でも、これほどバランスが取れて美味しいブレンデッドもそうないと思います。あまったるくなく、辛口でしかもラガヴーリンほど癖がない。これなら毎日飲んでも飽きずに飲めそうな気がします。
綺麗な琥珀色。これぞまさにザ・ウィスキーといった感じです。オークションでもそほど高くなく、現在でも手に入れることができます。ストレートで良し、水割りで良し、ハイボールも美味しい。オールマイティなブレンデッドです。
映画監督の黒沢明監督が愛したことでも有名な、ホワイトホース。最近、ともすればウィスキーが主役を張りたがる世の中ですが、脇役でも大切な役割を果たしてきたような気がするお酒です。
現在、日本のウィスキーは、少しでも人気が出るとバカみたいな値段でプレミアムになったり、全く手に入らなくなったり。
難しい流通事情とか需要のバランスの問題もあると思いますが、是非関係者一同には2~3千円でこのボトルを買っていただき、味わい、ウィスキーの根本的な意義を考えて欲しいと思います。
今この文章を書きながら、グラスに2杯目を注いだところです。澄んだ麦の香り、程よいスモーキさとコクのある味わい。ドライだけど後味はやや甘めでもくどくない。
日本酒でも一番価格帯の安い真澄や立山、浦霞などを気兼ねなく飲んでいる感じです。 紙パックの日本酒や何リットルも入っているハイボール用のウィスキーでは決して味わえないごちそうのようなウィスキーではないでしょうか。
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