180SX メーターを何とかする(3)
2024年1月1日に発生した、能登半島地震により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
また、支援活動などにあたられている皆様に、感謝と敬意を申し上げます。
オーナー様へのご注意!
ここで紹介する作業は、わたしの個体に対して行った作業ですので、皆様との個体との違いがあるかもしれません。また、今回は純正品番と異なる部品の装着となっています。
本ブログは下記の作業を推奨するものではありません。作業に伴う不具合、もしくは車種製品を問わず、本ブログを見ての作業による不具合の責任を負うことはできませんので、上記、ご承知いただければと思います。以下、読み進めていただく場合はご了解いただけたものとします。
また、ご自身で作業される際は、どうぞ安全にはご留意ください。
非常に説教じみていて恐縮なのですが、ブログを見ている皆様が安全に趣味を楽しんで頂ける為に、どうぞよろしくお願いいたします。
ご了解いただけない方は→こちら(トップページに戻ります)
※この記事は「2023年10月」の情報です。価格などは変わる可能性が大きいので、ご留意ください。また今後、同様の補修が不可能・他の部品が欠品や製造廃止になることも大いにあり得ます(ここ太字なのは切実)ので、ご注意いただければと思います。
取り付ける前に
戻ってきたメーターに…
前回の続きです。
メーターを外して、単体修理を依頼したメーター。戻ってきました。
今回はこのメーターをクルマに戻しますが、せっかくなので手間を少し掛けます。
明るくする!
メーターを取り付ける前に、メーターに使用されている電球を確認します。
メーターのガラスを磨きますが、普段ならガラス自体を外してしまいますが、最近ガラス脱着時にベゼルやガラス(樹脂)の爪が割れる事態が多くて…
今回は、せっかく直ってきたメータなので、ガラスの表面の清掃にとどめておきます。ちょっと勿体無い気もしますが…
安全策という事で、慎重に、慎重に(部品も新品はないし中古は高いので)
裏返して、ソケットの関係を見ます。
このクルマには使用しないものにも電球が嵌め込まれているのはちょっとびっくりしますが、最初からソケット自体が無い穴が一つあったのもちょっと驚きました。
このクルマの電球はT5近辺のサイズです。今回、一部を除いてT5のLEDを使用しますので、どの電球を生かしてどの電球を交換するかを検討してみます。
電球を比較してみると、使用頻度に応じて痛み方が違います。
照明に使用されているものは、どうしても煤けがちですが、逆にブランクに入ってるものは全く使用されていないので、びっくりするほどきれいです。
今回はコレを交換してゆきます。
今回は上記の通り、「ぶーぶーマテリアル」様の商品を使用しました。(当然自腹購入です)
極性がなく品質が安定しているので、何回も脱着したくないメーターに使用するにはなかなか良いというのが現在のわたしの見解です。
全部交換すると15個程度要りますが、中には電球のままの方がイイものもあるので、わたしは10個分用意しました。
電球を外す
ソケットから電球を抜くのですが、ここで古いクルマあるある「電球がソケットから抜けない」
ペンチなどハサミ系の工具では割ってしまいそう…こんな時は。
今回、ふっと思ってマスキングテープをこのように貼ってみました。コレで、よいしょと引っ張ると…
電球を割る事もなく、ソケットから取り外すことができました。コレを思いつくまで、さてどうやってコイツを外してやろうかと考えていたので、コレは我ながらよい作戦だと思いました。(自画自賛)
こうやって、外す電球、活かす電球、それぞれを交換してゆき最終的にはメーターにセットしてゆきます。
下の写真のように、取扱説明書でランプの所在を探りながら(左右逆になっていることに注意)嵌めてゆきます。茶色は、警告灯など。黒は照明。青は、液晶の裏です。
この頃のクルマだと、燃料警告灯と充電警告灯は電球のママが安心です。(充電警告灯はLEDだと点灯してしまう事が多く、燃料警告灯は正確に表示しない事が多い)
わたしは、使用頻度(点灯頻度)も考慮して組み合わせました。
外した電球の中で特に煤けていたものです。
コレはメーター照明で頑張っていたものですが、さすがにここのところはメーターが暗いなと思っていました。
この電球の交換でどのくらい明るくなるのでしょうか。
とても楽しみです。
しかしその前に…
メーターを元に戻す
メーターを戻します。コレがなかなかの苦行です。要点のみ簡単に。
この手元の吹き出しにつながってるダクトを合わせるのがなかなか大変です。
180SX(シルビア)の痒い所に手が届く装備で、わたしもスキな装備なのですが、メーターベゼルとの連結でなかなかうまくいかず。
油断してるとポロポロ取れてしまうのです。
ここはイライラポイントです。
ほかにもイライラポイントはあるのですが、メーターベゼルについている「ハザードスイッチ」と「ライト手動操作スイッチ」を結線しないと、180SXはウインカーが出ないしリトラは勝手に出っぱなしになります。
という事は、ここの取付に不具合があれば、ちょっと厄介なことになりそうです(わたしの作業ではそれはなかったのですが)。
メーター脱着は、イライラポイントが多いのですが、破損させやすい所も多く、安全にかかわる所も多いので、落ち着いてやった方がイイんです。といいつつかなりイライラしましたが(笑)。
取り付けが終わったら
早速、点灯させてみます。
明るいメータが手に入りました。と同時に、ずっと気になっていた
〇オドメーターの薄くなる症状
〇水温計の不作動
は解消しています。修理業者さんが言うには、基盤が相応に傷んでいたようだ、とのことでした。
今回のシリーズは以上になります。次回、別の話題になります。次回もお楽しみに!
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