カプチーノ 曇ったヘッドライトを磨いてみる - さあ、クルマの話をしようか。
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カプチーノ 曇ったヘッドライトを磨いてみる

カプチーノ 曇ったヘッドライトを磨いてみる
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「ヘッドライト本気(ガチ)コート」のお話です。本件も完全自費(自腹)企画です。

補足…2023年10月(ご一読くださいね)

ヘッドライトの曇り解消としての効果は8か月~10か月でした。

この製品は、強固なコーティング層を表面に作るタイプのものですが、コーティング層は、表面の劣化の代わりに劣化してゆきます(犠牲被膜という考え方だそうです)。

そうなると、一度劣化したコーティング層を除去して、同施工もしくはほかの施工をすることになります。

この商品のコーティング層はかなり丈夫で、除去するののは時間が掛かります。ヘッドライトであれば、割と簡単にできますが、その他の樹脂部品などに施工した場合(特に凹凸のあるもの)の除去はそれなりに手間がかかってしまいます。

個人的には、ヘッドライトのコーティングには(効果1年弱と考え)使用するのはよいと思いますが、他の外装品への施工は、メリットデメリットを考慮して行った方が良いかな?と思っています。

それらをご理解いただいたうえで、下記にどうぞ!

セルフ施工の効果はいかに?

カプチーノ LEDバルブの交換から続きます

今回ケミカルを取り上げますが、案件ではなく自分で選んだもの(自費)になります。

樹脂ヘッドライトの宿命?

2004年にこのカプチーノがやってきた時に、真っ先に気になったことの一つが「ヘッドライトが黄色い」でした。

最近のクルマ(カプチーノが最近のクルマかはともかく)は、デザインの自由度や軽量化、コストの要望からヘッドライトは樹脂製のものが多いですが、樹脂製のヘッドライトはとにかく黄ばんでしまうのが悩みです。

購入したてで知人に見せた時のこと。

カプチーノを購入した際に、まず市販のケミカルで磨いてみました。

自分で磨いてみたヘッドライトは(わたしの目には)それなりに見えたのですが、その翌日知人に見せたら、「ヘッドライトすごく黄色いね」って。ん-。。。

その後、光量不足で車検が危なくなるなどいろいろあって、カーショップなどの「ヘッドライトポリッシュ」を試してみたら、きれいになりました。といっても時間が経つとまた黄色くなってしまいますが。

そんなこともあって、市販のケミカルでのヘッドライト研磨はあまり効果がないのかな、と思っていました。業者さんに施工をお願いすると、明らかにきれいにはなりますが、そこそこいい料金がかかってしまいます。それも定期的にかかってしまうのが悩みの種でした。

今回は自分でやってみる!

前置きが長くなりましたが、今回は自分で施工してみることにしました。

今回、改めて近所でのヘッドライトの研磨料金を調べてみたところ、研磨+コーティングで税込み8,600円~9,900円と、結構金額が高くなっています。以前はもっと安かった気がしますが、それにしても、ちと高いかなと。

また、市販ケミカルの効果が薄い、というのも何年前の話だよ(正解:18年前)ということで、今回は一度ケミカルを探してみて、自分で施工してみようと思いました。

購入したのはこれです。

本気と書いてガチと読むらしいのですが、わたしが購入した時は税込み600円でした(参考価格1,320円)。かなりいろいろ入っています。

近所のカーショップで購入しました。価格、施工の手順、使用されているケミカルなどから「これならいけるかな」と思いました。ダメなら業者さんに施工してもらおうか…

以下、写真主体で見てゆきます。

ひたすら磨く

施工前の状態です。写真で見るより、見た目はくすんで曇っているように感じます。
説明書を熟読します。余談ながら昔は説明書はほぼ読まない人間でしたが、最近は読まないとわからない商品が多いんですよね。。。
説明書の言いつけを守って、水で汚れを落としてみました。まだ乾いてないのですが、水に濡れた状態でここまで透明感が出れば、きちんと磨ければ効果があるかもしれないと思いました(もちろん乾けば元通りに曇ってしまいます)。
まずは、こいつで磨いてゆきます。この作業は磨きが効果を(=磨き剤が仕上がりを)左右します。
10分~15分磨いたところです。かなりきれいになっていると感じます。磨きは付属のクロスで手で磨いていて、ポリッシャーなどは使用していません。
布には汚れはかなり付着していて、汚れの色は黄色でした。前回塗布してもらったコーティング層と表面を削っていることがわかります。

