極道大学金時計 - 男の魂に火をつけろ! ~はてブロ地獄変~

極道大学金時計

藤井前財務大臣の辞任により、あらたに就任した菅直人財務相が、さっそく就任のあいさつをしました。


http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100108/fnc1001081911018-n1.htm

財務相が就任あいさつで、官僚に「けんかをしよう」と議論呼び掛け

 「けんかもしながら対話を」−。菅直人財務相は8日、財務省講堂で職員向けに就任あいさつを行い、目指す財務省の改革に向けて、さっそくユーモア交りに“ジャブ”を放った。

 菅財務相は、「マスコミはいよいよ“菅官戦争”が始まると期待している」と苦笑いしながら、厚生相(現厚生労働省)時代に薬害エイズ問題で官僚と激しく対(たい)峙(じ)した思い出や、自身の夫婦げんかを披露。「けんかをするとコミュニケーションがよくとれる」と語りかけ、財務官僚との活発な議論を呼び掛けた。

 痛烈な官僚批判を辞さず、財務省への切り込みを公言している菅財務相との初対面とあって、硬い表情の職員も目立った。ただ、菅財務相は「行政や官僚制度の改革は、決してけんか相手をやっつけようということではない」とも語り、鳩山政権が進める政治主導に理解を求めた。

菅:タイマンはったらダチじゃあーーーッ!

1980年代の少年チャンピオンで連載されていた、積木爆木村知夫の『Let'sダチ公』という漫画がありまして。番長コンビの主人公がいろんな学校の番長と戦い、タイマンはったらダチになる。まぁそんな漫画です。当時のチャンピオンは、70年代の黄金時代から90年代以降のスウィンギング時代との谷間にあたり、今となってはまったく漫画史に残らなかったような作品ばかり載っていたものです。


(芝田英行の『闇の密霊師』とか信じられないほどヘタな絵で、本当に誰が読んでるのかわかんないような漫画だったなぁ)


その後、大人になった主人公が母校に教師として赴任する続編『I'mダチ公』が連載されましたがそちらはそれほど注目されずに終わり、結局なかったことにして、別冊漫画ゴラクに『新Let'sダチ公』という続編が連載されました。こちらでは、掲載誌の性格を反映して主人公たちはヤクザになってましたが、ヤクザの世界では「タイマンはったらダチ」という単純な論理では通用せず、結局あまり注目されずに終わりました。


昨年の、週刊少年チャンピオン創刊40周年を記念した、旧作リメイク企画で読みきりが掲載されたときは、続編とかぜんぶ無視して、なんの説明もなく暑苦しい男たちが殴りあい「タイマンはったらダチじゃあーーーッ!!」のひと言で終わるという開き直りに近い豪胆さを見せてくれたものです。このときは、原作者(立原あゆみ)から木村知夫に渡された原稿には「タイマンはったらダチじゃあーーーッ!!」の一行しか書いてなかったといいますが、それで成立してしまうあたりは掲載誌の性格を反映していますね。


管大臣にも、マニフェスト「タイマンはったらダチじゃあーーーッ!!」の一行で済ませるぐらいの豪胆さがあれば、きっとこの難局も乗り切れる。はず。