
徳川家康が豊臣秀吉の臣下になった後に、秀吉は家康を不毛の地である関東に遠ざけます。そしてこのときに石川数正は秀吉から信濃10万石を与えられ、初代松本藩主になりました。ドラマでは出奔後の数正は秀吉からまったく重宝がられていなかったので、そこは史実とは異なります。

そして石川数正は松本に実戦に備えた雄大な松本城を築城しました。関東の家康の動きを牽制・監視するのが目的だったとされています。

松本城は当時のままの姿を残す貴重な現存12城のひとつで、国宝に指定されています。

裏切り者の石川数正の出奔をきれいに描くためには、確かに己が裏切り者の汚名を着てでも徳川家を守るという流れしかなかったと思います。実際に家康が石川数正の本意を知った場面は感動的でしたし、石川数正を演じた松重豊さんの重厚で寡黙な演技もよかったです。
番組最後の「どうする家康ツアーズ」ではこの松本城が紹介されていましたので、石川数正のドラマでの登場もこれで最後なのでしょう。

にほんブログ村

人気ブログランキング
