愛犬との遊びが重大な怪我や事故につながる危険も…
お家の中でできる遊びを通して、愛犬と絆を育むことは大切です。しかし、遊び方を間違っていると、脱臼や関節炎などの関節への負担、骨折、擦り傷などにつながる恐れもあるので、注意しなければなりません。
お部屋の中で遊ぶときは、愛犬の体に負担がかからないように配慮した遊びを選び、なおかつ愛犬が安全に遊べるよう室内環境を整えてあげることも重要です。
犬との遊びでやってはいけないタブー5選
では、どのような室内遊びが怪我などの事故につながってしまうのでしょうか。犬との遊びでやってはいけないタブー行為を紹介します。
1.硬すぎるおもちゃで遊ぶ
犬の歯は人間よりも丈夫にできていますが、硬すぎるおもちゃを噛み続けていると、歯が欠けてしまったり、歯のエナメル質が剥がれてしまったりと犬の口内に負担をかけてしまいがちです。
最悪の場合は、歯の神経部分が剥き出しになるほどの怪我を負ってしまい、手術が必要な事態に陥ることもあります。
犬用おもちゃとして販売されているものであれば、多くが安全に製造されているので、犬用として販売されているおもちゃを選びましょう。
2.耐久性の低いおもちゃで遊ぶ
硬すぎるおもちゃは歯に悪影響を及ぼしてしまいますが、耐久性の低いおもちゃも非常に危険です。
遊んでいる際、強い力で噛んだ勢いで破損してしまい、オモチャのかけらで傷を負ったり、誤飲してしまったりする恐れもあります。
子ども用のおもちゃを与えている飼い主もいますが、子ども用おもちゃは犬の噛む力に対応しきれないので、すぐに破損してしまうでしょう。怪我につながりやすいので、与えないでください。
3.引っ張り合いで垂直におもちゃを引き上げる
ロープなどのおもちゃを使って引っ張り合いっこをする遊びは人気です。犬の狩猟本能も刺激してくれるので、ストレス発散にも良いですよね。
しかし、引っ張り合いしているときに、おもちゃを垂直方向に引き上げるように引っ張る行為は控えてください。
なぜならば、顎や首を痛めてしまったり、歯に大きなダメージを与えてしまい、歯が欠けたり折れたりする原因となるからです。
4.フローリングの上や階段で走り回る
フローリングの上や階段で走り回らせていると、思わぬ怪我につながる恐れがあります。
特に、フローリングの上はツルツル滑りやすいので、愛犬が転倒して脱臼や骨折につながる恐れがあり、大変危険です。
また、階段で昇り降りさせていると、階段を踏み外してしまい、転落してしまう危険性があります。犬にとって強い衝撃を受けることになり、骨折や脱臼、麻痺、最悪の場合、後遺症が残る恐れもあるので気をつけてください。
5.前足の脇を持ち上げて「高い高い」する
まるで赤ちゃんにするように前足の脇を持ち上げ、「高い高い」してあげる人がいますが、この行為は犬の関節や足の付け根、背中〜腰にかけて負担をかけているため、絶対にやめましょう。
また、この持ち上げ方は足が宙に浮いている状態なので、犬にとっても不安定で強い恐怖心wの与えてしまいます。暴れて転落してしまう危険性もあるので、正しい方法で抱っこしてあげてください。
まとめ
いかがでしたか。今回紹介した危険な遊び方の他にも、興奮状態の犬の興奮をより煽るような声かけや行動をすることも控えるべきです。体力を消耗させすぎてしまうと、体調不良につながったり、思わぬ事故につながる恐れもあるので、しっかり休憩を挟みながら遊んであげましょう。