今回はパソコンと外付けハードディスクの転送速度の話・・・私は
外付けハードはバルク商品という安い裸のハード(今や1TBで6千円台)をいくつか所有していて、
クレイドル式というハードを差し替えられる機械(写真のもので3千円)をパソコンに接続していろいろなハードディスクを差し替えて使い分けています。
まさしくUSBメモリーを差し替えるくらいのお手軽さです。
今、パソコンと機器の接続は
USB接続がほとんどです。メモリーやプリンター、外付けハードなどほとんどUSB接続です。それは正確に言うと
「USB2.0」という規格です。(昔はUSB1.0でした)
それに対して数年前から
「eSATA」という接続規格が登場しています。私の外付けハードは「eSATA」接続もできます。USBとはケーブルの差込の形状が違うので
eSATA用の差込口のあるパソコン(ここ数年のであれば背面あたりにあると思います)とeSATAケーブルがないと使えません。メリットは
USB2.0よりも転送速度が速いことです。
そしてさらに今年になって出始めたのが
「USB3.0」です。これは
さらに転送速度が速い。形状はUSB2.0と同じですが、だからといって今のUSBケーブルを差しても効果はありません。パソコン側も接続する機器側もケーブルもUSB3.0に対応している必要があります。
で!新し物好きの私は外付けハードでUSB2.0、eSATA、USB3.0の3通りの接続ができるようにしました。
肝心な速さの違いですが、PC雑誌に載っている
理論値はUSB2.0を1とするとeSATAは5倍、USB3.0は10倍の速さということになっています。そこで私は
実際に速さを比較しました。
たまたまあった
2.3GBの画像ファイルをそれぞれの接続の仕方で、コピーして、実際にかかった時間を測りました。(各2回試行の平均時間です)
コピーにかかった転送時間は下の通りでしたUSB2.0:125秒
eSATA : 30秒
USB3.0: 50秒ということは
eSATAは4.2倍、USB3.0は2.5倍ということになります。
いずれもUSB2.0よりも高速なのは事実です。eSATAは理論値5倍に近いですが、USB3.0は理論値10倍よりはずいぶん低く、eSATAよりも遅くなりました。
理論値に近いのならUSB3.0ならば遅くとも20秒くらいかなってけっこう期待していたのですが。結論(あくまで私見)①USB3.0製品はまだかなり割高です。それでも今の10倍の速さになるならと思って期待して買うと実は2~3倍どまりくらいということもある。
②USB3.0はまだ新製品パソコン以外は標準装備はないはず。必要なら増設。今あるUSBはたぶんUSB2.0の差込です。デスクトップもノートもUSB3.0のポート増設は簡単ですが、4千円程度はかかる。
③eSATAはそれなりの速さは期待できる。ただ今のパソコンにeSATAの差込があるかを確認すること。
④USB3.0は確かに期待通りの速さは実現していないが、今後性能は上がると思う。そうするとこれまでのUSBと規格が同じなので主流になっていくでしょう。そのときにeSATAは廃れるかも?今eSATA製品をそろえるのもやや不安。(ビデオのβのようにというと言いすぎかな)
⑤ということで私のように飛びつくのは控えて、USB3.0が性能がもう少し理論値近くまでアップしてくるのをもう少しだけ待ちましょう。今回は風景写真もなく、またさしてどうとない内容で、人によっては難解な内容でもあり、すみませんでした。
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