AZ毎熊晟矢、17歳FWムーアに圧倒され途中交代…トッテナムがPKキッカー争い→パネンカ決勝弾でEL3連勝!!
[10.24 ELリーグフェーズ第3節 トッテナム 1-0 AZ]
UEFAヨーロッパリーグ(EL)は24日、リーグフェーズ第3節を各地で行い、DF毎熊晟矢所属のAZ(オランダ)はトッテナム(イングランド)に0-1で敗れた。先発出場した毎熊は攻撃で随所に見せ場を作ったが、後半にマッチアップした2007年生まれの17歳FWマイキー・ムーアのドリブルに圧倒され、後半21分に途中交代。トッテナムはこれでEL開幕3連勝となった。
AZはここまで1勝1敗の五分で臨むELリーグフェーズ第3節。0-2で敗れた前節のアスレティック・ビルバオ戦に続いて敵地に乗り込み、毎熊は右サイドバックのポジションで開幕3試合連続の先発出場を果たした。一方のトッテナムは直近のプレミアリーグから大幅にメンバーを入れ替えるターンオーバー布陣で臨んだ。
試合はトッテナムが立ち上がりから主導権を握り、サイドからのクロスを主体に攻撃を展開。前半3分、右サイドを駆け上がったムーアのクロスは毎熊がヘディングで阻んだが、同5分にはFWティモー・ベルナーのクロスにムーアが飛び込む。だが、ムーアのヘディングシュートは上手くミートせず、枠を捉えられなかった。
毎熊はベルナーとのマッチアップをこなしつつ、攻撃では内外のポジションをうまく使い分け、持ち味のロングフィードを活かしながらゲームメイクを担当。前半17分には右ハーフスペースの高い位置で攻撃に絡み、右サイドに送ると、途中出場のDFデンソ・カシウスが惜しいクロスボールを放り込んだ。
毎熊は前半17分、カウンターからベルナーに振り切られ、左足でのクロスを許したが、うまくサイドに逃して時間を使わせていたためピンチにはならず。同23分には毎熊がベルナーに激しく強く寄せ、ファウルにはなったものの見応えあふれるマッチアップを展開すると、同25分にはDFデスティニー・ウドジェからボールを奪うシーンも作った。
ところが前半27分には、毎熊がMFジェームズ・マディソンに寄せたところでベルナーに裏を取られ、1対1の場面を作られる大ピンチ。ベルナーのシュートミスに助けられたが、カシウスとの連係に課題を残した。同29分、AZは右CKからDFアレクサンドル・ペネトラが強烈なヘディングシュートを放つも、GKフレイザー・フォスターのスーパーセーブに阻まれた。
0-0の時間が続く前半38分、自陣でビルドアップに関わった毎熊のトラップが大きく浮いてしまい、これをFWリシャルリソンに奪われ、またしても大ピンチ。だが、リシャルリソンのスルーパスに抜け出したベルナーのシュートはゴール左上に外れ、毎熊にとっては命拾いとなった。
トッテナムは後半開始時、ベルナーに代わって今季得点を量産中のFWブレナン・ジョンソンを右ウイングに投入。ムーアが左ウイングに移った。すると同2分、ムーアが左サイドで毎熊をぶち抜き、スルーパスからB・ジョンソンが反応。ゴールにはつながらなかったが、17歳のムーアはその後も圧巻のドリブル突破を繰り出し続けた。
すると後半6分、トッテナムが試合を動かした。MFロドリゴ・ベンタンクールの背後への浮き球パスにマディソンが反応し、毎熊の裏を取ると、エリア内でパスを受けたMFルーカス・ベリバルがDFマキシム・デッカーのファウルを受けてPKを獲得。キッカーは一時、マディソンとリシャルリソンが争う素振りを見せたが、結果的にリシャルリソンが務めると、パネンカでゴール中央に蹴り込んだ。
もっとも、マディソンはゴール裏でセレブレーションを見せるリシャルリソンに対し、深くハグを交わしており、遺恨は残らなかった様子。PK獲得に大きく関わったベンタンクール、ベリバルの2人も笑顔でリシャルリソンを祝福し、チームのムードも高まる先制点となった。
トッテナムはその後も左サイドを中心に攻撃を展開し、ムーアが存在感を発揮。ムーアは後半14分にも左の大外から毎熊を抜き去り、ペナルティエリア左まで切れ込むなど、サイドを圧倒し続けていた。すると同21分、毎熊は途中交代を命じられ、AZはFWマイケル・ラフドを投入。カシウスを右SBに移し、守備に安定感を加えた。
その後は疲労も見えるトッテナムに対し、カウンターでチャンスも作っていたAZだったが、後半41分にDFデビッド・ウルフが2枚目のイエローカードで退場処分を下され、万事休す。そのままタイムアップを迎え、AZは今大会の戦績を1勝2敗とした。
