愛と誠
- 作者: ながやす巧,梶原一騎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/09/12
- メディア: 文庫
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http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/story.html?q=26fujizak20100726003
ロマンポルノ衝撃…早乙女愛さん急逝、シアトルで密葬
映画「愛と誠」などで知られる女優、早乙女愛(さおとめ・あい)さんが20日、米シアトルのワシントン大学病院で、多臓器不全のため死去したことが26日、分かった。51歳だった。体調不良で今月11日に入院し、治療を続けてきたが、容体が急変したという。23日に現地で近親者のみの密葬が営まれたという。
所属事務所によると、早乙女さんは実業家と結婚し、出産を機に女優を引退。8年前からシアトルに住んでいたが、2年前に離婚したという。
事務所では「女優を引退して10年を超え、また、日本を離れての生活も長きにわたっておりますので、ご遺族の意向もあり、このような形でのお知らせになりました」としている。
肉感的なヌードで男性ファンをとりこにした早乙女さんは1958年、鹿児島県生まれ。デビュー作にして代表作のひとつが74年の映画「愛と誠」だった。人気の同名漫画の映画化で、主演の西城秀樹の相手役として、4万人が参加したオーディションから選ばれ、役名を芸名にして映画デビューを果たした。
一躍、売れっ子清純派女優に躍り出た早乙女さんが、次に世間を驚かせたのが、83年の日活ロマンポルノ「女猫」(山城新伍監督)。主演した早乙女さんは惜しげもなくヌードを披露し、ファンに衝撃を与えた。その後も映画「北の蛍」でヌードを見せ、テレビドラマではレイプシーンにも挑戦するなど、役柄を広げてきた。
ところが、96年の東海テレビ昼ドラマ「はるちゃん」を体調不良で降板。その後は時折、映画にワンシーンのみ出演する以外、表舞台から遠ざかっていた。
『愛と誠』の原作を手がけた梶原一騎は、終生「女優」という生き物に固執し続けた人で、早乙女愛や白木葉子ら、自分の漫画のヒロインをそのまま女優にしてしまうという離れ業をやってのけたものでした。ちなみに天地真理も『太陽の恋人』という作品のヒロインと同じ名前ですが、こちらは天地側から「芸名に使いたい」と要望があったとのことです。
- 作者: 梶原一騎
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 1998/04
- メディア: 文庫
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「自分の作品のキャラクターを現実に」という梶原マジックは女優にとどまらず、タイガーマスクや『四角いジャングル』の赤星潮、ミスターXなんかも輩出していますが、この人たちのその後を考えると複雑なものがあります。
梶原一騎は早くに亡くなり、『女猫』監督の山城新伍や、ドラマ版『愛と誠』*1で太賀誠を演じた夏夕介も亡く、そして早乙女愛も彼岸の人となりました。昭和は遠くなりにけり、ですね。
- 出版社/メーカー: 日活
- 発売日: 2006/06/23
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