時価総額3000万ドルでトップの構成銘柄であることがわかる。それに続いてエヌビディア(NVDA)が来る。
このETFはその時々で強い銘柄をピックアップしているので、株価のパフォーマンスがここ数年で好調だったこの2つの銘柄が注目されるのは驚くことではない。
ぜひあなたも、ETFを投資先として検討しているなら、ETF Ratingsのページも見てほしい。
それでは。
ギャビン・マゴール
Weiss Ratingsでは、ETFの格付けも行っていることは知らなかったのではないでしょうか。
米国株式だけじゃなく、米国に上場するほぼ全てのETFについても、「今投資すべきか?」という基準で格付けを行っています。
なので、ETFに投資するときは、Weiss Ratingsの格付けでどう評価されているのか?
ぜひチェックしてみてください。
P.S.
簡単にリスクを分散できる分散投資を実践できることから日本でも多くの方が投資するETF
実際、2024年4月の調査によると、日本の個人投資家で
「ポートフォリオにETFを組み込んでいる」
と答えた人の割合は48%と、約半数がETFに投資しているそうです。
これを読んでいるあなたももしかしたらETFに投資している一人かもしれません。
そして、そのETFに投資する理由としてトップだったのが「分散効果」でした。
このように「手軽に分散投資ができる」というイメージがあり、S&P500やオルカン(全世界株式)といった指数に連動するETFが日本でも人気です。
しかし、あなたは知っていましたか?
S&P500に連動するようなETFへの投資は、ほとんど「分散効果」の意味がないということを…
それは一体どういう意味なのか?
こちらの動画を見れば、そのワケを知ることができます。
↓↓
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。