かつて控訴院(今の高等裁判所)として使われていた施設です。
写真では少しわかりにくいですが、玄関のひさし中央には、目隠しをした「法の女神」の顔が取り付けられています。女神が目隠しをしているのは、貧富の差や権力にとらわれない法の前の平等を示しているからといわれています。
エントランスも重厚で凝った作りになっています。
「刑事法廷展示室」は控訴院だった頃の法廷を復元した部屋です。
中央の吹き抜け部分は回り階段にステンドグラスなど、大正モダニズムの雰囲気が漂います。
外壁は札幌軟石とレンガを交互に組み合わせて積み上げる構造です。札幌軟石は札幌市南区で産出する凝灰岩の石材で、明治から昭和初期にかけて札幌や小樽近郊の建物の建設資材として用いられました。
2020年には国の重要文化財に指定されました。入場は無料です。
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