AE92レビンの空調を直す(3) - さあ、クルマの話をしようか。
皆様のおかげで、2024.1 ブログ4年目に突入しました!

AE92レビンの空調を直す(3)

AE92レビンの空調を直す(3)
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普段使いには空調は必須(と思ってる)

わたしの場合なんですが、日常の忙しさにかまけて「クルマに乗らなくなる」可能性が無いとは言えないんです。根っこはズボラさんなので…

空調が壊れる→普段使いには厳しい→ローテーションから外れる→乗らなくなる→朽ちる

結構リアルに起こりえるなと思っています。なので、空調は直しておきたいんです。(高い修理になる事も多いのですが…)

前回までのおさらい

空調の「Lo」だけ風が出なくなるトラブルを、「ブロアーモーターレジスター」という部品を交換することで修理するという流れでした。

それではまず、壊れた(と疑われる)部品を見てゆきましょう。

取り外した「ブロアーモーターレジスター」

お疲れ様です

前回も見て頂いた写真。かなりくたびれてはいるものの、一見すると機能が損なわれているところは何処だろう、という感じになると思います(この写真に写ってるんですけどね)。

新旧の比較をしてみる

並べてみました。新しい方はピカピカです(当たり前ですが)。

ワイヤーの巻きが崩れているなども一見ないのですが、ワイヤーの上に塗布されている白い物質(なんだコレは)はヒビが入るなどの劣化が認められます。

また、ワイヤー自体もくすんだ色になっています。34年使用すれば、こんな感じになるんですね…

角度を変えて見てみます。

手前に見える一番細い配線が、恐らく風量「Lo」の際に使用されるのだと思います。

確かに位置は変わって、傾いて見えますがコレが最初っからかトラブルが起きてからかは不明。

コレはじっくり見てみる必要がありそうです。

じっくり見てみる

よく見ると、やはりこの細い線にダメージが及んでいそうです。塗布してある白い物(これはホントに何だろう)に複数のヒビが見えます。

配線の巻き自体もバラつきが出て見えます。

仮に今回トラブルが起きていなくても、未来永劫このままの部品という訳にはいかない、長いスパンで見たら傷んで交換する部品と言えそうです。もう少し見てみます。

どうもここの部分が怪しそうです。

ココですね…

ココの部分が断線してました。コレでこの回路が機能していないという事です。トラブルの原因がコレだけであれば、部品の交換で済みます。

交換する部品は

カローラレビン(AE9#用)としては、この品番がヒットします。(マニュアルエアコン用)

オートエアコンは品番が異なります。オートエアコン、マニュアルエアコン用と2種で前後期の区別は無いようです。

そしてわたしの購入したこの部品は2024年1月現在、注文が可能でした。

デンソー品番がある部品、意外と出るなという印象です。

さあ、取りつけましょう。

部品を取り付ける前に

本来はコレで部品をつけて完了なのですが、このエアコンは前オーナー(父親)の喫煙歴が長く、エアコンユニットにもたばこのにおいが染み込んでいます。完全な除去は難しいにしても、対策をしてみようと思います。

注意!!わたしのAE92は純正状態でエアコンフィルターが装備されていません。

エアコンフィルターが装備されているクルマの場合は、ユニット内のフィルターの位置によっては薬剤が直接かかるかもしれないので、ご自身のクルマの状況をご確認ください。

本来は家庭用で、クルマのエアコンに使用不可となっているので使用は自己責任でご判断ください。

市販のエアコン洗浄スプレーを用意します。家庭用エアコンよりユニットが小さいので、香料が含まれたものを使用すると、香料が凝縮されてエバポレータに残る為においがきつくなってしまうと聞いたことがあります。

その為無香料タイプを選びます。

この「ブロアモーターレジスタ」の取付穴から、エバポレータに向かって噴射します。

薬剤は基本、ユニットを通り排出されるので、車内に垂れてくることはないのですが、噴射している薬剤があふれてくることはありますし、クルマのユニットに隙間があるかもしれないので室内は養生した方が本当はよいです。

わたしは養生しないで問題はありませんでしたが、、、

このように、エアコンの排水経路から薬剤が落ちてきます。

見えない穴から見えないなりにしか噴射できないので、どのくらいの効果があるかは何ともですが、まったく洗浄したことが無いクルマであれば変化が感じられるかもしれません。

このクルマの場合は、施工後暫く効果がありましたが完全に匂いは取り切れてはいません。

元に戻す

あとは、元通り組み立ててゆきます。

ブロアモーターレジスタを元の位置に取り付け、ハーネスを差して通電させます。

この状態で動作がキチンとしていることを確認し、OKであれば外したパーツを元通りに組んでゆきます。

AE92の場合は、フロントスピーカーとグローブボックスを外しましたが、それらを戻します。

ココに部品を戻してゆきます
こんな感じで

直りました

今回の措置で、エアコンは直りました。エバポレータを洗浄したことで、気持ちエアコンの効きが良くなった気がしますが…気のせいかもしれません。

今回のブログは以上です。次回は話題が変わります。次回もお楽しみに!

このシリーズを最初から

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