【書籍】
◆ウクライナのサイバー戦争 (松原実穂子, 2023/08/20)
https://www.shinchosha.co.jp/book/611007/
【詳細】
■◇■クリミア紛争 (2014)
■ロシアの情報戦 (米ランド研究所)
- 同じメッセージを繰り返し拡散(効果の長期化を狙う)
- ロシア系住民の恐怖心を駆り立てた
- ロシア系住民に怒りを抱かせた
- 善玉と悪玉を作り上げ、勧善懲悪の話とした
- ロシア系の間で出まわっている噂を裏付けるメッセージを流布
■ウクライナで当時人気のSNS
両SNSともロシアにサーバーがあり、ロシアが容易に盗聴可能であった
■TVの制御
- 2014/03/06 クリミアないのウクライナの放送局を停止し、情報を遮断
■ウクライナ軍の通信機能
- 通信機器が老朽化
- ロシア軍から恒久的に通信妨害(⇒非効率/使用不能)
- 個人の携帯を使って連絡
■教訓
◇通信インフラ防御の重要性
- 通信インフラの分散化
- インターネットサービスの事業者数は4900以上 (2021/12)
- 協力して通信インフラを抗堪化
- バックアップ用の運用センターの設置
- 衛星電話の従業員への配布
◇サイバーセキュリティ上、重要な政府機関
- CERT-UA
- 国防省 / ウクライナ軍参謀本部
- 国家特殊通信・情報保護局
- 保安庁
- 国家警察
- 国立銀行
- ウクライナ議会人権委員会
■◇■ワイパー (2017)
■NotPetya (2017/06/27)
- 65か国に感染
- 被害の 80%は、ウクライナに集中、2位はドイツ (9%)
- 全世界の被害額: 1兆4千億円強
- ランサムウェアを偽装していたが、ワイパー
- 攻撃ターゲットは MEDoc (税申告ソフト)
■◇■サイバー戦の予兆
■CNMFの派遣 (2018)
■CNMFの派遣 (2021)
【関連まとめ記事】
◆ウクライナ侵攻: サイバー攻撃 (まとめ)
https://war-log.hatenablog.com/entry/Ukraine_Invasion_Cyber_Attacks