ところで、対局会場の仁和寺の二王門は立派な門で京都三大三門のひとつとされています。高さ17.8mあり、左右に大きな金剛力士像が配されています。現在の二王門は江戸時代に建てられました。
あと2つの京都三大三門は知恩院と南禅寺の三門です。
知恩院の三門は高さ24m、横50mの巨大な門です。20段ほどの石段の上のあるので、より大きく見えます。江戸時代初期に徳川秀忠により建てられました。
南禅寺の三門は高さ22mあり、歌舞伎で石川五右衛門が門の上から満開の桜を眺めて「絶景かな、絶景かな」と叫ぶ場面は有名です。初代の門は室町時代に焼失しましたが、江戸時代初期に藤堂高虎により再建されました。
これらが一般に言われる京都三大三門です。ただ仁和寺の二王門に代えて東福寺の三門や東本願寺の御影堂門(下の写真)を加えるケースもあります。
東本願寺の御影堂門の高さは27mもあり、仁和寺・知恩院・南禅寺の門よりも高いです。そもそも何をもって「三大」とするかという明確な基準があるわけではないので難しいところです。
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