磨きの目安は、1 一度全体をくまなく磨いて、2 きれいな布面で拭き取って、3 表面を確認して傷やクスミが目立たないことを確認後、4 もう一度薬剤をつけて磨き、5 黄色い汚れが付着しないところを完了としました。

じつは磨きの時点で、かなり満足していました。ただこのままではすぐ黄ばんできますので、コート剤を塗布してゆきます。

コートする

あてものに不織布を巻き付け、これに薬剤をしみこませ塗布するタイプです。
薬剤をしみ込ませます。どのくらい塗ればいいのか量がわからない(説明書には「あまり多くしみ込ませるとムラになる」とありました)。

塗布します。ヘッドライト左右ですと(カプチーノでは)薬剤はかなり余ります。とっておけばまた施工ができるとも考えたくなりますが、

「開封後は、早めに使い切って下さい」短期間ならともかく、結構早めに使い切った方がよさそうですね。

なので今回は惜しげもなくたっぷりと塗ってみます。ムラにならないように注意しながら、塗り込んでゆきます。

塗り込んで、ここまできれいになりました。

塗布後、2時間で硬化が始まり、24時間で被膜が完成するとのこと。確かに塗布後すぐに触るとまだべたべたするし、表面の状態が平滑にならなくなるので注意しないといけません。

作業をしていて思ったのが、「自分でやれば、磨きの程度も薬剤の塗布量も自分で決められる」ということです。いいのかどうかわからないですが、ちょっと厚めに艶々にしてみました。

ついでにやってみた

今回、磨き剤のみでそこそこきれいになることもわかりましたので、コーティングはしないながらもほかの部品も磨いてみました。

これが
こうです。写真ではそこまでの違いはないですが、黄色味は取ることができました

補足情報とまとめ

以上わたしの拙いレポートですが、使用した感想は「この価格(定価でも)でこの仕上げなら、アリだな」と思いました。

わたしのいつもの作業に比べて荷が重くなく(タイヤを外したり内装を外したりとは異なるので)、半日かからない作業で、結果がわかりやすいので、取っかかりやすく、自分で施工するのが好きな人には、なかなか面白いのではないかな思いました。

その他は下記のとおりです。

○作業時間はコート剤の乾燥含めず、左右で2時間はかかりません(わたしが撮影しながらゆっくりやって2時間弱です)。

○磨き剤の成分は「陰イオン系界面活性剤」「石油系溶剤」「研磨剤」「増粘剤」なので(理系ではないわたしはさっぱりなのですが)コンパウンドだけでなく、洗剤成分と表面を溶かす成分が配合されているようです。

○コート剤は、紫外線硬化タイプのコーティング剤を謳っています。成分は「ケイ素化合物」「アルコール」です。理系ではない(略)、これは「ガラスコート」といわれるタイプのものに属するのかと思います(商品説明にもその旨記載があります)。

乾燥時間(完全硬化)24時間には注意が必要です。その間、当然洗車はできないですし、雨や汚れも避ける必要があると思います(乾燥前に、表面がべたべたする時点でムラになったりすることが想像できます)。

○説明書によると、テールランプやバイザーにも使用可能(磨きから)、塗装されていない樹脂の艶出しも使用可能(コーティング剤のみ)です。作業時には、どこにどの薬剤を使用するのかをあらかじめ考えて取り掛かると無駄なく色々使えると思います。

余ったコート剤は、プラパーツ(未塗装)にも塗ってみました。(冒頭の部分をご参照ください)

この後しばらく、様子を見ることとします。

2023年10月加筆…外部の耐久期間は8か月~10か月で、劣化すると白くなってきます。コート剤を除去すれば元に戻りますが、コート剤がかなり強固ですので除去するのには相応以上の時間と手間が掛かる事を、追記しておきます(ご使用の際は慎重に)。

こちらもご参考になれば幸いです。

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