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UEFAヨーロッパリーグ(EL)は24日、リーグフェーズ第3節を各地で行い、DF毎熊晟矢所属のAZ(オランダ)はトッテナム(イングランド)に0-1で敗れた。先発出場した毎熊は攻撃で随所に見せ場を作ったが、後半にマッチアップした2007年生まれの17歳FWマイキー・ムーアのドリブルに圧倒され、後半21分に途中交代。トッテナムはこれでEL開幕3連勝となった。
AZはここまで1勝1敗の五分で臨むELリーグフェーズ第3節。0-2で敗れた前節のアスレティック・ビルバオ戦に続いて敵地に乗り込み、毎熊は右サイドバックのポジションで開幕3試合連続の先発出場を果たした。一方のトッテナムは直近のプレミアリーグから大幅にメンバーを入れ替えるターンオーバー布陣で臨んだ。
試合はトッテナムが立ち上がりから主導権を握り、サイドからのクロスを主体に攻撃を展開。前半3分、右サイドを駆け上がったムーアのクロスは毎熊がヘディングで阻んだが、同5分にはFWティモー・ベルナーのクロスにムーアが飛び込む。だが、ムーアのヘディングシュートは上手くミートせず、枠を捉えられなかった。
毎熊はベルナーとのマッチアップをこなしつつ、攻撃では内外のポジションをうまく使い分け、持ち味のロングフィードを活かしながらゲームメイクを担当。前半17分には右ハーフスペースの高い位置で攻撃に絡み、右サイドに送ると、途中出場のDFデンソ・カシウスが惜しいクロスボールを放り込んだ。
毎熊は前半17分、カウンターからベルナーに振り切られ、左足でのクロスを許したが、うまくサイドに逃して時間を使わせていたためピンチにはならず。同23分には毎熊がベルナーに激しく強く寄せ、ファウルにはなったものの見応えあふれるマッチアップを展開すると、同25分にはDFデスティニー・ウドジェからボールを奪うシーンも作った。
ところが前半27分には、毎熊がMFジェームズ・マディソンに寄せたところでベルナーに裏を取られ、1対1の場面を作られる大ピンチ。ベルナーのシュートミスに助けられたが、カシウスとの連係に課題を残した。同29分、AZは右CKからDFアレクサンドル・ペネトラが強烈なヘディングシュートを放つも、GKフレイザー・フォスターのスーパーセーブに阻まれた。
0-0の時間が続く前半38分、自陣でビルドアップに関わった毎熊のトラップが大きく浮いてしまい、これをFWリシャルリソンに奪われ、またしても大ピンチ。だが、リシャルリソンのスルーパスに抜け出したベルナーのシュートはゴール左上に外れ、毎熊にとっては命拾いとなった。
トッテナムは後半開始時、ベルナーに代わって今季得点を量産中のFWブレナン・ジョンソンを右ウイングに投入。ムーアが左ウイングに移った。すると同2分、ムーアが左サイドで毎熊をぶち抜き、スルーパスからB・ジョンソンが反応。ゴールにはつながらなかったが、17歳のムーアはその後も圧巻のドリブル突破を繰り出し続けた。
すると後半6分、トッテナムが試合を動かした。MFロドリゴ・ベンタンクールの背後への浮き球パスにマディソンが反応し、毎熊の裏を取ると、エリア内でパスを受けたMFルーカス・ベリバルがDFマキシム・デッカーのファウルを受けてPKを獲得。キッカーは一時、マディソンとリシャルリソンが争う素振りを見せたが、結果的にリシャルリソンが務めると、パネンカでゴール中央に蹴り込んだ。
もっとも、マディソンはゴール裏でセレブレーションを見せるリシャルリソンに対し、深くハグを交わしており、遺恨は残らなかった様子。PK獲得に大きく関わったベンタンクール、ベリバルの2人も笑顔でリシャルリソンを祝福し、チームのムードも高まる先制点となった。
トッテナムはその後も左サイドを中心に攻撃を展開し、ムーアが存在感を発揮。ムーアは後半14分にも左の大外から毎熊を抜き去り、ペナルティエリア左まで切れ込むなど、サイドを圧倒し続けていた。すると同21分、毎熊は途中交代を命じられ、AZはFWマイケル・ラフドを投入。カシウスを右SBに移し、守備に安定感を加えた。
その後は疲労も見えるトッテナムに対し、カウンターでチャンスも作っていたAZだったが、後半41分にDFデビッド・ウルフが2枚目のイエローカードで退場処分を下され、万事休す。そのままタイムアップを迎え、AZは今大会の戦績を1勝2敗とした。
異質な存在感を放った17歳のFWマイキー・ムーア
トッテナムのキッカー争い
FWリシャルリソンのパネンカPKが決勝ゴールに
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
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