果歩ちゃん - Komma usw.

Komma usw.

背後にクロチネさんがいる。

果歩ちゃん

 友人(ネットはしない子の話。これは本当にそうなので、このブログを読んだ時点で、もしもあなたが何か思っても、あなたを中傷したいわけではないことは知って欲しい)の行為に多く「でもそれはしちゃ駄目だよ」という気持ちと(そう云ったらあなたは私を疎むだろうね)と思うことと、(思えば私はずっとそのふたつの気持ちを抱えて出逢ったときから一緒にいたね)っていうどうしようもない、つまり結論として『私はきみに嫌われたら悲しいと思う程度には、きみのことが好きだ』という感情がないまぜになる曇りの日。正午、一時的豪雨。
 ときどききみの行為に対する批判の、己の心の刺々しさに慄いて、私は背骨がびりびりと痺れて眩暈に倒れそうになる。一瞬だけ。ほんの、一瞬。でもその一瞬は、脳溢血の瞬間なのかと疑うほど凄まじい。そういう嫌悪を感じるときの、その痺れのタイプが私の神経にはあってね。

(……でもそれは本当?)
(……お前はいつだって誰かに嫌われることをびくびく怖がる弱虫だろう?)

 救われない、友人に対する「そういうことするのどうかと思うよ」という気持ちと、私がそんなことを云ったらあなたは「ユラもやっぱり、あたしの感性の生き方を知ってくれない、センシティヴな感受性でしか生きられないあたしを批判する愚かな凡人だったんだ、バイバイ」と云ってのけるだろうことは、長期間過ごしてきたら分かるよ。そうやって周囲みんなを振り回してきたもんね。そしていちばんに自分を傷めつけたことなのかも知れないよ、それは、きみが傷みを感じているかも知れない。
 それから。
(私はそこまで意見しなければいけない存在なのだろうか?)という自問。

 ホリー・ガーデンを思い出した。

 


 果歩と静枝ってこんな感じなのかな、果歩が男たらしなのに過去の失恋に捉われ続けていることをもどかしく思う静枝と、果歩に振り回され相談相手ぶっているのに不倫をしている静枝に納得出来ない果歩?
 きっとそんなことを云ったら、果歩も静枝も嫌がることでしょう。
 どんな友情だって、どんな鋳型に入れられるのも嫌うでしょ?
(いや、型に嵌められる関係性の方が安心して「友だち」と呼ぶのが好きなひとだって存在するたぶん。少年ジャンプッ?)

 何をしたって良いようにも思う。他の人格(特にあなたの生んだ子もたち)を脅かさない程度にお願い。

 果歩ちゃん助けて。





       



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