赤松農林水産大臣のメキシコ、キューバ、コロンビア出張概要について
赤松農林水産大臣は、平成22年4月30日から5月8日までの間、関係閣僚とEPA・FTA等にかかる会談を行うためメキシコ、キューバ、コロンビアに出張しましたので、その概要についてお知らせします。 |
1.日程
1 メキシコ
- 5月1日(土曜日)
- 8時30分-10時00分マジョルガ農牧大臣
- このほか、遺伝子組換検査センター及び家畜疾病診断センターの視察、日系企業関係者と懇談
2 キューバ
- 5月3日(月曜日)
- 9時10分-10時10分 カブリサス閣僚評議会副議長
- 10時20分-11時20分 ロサレス農業大臣、コンセプシオン食料産業大臣
- 11時50分-13時30分 ロドリゲス外務大臣(昼食会)
- このほか、有機都市農園の視察、日系2世及び親日キューバ人等と懇談
- 5月4日(火曜日)
- 8時50分- 9時30分 マルミエルカ外国貿易・外国投資大臣
- 11時00分-11時30分 ベントゥーラ国家評議会第一副議長
- 12時30分-14時00分 ロサレス農業大臣、コンセプシオン食料産業大臣(昼食会)
- 14時15分-15時00分 ラウル・カストロ国家評議会議長
3 コロンビア
- 5月5日(水曜日)
- 9時00分-10時10分フェルナンデス農業・地方開発大臣
- 10時20分-11時10分 プラタ商工観光大臣
- 19時20分-19時50分 ウリベ大統領
- このほか、ルイス・コーヒー生産者連盟会長と懇談
2.会談の概要
1 メキシコ(マジョルガ農牧大臣)
- EPA農産品再協議につき、引き続き事務レベルで精力的に協議を継続していくことで一致。鉱工業品についても、再協議を進展させるよう申し入れ。
- 太平洋クロマグロ等の資源管理について協力していくため、両国間で協議していくことで一致。
- 捕鯨について意見交換。メキシコ側は、資源の持続的利用が証明できる範囲であれば捕鯨を容認と発言。(※メキシコは反捕鯨国)
- 気候変動、生物多様性等について協力していくことで一致。
2 キューバ=現職閣僚として初の訪問=
- 多収米、養殖など農水産分野の協力を拡大していくことで一致(カブリサス閣僚評議会副議長、ロサレス農業大臣、コンセプシオン食料産業大臣等)
- 食料自給率の向上が重要であることについて認識を共有(ラウル・カストロ国家評議会議長、ロサレス農業大臣等)
- 未払いの債権問題を解決するよう申し入れ、建設的な話し合いを行っていくことで認識を共有(ラウル・カストロ国家評議会議長、カブリサス閣僚評議会副議長、ロドリゲス外務大臣等)
- WTO、水産物の持続的利用、気候変動、生物多様性等で協力していくことで一致(ベントゥーラ国家評議会第一副議長、ロサレス農業大臣、マルミエルカ外国貿易・外国投資大臣等)
3 コロンビア
- 現在行っている二国間投資協定交渉を早期に妥結し、次のステップとしてEPA交渉の可能性を探ることで一致(ウリベ大統領、フェルナンデス農業・地方開発大臣、プラタ商工観光大臣)
- 検疫問題について、農業当局間の事務レベルで技術的な協議を行うことで一致(フェルナンデス農業・地方開発大臣)
- クロマグロ等水産資源管理で共同していくことで一致(フェルナンデス農業・地方開発大臣)
お問い合わせ先
大臣官房国際部国際経済課経済連携チーム
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